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21世紀の国富論 △ 問題提起まで良いけど対応策は物足りない。

2012年05月30日 23時03分03秒 | 読書評
21世紀の国富論
原 丈人
平凡社


ベンチャーキャピタリストが書いた本。

ROE 株主資本利益率を第一至上主義にしている投資形態が
ベンチャー企業を育成するベンチャーキャピタルの本来の
意味を阻害している。

企業は株主の利益を優先する現状に、企業の生み出す新たな産業
製品の開発にブレーキを掛け、収益の悪い事業、資産などの売却益
を株主に配分するリストラに固執する投資体質の改善対策が必要と
指摘する。これは賛同できる。

本来の企業の社会的貢献というものを基本に根差し、新しい産業の
発展を目指す必要があるという主張は、同意できるが、5年前の
本だけに、その主要産業が、PCに代わるPUCと呼ぶ携帯端末
今のスマホを日本の基幹産業として世界に打ってでる著者の方策
は、Iphoneのある現状を見ると寂しさを感じてしまう。

問題提起までは、納得感あるが、その打開策は、5年前だと新しいが、
今の状態からは、拍子抜けを覚える。

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