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一恵と一郎

2012-02-27 22:20:30 | Weblog
昨日、バイト先で家族連れの お客様に、帰り際に声をかけられた。

「愛ちゃんよねぇ?!」

失礼ながら その女性、見覚えが全くない。正直に

「スイマセン…誰?」

と訊くと、

「私よ、一恵」

なんと、中学・高校の同級生の一恵ちゃんだった。一恵ちゃんは中学の頃、かなり太っていた。逆に私は その頃ガリガリで、今は逆転していて、お互いに わからなかったのだ。


一恵ちゃんの名字は、珍しい名字で三文字だ。私の通う接骨院に、その三文字の名字で、名前が《一郎》という おじちゃん が来ていた。『この三文字の後に《一》がつくなんて、ひょっとして…』と思い、おじちゃん に、一恵という名前に心当たりは ないかと訊いてみたら「一恵はワシの娘やけど…?」という返事が返ってきた。やっぱりなぁ~、おじちゃんは一恵ちゃんの お父さん やったんや!(≧∀≦)

おじちゃんは、いつも私と同じ曜日の、同じ時間に接骨院に来ていた。下着のシャツにステテコ姿で、揉んでもらった後は、1人で運動やストレッチなんかも していた。



「お父さんと接骨院で よう会うよ。一恵ちゃん、結婚して名古屋にいるらしいね」


私が そう言うと、一恵ちゃんは一瞬 固まった。そして、こう言ったのだ。



「父ねぇ、亡くなってん。1月に…」



めちゃくちゃビックリした。あんなに元気な おじちゃんが、なんで急に?!
(TOT)


「食道癌。もう わかってたことやから」


一恵ちゃんは先月お父さんを亡くしたというのに、気持ちも しっかりしていて、一緒にいた お母さんも ニコニコしていた。すごいなぁ~。


食道癌というのは自覚症状もなく、見つかった時には手遅れという事が殆どだそうだ。


「うちの父親も心臓で入院して、来月 手術するんよ」と言ったら、サバサバした顔で一恵ちゃんは言った。「私ら みんな、もう そういう年に なったって いうことよ」 確かに そうだなぁ~。同い年のnannanも、5年前に心臓のバイパス手術をした お父さんが、その後 肝臓癌に前立腺癌、今回は腎臓で入院したとか…。どこも同じか…。



一恵ちゃんと偶然 会ったのは、神様からの何らかのメッセージのような気がした。父親に病気が見つかってから、自分自身のことも見つめ直すように なった。全然アカンとこばっかり見えてきて凹むけど、凹むには遅すぎる年なのだ。しっかりせんとね!


風邪だけは、しっかり やっつけたぞ。今日は体調バッチリだ。なのに お店は、閑古鳥が鳴いている。なかなか うまくいかないなぁ~。


おじちゃん、天国で どうしてるかなぁ~。ステテコ姿で、ストレッチ頑張ってるかなぁ~。

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