きらく堂日記

鍼灸師の喜楽堂が日々の出来事、過去の思い出、趣味にまつわる話などを綴った日記帳(=雑記帳)です

風林火山

2007年06月18日 | 居合・日本刀
NHK大河ドラマ「風林火山」を楽しく見ています。家での一番人気は山本勘助役の内野聖陽ではなく武田晴信役の市川亀次郎です。内野聖陽は「蝉しぐれ」の抑えた演技がすばらしかったが、今回はチョッとやりすぎ、力みすぎの感があります。まあ、演出の差なのでしょうが・・・。亀次郎は晴信の鬱屈した人間像を良く演じて、格調があって、口跡も鮮やかでいいですね。Gacktの長尾景虎が前回ちょっと出ましたが 今後期待できますね。景虎のもつストイックさ、ある意味での異常性・・・がうまく出せれば良いですね。他の役者さんでは、竜 雷太が最近すごく良くなって来ていますね、加藤 武を超えていますね。他のドラマでも最近多く見かけるようになって、良い味を出してますね。若いときは大根だったのに「釣りばか日記」に出るようになってから一皮むけたかな・・・。千葉真一はよく頑張っていますが、チョッと演技が臭いかな。
 さて、山本勘助は軍師として有名ですが、出所は江戸初期に書かれた「甲陽軍艦」で、この本の史料性が否定的になっている現在では、似たような人がいたとしても、武蔵坊弁慶と同じように英雄伝説に類する存在であろうと思いますね。それにしてもあの時代の、甲斐の武田、越後の上杉、相模の北条、駿河の今川を取り巻く戦国武将たちが織り成す時代絵巻は、何度みても、読んでもわくわくしますね・・・。写真は近世具足の代表の越中頭形兜(えっちゅうずなりかぶと)です。ドラマでもよく出てきます。

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