ガス灯館とくらし館の間の野外に小山のような機械が展示されて
いた。これが石炭からガスを作る「コークガイド」と、その奥には
「乾式脱硫器」という機械である。
ガスは始め、石炭を炉の中で約1,300度で一昼夜蒸し焼き(乾
留)にして製造されていた。炉の中にはコークスが残って製鉄など
に利用されたり、ガス精製の過程で硫黄分を取り除いてタールや硫
安なども作られていた。その石炭は1950年代半ばまで原料の中心
となっていた。
また、時代と共に石炭から安価で入手しやすかった石油へと移り、
1970年代に入るとガスの原料はクリーンな天然ガスが使用される
ようになる。
このコークガイドは、1930年から1971年まで鶴見の第1・第
2室炉用として活躍。また、乾式脱硫器は石炭ガスの精製工程のう
ちで、硫化水素等を除去する装置として活躍していた。
(小平市大沼町2-590)
乾式脱硫器
いた。これが石炭からガスを作る「コークガイド」と、その奥には
「乾式脱硫器」という機械である。
ガスは始め、石炭を炉の中で約1,300度で一昼夜蒸し焼き(乾
留)にして製造されていた。炉の中にはコークスが残って製鉄など
に利用されたり、ガス精製の過程で硫黄分を取り除いてタールや硫
安なども作られていた。その石炭は1950年代半ばまで原料の中心
となっていた。
また、時代と共に石炭から安価で入手しやすかった石油へと移り、
1970年代に入るとガスの原料はクリーンな天然ガスが使用される
ようになる。
このコークガイドは、1930年から1971年まで鶴見の第1・第
2室炉用として活躍。また、乾式脱硫器は石炭ガスの精製工程のう
ちで、硫化水素等を除去する装置として活躍していた。
(小平市大沼町2-590)
乾式脱硫器