道は開ける 新装版 | |
デール カーネギー,Dale Carnegie,香山 晶 | |
創元社 |
カーネギー 2冊目の本を読みました。
最初の「人を動かす」が非常に印象に残る良書だったので、それと
比較すると少々インパクトに欠けるが、最初が非常に良すぎたので
客観的には、良書です。
悩みや問題解決のための多くの事例とそれに対応するための
方法や考え方、捕らえ方が書かれているので、こんなことが問題だ
悩みが・・・等が実際に起こった場合には、本書を紐解いてみると
類似するようなもの、ヒントになるものがたくさんあります。
悩みや問題は、いつも自分のなかで多かれ少なかれ起こるもので、
そのひとつひとつを考えだして、追いすぎると体が持たなくなるので
自分も本書にあるような、問題、悩みを整理してあまり深追いしない
ようにしている。
日頃自分も問題等の対処については、カーネギーの次ぎに記している
ものと似ているので、納得感があった。
1. 1日の枠を精一杯生きる
これは、偶然にも小学生のころの恩師の言葉と似ている。
あの当時、恩師は明日は何があるかわからないので、今日一日で
できることは、最善を尽くして努力するようにというようなことを
日々仰れていた。
当時の私には、影響が大きく、そのとおり実践していたら、周りが
変化し、自分も良い結果を不思議と生むことができた。
2.悩みを解決するための方法
悩みの原因は何か分析
起こりうる最悪の事態はなにか
やむ得ない場合、最悪の事態を受け入れる腹のくくり
最悪の事態になれば、ここからは上るだけ。好転させる努力を怠らない。
この辺も20年ほど前は、問題、悩みについて、明確な分析やリスク
をやらないままで、どうしようどうしようとうろたえていた時期が
あった。著者が書いているとおり、問題、悩みにひどく時間を費やして
も良い結論がでないことが多い。
その内、経験の引き出しが増え、あまり細かいことを悩まなくなった。
悩むためのエネルギーと時間が無駄だから。
それであれば、問題悩みに対し、リスクを考え、どうしようもない
ことについては、腹をくくって、受け入れてそこからまた対処する
ようなことで、少しずつアクションを進めた。
この本に書かれている対処 解決方法は理にかなっている面が多く、これから
も何度が紐解きたいと思う。
これらの解決策は、著者も言うように、読むだけでなく、実践して体が覚える
ような形で、実際に使わないと好転していかないと思う。