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ちょっと前のアカデミー賞

2008-03-22 09:16:02 | Weblog
昨日はヒマだったので、ちょっと前に行われたアカデミー賞を録画していたのを、カウンター席に座り(@_@)じっくりと観ていました。なにせ字幕だから、仕事中は訳わかんないのよね(^。^;)

いつも思うことは、アカデミー賞の司会の方のトークや、受賞者の方々のコメントがとてもユニークだということ。このユーモアのセンスは、私達 日本人も身につけたいものですね。

中には お話がおもしろいだけではなく、観ている人に勇気を与えてくれる力強い言葉もあり、これが私がアカデミー賞を毎年楽しみに観る理由の一つでもあります。

昨年だったか、ちょっとお名前をど忘れしましたが、黒人の受賞者が「貧しい地域に生まれ育っても、夢は叶うんだ!」と言って、会場で観ているウィル・スミスまでもが目を潤ませていたのが今も印象に残っています。ハル・ベリーも受賞のコメントで「この賞をすべての有色人種の方々に捧げます」と、泣きながらトロフィーを高く掲げました。やはり黒人の方々はハリウッドでも苦労をされて、人一倍見えない努力をしてスクリーンに出ているのですね。

「運に見離されていて、自分の度胸だけが頼りという人たちへ。 夢は叶います!」こう言った人もいました。(彼は白人でしたが)どんなスターも初めっからスターではないのですね。きっと数々の挫折や屈辱を、人の何倍も受けてきたのでしょう。だから今が輝いているのです。

今年 初ノミネートで主演女優賞に見事輝いたマリオン・コティヤールの感動のシーンには涙が出ました。《エディット・ピアフ~愛の讃歌》は私、映画館に観に行きました。ピアフのストーリーは知っていましたが、それでも観ていて涙が出ました。若くて美しいマリオン・コティヤールが、ピアフそっくりのメイク、姿勢、目線で本当に素晴らしい演技でした。彼女自身、何ヶ月もピアフを演じることにだけ集中していて、私生活は無かったそうです。撮影が終わった後、どうやって自分に戻ればいいのか、わからなかったほどだそうです。

歌曲賞の受賞者、M・イルグロヴアは、アクシデントでマイクの前に居ながらにしてコメントできず舞台を降りますが、司会者から再度 舞台へ呼ばれこう言います。
「私がこうしてここにいて、この賞を受けているということは、どんな夢も叶う!という証明になります。チャンスは誰にでも訪れます。あきらめないで。夢は叶います!」

どうですか?アカデミー賞の舞台に立っている人達は、私達とは違う一握りの人間でしょうか。
誰にも悩みがあり、辛いことがあります。乗り越え、乗り越え、強くなっていきます。辛い時、言葉をかけてくれた人、背中を押して応援してくれた人、励ましてくれた人、いつも見守ってくれている人、支えてくれている人、そんな人が誰の前にもいるんです。そんな人達のおかげで助けられているのです。感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。アカデミー賞の受賞者は必ず周りのスタッフや脚本家、監督、そして家族に感謝を述べます。私達も愚痴ってばかりいないで、そんな周りの応援団に恥をかかせないように、前を向いてしっかり頑張っていかなくちゃね( ^ー゜)b