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愛を振りまき生きる人

2012-04-18 20:11:04 | Weblog
昨日、バイト先で、1人の おばあちゃんに、私がランチを持って行った。

すると、その おばあちゃんは、左の こめかみ をハンカチで押さえていた。

「ご気分でも お悪いんですか?」と訊くと、おばあちゃんは「いやいや、事故の後遺症でね…」と、まだ こめかみ を押さえている。

「冷たい おしぼり でも、お持ちしましょう」そう言うと、おばあちゃんが「冷やしたら あかんのよ。温めた方が いいの」と言われたので、「では、温かい おしぼりを お持ちしましょう」と、すぐにホットボックスから温かい おしぼり を お持ちしたのです。


おばあちゃんは、ゆっくり ゆっくりランチを召し上がって おられました。その間も、おしぼり で こめかみを押さえています。


ずいぶん時間が経って、おしぼり も冷えてしまっただろうと思い、仕事の合間をみて、私は再び 新しい温かい おしぼり を持って、おばあちゃんの元へ行きました。

「おしぼり、お取り替えしましょうね」

すると初めて おばあちゃんは顔を上げて、私の方を見てくれた。そして「いやぁ~、ご親切にねぇ~、ありがとう。あなた、日本人? そやろねぇ~、よく気がつきはるわぁ~、ありがとう、ありがとう」と、私の名札と顔を交互に見て、たいそう喜ばれていた。



お会計の時も、私がレジに立った。おばあちゃんは、また私に お礼を言ってくれた。「ほんとうに、こんなに親切にしていただいて、ずいぶん楽になりましたよ。ありがとうね~」そして お帰りに なられました。



だいぶん経って、急に店長が私に こう言ってきた。「なんか、おばあさんに したの?」怒られるのかと思ったけど、仕方ないから名乗り出た。「はい。おしぼりを ですねぇ~」私が説明をする間もなく、店長が納得したような顔をして こう言った。

「そうか、誰のことかと思った。店間違えたんかと思たよ。『春田さんに親切にしてもらった』って、言うてはったから…」



どうやら おばあちゃん、よっぽど感動してくれたらしく、しばらくして店に戻り、店長に私のことを ほめに来て下さったようなのだ。ただ…私の名前は『春田』では、全くもってないのである。(=_=;) かすりもしてない。なんか、すごいな。



おばあちゃんの事故の後遺症、かなり ひどいんじゃないだろうか…心配だ。
なぜか私は『親切な春田さん』に なってしまった。まっ、いっか。


お年寄りは大事にしましょう。('-^*)

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2 コメント

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春田さん (Yuri-na)
2012-04-19 12:20:05
きっと愛ちゃんの優しさが→あたたかさ→春を連想させて→春田さんとなったでのは?
私も祖母と長く一緒に暮らしていたので おばあちゃんにはついつい目がいっちゃうの おじいちゃんごめんなさい 
それにしても そのおばあちゃんが愛ちゃんに「あなた日本人?」と聞かれたのはどういうわけだったのだろう 気になる 愛ちゃんの風貌が異国風だったのか
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いやいや (愛×2)
2012-04-19 19:55:36
単に、中国人も働いている中華料理店だったからでしょう。 だけど年をとると、おじいちゃんなんだか、おばあちゃんなんだか、わかんないほど顔が似てくるよね?!あれって、何なんだろうか…???(°∇°;)
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