きらく堂日記

鍼灸師の喜楽堂が日々の出来事、過去の思い出、趣味にまつわる話などを綴った日記帳(=雑記帳)です

出雲への小旅行

2010年12月16日 | 旅行
なんとか仕事の都合をつけて女房と二人で出かけた2泊3日の出雲への小旅行
山陰地方への初めての旅で、目的は出雲大社、松江城、宍道湖に島根県立古代出雲歴史博物館を見ることで、ほんとはもっと見たいところもあったが何しろ日数が無く・・・。

羽田から米子空港へ。
米子鬼太郎空港という名前はちょっと感心しないが、後先を考えずに流行りに乗っかるのが日本人の特質でもあるので、まあしょうが無いか。



空港内のモニュメント

松江城は昔のままで残されている12天守の一つで、全国に多くあるコンクリート造りの天守とはことなり、いかにも歴史を感じさせる作りですばらしかった。



明治の初期に国内のほとんどの城が壊されたと聞くが、もったいない話である。この時代には日本刀や仏像や絵画やその他の多くの文化財が国外に流出してしまった訳で、スクラップ アンド ビルドを得意とし過去の遺産を粗末にする日本人の性質は今も変わりないようだ。

松江・出雲の観光には空港リムジンバスを含めたバスや電車の3日間乗り放題や施設への入館料の割引が付いた「縁結びパーフェクトチケット(3,000円)」が絶対お得。
松江城、小泉八雲記念館、武家屋敷、堀川めぐりなどを楽しんで、宍道湖畔のホテルに宿泊。

宍道湖の夕陽も綺麗だった・・・名物のシジミも美味しかった・・・が、宍道湖のアオコは何とかならないものだろうか。湖全体が緑の小さな藻(アオコだと思うのだが)におおわれていて、その浄化のために、国土交通省管理の浄水設備も湖畔に設けられていたが、こんな設備ではとてもこの大きな宍道湖浄化はムリムリ・・・と思わせるほどのものである。
生活用水が湖に垂れ流されている結果だろうが、地方都市で何とかできる問題ではないと思われる。



夕暮れの宍道湖



翌朝のホテル前の水面には多くの小舟が集まっていて・・・ゲゲゲ!こんなとこでシジミを採っているのおおおお~!?



船の上から長い竿に付けたカゴで湖底をさらっているが、中には胸まで水に浸かって漁をしている人もいて・・・寒そう。

冷たい水に浸かって漁をしている方たちには失礼ではあるが、昨夜食べたシジミはこんな街中で・・・ホテルの真ん前で・・・採っていたのか!、はっきり言って見なければ良かったな~。

気分を変えて、一畑電車で出雲へ向かう。
出雲大社(いずもおおやしろ)は静かなたたずまいで、観光客もそれほど多くなく、ゆったりお参りができたが、実は現在本殿の修復中であり、本殿は観ることができなかった。





出雲大社に近接した古代出雲歴史博物館で、お目当ての国宝の銅剣をはじめとする出土品や出雲大社本殿の変遷を示すスケールモデルなどを観て古代日本の姿に少しは触れることができ、満足満足。
歩き疲れた体は玉造温泉で癒して、極楽極楽・・・。
翌日は帰りの飛行機の待ち時間で庭園の美しさで世界的に有名な足立美術館を観ようと思ったが、旅館近くから出る無料送迎バスが満員で乗れず、時間的にも余裕が無く残念だがあきらめる。
また行く機会もあるでしょう・・・きっと。

兎にも角にも一緒に行ってくれた女房に「だんだん」でした。

<鍼灸マッサージサロン・セラピット>



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