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目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

そもそもどうしてインド?

2019-02-09 | 日記
雪が降りました。

でも少しだけ。

太陽が出ないので寒い一日でした。


夜になるとなんだか昼間より暖かくなったような気がします。

本業がやっと一息ついたので

寒い日をぬくぬくとストーブにあたりながらインド旅行の思い出などに耽ることができています。

ありがたいですね。


昨日は初めて泊まったホテルのことを思い出しているうちに

筋向かいのホテルの名前まで思い出してしまいました。

もう四十年近く前なのによく思い出したものです。

日本人の旅行者の間ではよく知られた安宿でした。

きっとあの当時インドを旅行した人は泊まったことがあるはずです。


そもそもどうしてインドに行きたいと思ったのか?

以前の記事でインド帰りの知人から旅の話を聞いて

インド人に興味を持ったこともありましたが、

若き頃仏教に興味を持っていた私は

ブッダが悟りを開いた場所としての認識がありました。

なんとなく当地を訪れることにロマンを感じたのです。

今ならアニメ好きの皆さんが物語の中の

象徴的な場面などを訪れるでしょう。

アニメの聖地なんて言い方をしているようですが、

私にとってはブッダが悟りを開いた場所こそまさに聖地なのでした。


聖地巡礼という意味もあったのでしょう。


それにしてもホテルパラゴン、


よく思い出しました。

また暇があればインドの楽しかった思い出話書いて行きたいと思ってます。

お楽しみに。


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インド一人旅の思い出・安宿街

2019-02-08 | お題

前回カルカッタの街の話を書いたら

突然自分が泊まったゲストハウスの筋向かいにあった

ホテルパラゴンのことを思い出しました。


大きな街には宿泊料金の安い宿が集まった場所があります。

私が泊まったのはホテルモダンロッジ。

一晩の部屋代は二十ルピーでした。

当時一ルピーが二十二円くらいの換算だったと思います。

その頃は円もまだ安かったのですね。

私の部屋は日本円にすると四百四十円、

向かいのホテルパラゴンは確か十ルピーくらいで泊まれたような気がします。

二十ルピーの部屋にはシャワーがついてますが、十ルピーの部屋は共同のシャワーです。

あと、パラゴンにはドミトリーもありました。

ドミトリーは相部屋という意味で

大きめの部屋をカーテンで仕切ってベッドを何台も並べたようなのが大方でした。

さすがに私はドミトリーに泊まったことはありませんが、

ホテルパラゴンで初めてドミトリーを見た時に、ちょっと無理だなって思いました。

何しろカーテン一枚向こう側は見ず知らずの他人ですよ。

寝返り打つのだって聞こえるのです。

旅の日々は楽しいけれど疲れます。

楽しみながらしかしいつも緊張しています。

だからせめて夜くらい、鍵をかければ一応安心な環境で寝たいものです。

その環境を得るのにあと百円余分に払えばいいだけなんだから、

何も無理して節約する必要はありませんよね。


ところが、初めて行ったインドの初めての街で

そのドミトリーに一年も暮らしている日本人がいました。

パスポートも売っちゃった、とか行ってましたっけ。

あの人はいつか日本に戻ってきたのでしょうか?

なんどもインドに行くようになってから知ったことですが、

この国では彼のように沈没してしまう人によく会いました。

日本人では二、三人いましたね。

自分の居場所はベッドの上とその周りのわずかな空間だけなんですよ。

そこで一年間暮らしているといってました。

布一枚を腰に巻いて持っているものは布袋ひとつ。

楽しそうに微笑みながら旅行者と朝な夕なにお喋りしているのです。

ちょっとうらやましくなりました。

そんな人生もいいかもしれない、そう思ったような気がします。



朝、朝食をとるのはホテルの近所の旅行社向けレストランです。

そこへ行けばお客は皆旅行者ですので色々と旅の情報が聞けました。

日本人旅行者と出会って日本語でおしゃべりする楽しみも

こういう場所があったからです。

旅行者といっても当時インドを旅しているのはほとんどが男性でしたね。

それとやっぱり若い人がほとんどでした。

いかに安く旅をするか、それが自慢の旅人が案外多かったので

ホテル代二十ルピーというと、

リッチだね、なんて言われたものです。


街で知り合ったそんな旅行者が泊まっていたのがホテルパラゴンです。



たいていの旅行者はカルカッタには長居しませんでした。




当時のガイドブックには大都市は危ないから早く出た方がいい、なんてそんなお勧めが載っていました。


だから私もそんなつもりでいたのです。

ところが計画は航空会社の手違いで台無しになってしまったわけです。

でもそのおかげで、長期滞在の楽しさを覚えることができました。






インド滞在中いつも思ったものですが、

この国は私にとって魔法のような国でした。


自分の身に起こることには全て教えが隠されているのです。


三十八年前、まだこの国にはトイレットペーパーが普及していませんでした。

インドの人たちは今だって昔のまま紙は使っていないはずです。

それを知っていたので自分で一つは持参したのに、

それはどこかへいったままの荷物の中でした。

マーケットでやっと見つけた外国人用のトイレットペーパーは二十ルピーもします。

トイレットペーパーとホテルの部屋代が同じ値段ですよ。



仕方がないので

トイレはインド式で済ませるしかありません。

初めは、えー手で洗うの?

できるかなーって、ちょっとした戸惑いがありました。

でもやってみると紙を使うよりも清潔感があることに気がつくのです。

洗った手もその後石鹸でよく洗えば、綺麗になっています。

よくよく考えると、

この習慣悪くない、とすっかりインド式のファンになってしまいました。


ミネラルウォーターもその頃は売っていませんでした。


生水は飲んではいけないと注意されていましたから、

レストランで頼む飲み物にも苦労しました。

日本と同じようにサービスの水を運んできてくれるけれど、

素性のわからない水は飲まないようにしていました。

頼んだのはいつもレモンソーダ。

日本では馴染みのない無味無色の炭酸水にカットレモンがついていて

それを絞って飲むのです。

注文すると

ウェイターが栓を抜いた炭酸水のボトルに

フニャフニャのストローをさして運んできました。

ストローが見たことがないほどフニャフニャでした。

飲んでいる途中で潰れてそれっきり吸えなくなったりしましたね。

面白かった。

日本人と会うと、そんなインドのあるある話で盛り上がったものです。


コカコーラも売っていませんでした。

あるのはリムカとカンパコーラという名のコカコーラ風のものだけです。


だからいつもレモンソーダ。

でもこれが熱いインドではさっぱりとして美味しいと知ったのも

選択がなかったからですよね。

そんなこんなで驚くことがいっぱいのインドの旅は始まりました。

五日後にやっと荷物を受け取ってこの街を出ることになったのです。
















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インド一人旅の思い出・カルカッタ

2019-02-06 | お題

久しぶりにインド旅行の思い出話をいたしましょう。

初めての一人旅でインドのカルカッタに到着した時、

航空会社の手違いから荷物が受け取れなかった私は、成り行き上カルカッタの街に

五日間滞在することになりました。

ーその経緯については記事が別にあります、よかったら読んでみてください。ー

その間、持って居たものは手荷物だけ。

中にはガイドブックと筆記用具など、

小型のショルダーバッグには

そんなものしか入って居ませんでした。

なんとか目指したゲストハウスにたどり着き部屋を決めて

いざベッドに横になっても

体を覆う布一つありませんでした。

寝袋だって持ってきているのに、ボンベイまで行ってしまうなんて

考えもしませんでした。

最初から想定外のことが起こる旅の始まりです。

あの時の心細さは今でも忘れられません。

何しろね、ベッドに横たわって、体に何もかけずに眠るってなんとなく落ち着かないものでした。

薄布一枚でもあると違うと思います。

読者の中には

え?ホテルなのに布団もついてないの?と

思われる人もあるかもしれませんが、

インドの安宿にはベッドと枕があるだけってところがあります。

ブランケットがついているところもありましたが、

信用できない、という情報がガイドブックには書いてありました。

ナンキン虫とか、そう行った虫に刺された旅行者に出会ったこともあります。

その上安宿は水のシャワーです。

カルカッタはわりと南に位置しているので水でもOKですが、

デリーなんかだと一月二月は結構寒く、若い時はそれでもできましたが今はとても無理。


ただそんなところは、お湯を頼むことができるのがインド。

初め何のこっちゃ、と思ったホットバケツなるものは

バケツに入れたお湯をシャワーールームに運んでくれるというものでした。

私はこのサービスが案外好きでしたよ。

小さな桶がついていてそれで水道の水と湯加減を調節しながら自分好みの

湯温で頭からかぶれるというのが気に入ってました。

バケツ二つ分のお湯をいかに効率よく使おうかと、

頭を使ったのも楽しい思い出です。


初めての異国の夜はその身ひとつをベッドに横たわらせて過ごしました。

旅の始まりから起こるハプニング、

これから何が始まるのか、期待と不安でドキドキしながら

疲れた体はいつしか深い眠りに落ちていきました。


翌朝、目が覚めた後朝食を摂りに街へと一歩を踏み出しました。

その最初の日から私はインドが大好きになったと思います。

目の前に広がるインドとインド人の繰り広げるその社会が

面白くてたまらなくなったのです。

街へ出ると多くの人が声をかけて来ました。

見も知らない私に多くの人が興味を持って近づいて来ます。

人々は興味津々で私を見ました。

まるで私を目の奥に焼き付けようとしているかのように

しかっと凝視する目。

ご機嫌な気分を移そうとするかのようにほほえむ目。

多くの目が私に向けられました。

日本ではこんな経験したことありませんでした。

彼らにとって私は自分たちと違う人間、というだけでなのにね。

人に見られる、という経験は

私たち日本人にとってはあまり馴染みのないものです。

だいたいの日本人は知らない人のことをジロジロ見るのを失礼だと思って居ます。

ですから人生で初めて人から注目されるという経験をしたわけです。

なかなか気持ちの良い経験でした。

言ってみればアイドルになったような気分じゃないでしょうか。

ちょっと言い過ぎか。。。な

人々がちやほやするってわけじゃありません。

私に興味を持ってくれるのです。

どこから来たの?

いくつ?

どこへ行くの?

いつまでいるの?

見知らぬ人に何度こう聞かれたでしょう。

最終的には

「かんべしてよ、一日に何回同じ質問に応えていると思うの、

もう応えたくない、」

なんて思ったものでした。

実際それを言って相手をあっけらかんとさせたこともありました。

でも最初はそれがとても面白いって思っていたのです。

だってそうでしょ。



そこが全く知らない場所なのに、

街に出れば

人々が気持ちよく挨拶の声をかけてくれるのです。


おはよう、と声をかけられるから

おはよう、と応えます。

それだけで気分が高揚しませんか。

だって日本じゃこんなことありませんでしたもの。

おはよう、と言っても見て見ぬ振りして頭下げながらだったりです。

それが面と向かって

朝から気分良く

「Good Morning」と声がかかれば、

本当に言葉通りGoodなモーニングな訳ですよ。


どこへいくの?

朝ごはん食べにちょっとそこまでね。

そんな挨拶が気軽に交わせる街って良くない?


それに英語が独特なんです、

よく耳をこらすと

その特徴がわかって面白かったので知らない人とよく喋りました。

英語ができたのか?

と聞かれればそれがそうでもないのです。

でも考えてみれば毎日電話でエアインディアのオフィスに問い合わせたりしてたのだから

多少は話せたのでしょう。

思い出すのは

何かするときに必ず心の中で練習してから喋ったことですね。

宿を探すときにはどう言えばいいのか、

一度頭の中で文を組み立てて一度発音して見る、というの良くやりました。

練習即本番ってわけです。

英語は旅で覚えたといえましょうか。



カルカッタは人種の坩堝と言われる街でした。

言葉通りそこには様々な国の人が集まって居ました。

そして大地は見渡す限り平でした。

初めて見る地平線。

日本で見るのと山に沈む夕日が

果てしなく平らな大地の向こうに低く沈んでいくのを見て、

胸が震えました。

自分がそれまでとは違う場所に居る感動を強く実感したときです。

三十八年前のカルカッタは多分現在よりももっと混沌として居たことでしょう。

通りには日本では見かけない様々なことが起こっていました。

まずは乞食。

私が成長する時代、乞食はすでに日本から消えて無くなっておりました。

カルカッタの乞食は黒い肌をもっと薄黒くさせて

着古してちぎれた布がぶら下がって居るような、

そんなランニングシャツのようなのを来て居ました。

女の子はフリルのドレス。

でもそれがずっと来て居るのですっかり薄汚れているのです。

着た切り雀って言葉を思います。

裏通りの交わるところなどに井戸があって

そこでこどもたちは真っ裸。

大きくて真っ黒でキラキラとした眼を

じっとこちらに向けて居ました。

そんな素のままのインドの人々がすぐに大好きになってしまったのです。

インドに恋した瞬間です。

カルカッタはこの後二回訪れました。


人力車も乗りました。

胸が痛くなりました。

カルカッタは平らな土地ですが多少起伏はありました。

どこかの観光地へ向かう途中の坂を

骨と皮しかないように見える痩せた男が

力の限り自転車を漕いで上がろうとするのをみて

申し訳なさで気持ちがいっぱいになり、

思わずリキシャを下りて一緒に歩いて坂を越えたこともありました。

人力車の車夫は大抵英語が話せませんでした。

わかるのはお金を感情だけです。

すでにその頃から道路はオートリキシャや自動車が溢れるように通っていたと思います。

その排気ガスとスモッグと騒音と雑踏の中で黙々と自転車をこぐ姿は

この目に焼き付いて離れません。

リキシャマンのあの鍛えられた足の筋肉。

素晴らしいものでした。

リキシャマンの多くは家を持たず

夜はお客の座席部分に体を丸めて寝ていました。

自転車を借りて商売しているのです。

買い物が

全て交渉制なのも楽しかった思い出です。

交渉する楽しさをインドで知りました。

めんどくさい、と思う人がいるのは承知です。

私も自分の国がそうだと嫌かもしれませんが、

旅人として滞在する期間限定なら楽しいって思えるのです。

ディズニーランドに行ったような気分じゃないかしら?

非日常を楽しむのが旅の一つの楽しさですものね。


もちろん現実ですから、

騙される時もありました。

でも私の一人旅は概ね平和。

あまり平和ではストーリーとして面白くないかもしれません。

危険なことも多少はあったかもしれませんが、

それよりも、案外みなさんが経験していない出来事が

そこそこ起きていると思うのです。

楽しかったインド旅行の思い出、

書きたくなった時にまた書きます。




カルカッタは今はコルカタと呼ばれているそうですね、

そう言えばそんなニュースを聞いた覚えがあるような無いような。。。。

ムンバイも当時はボンベイでしたっけ。

都市名も歴史と共にかわるものなのです。









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立春

2019-02-03 | 日記
節分は大雨でした。

といっても降り始めは午後三時ごろ、真夜中は激しい雨音が聞こえて居ました。

そしてびっくりするほど暖かい立春です。

風は強いけどね。


やっと仕事が一段落しました。

二週間近く全エネルギーを注ぐほどの勢いでやって来たので

解放された今の気分は上々です。

これでまた編み物の仕上げやら家人からの注文のリフォームやら

針仕事を再開できそうです。


毛糸のパンツは、初めは驚くほど編み進んだのに、

途中で手を離したらばったり止まってしまいました。

そうしているうちにこの暖かい立春です。

毛糸のパンツなんかもういらないんじゃないかしら?

と思いたいところですがそうは問屋が卸さないようです。

暦の上ではもう春、でもね。。。。。

今度の日曜日は

氷点下九度の予報です。

今年はまだ今までこんなに下がったことないのですよ。

厳しい寒さは今からの方が多いのかもしれません。

過去の大雪だって皆二月に降ってます。

油断はできませんね、

毛糸のパンツもまだまだ出番がありそうですね。


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バターパンにさきいかって。。。。

2019-02-01 | 日記
昨日は夕方から夜更けまで雪が降りました。

夜寝る頃には星空に変わっていたけれど朝起きたら一面銀世界でした。

かなり降ったのですね、知らなかったわ。

山里では今朝が今季一番の白さです。




朝日が昇ると木々に残った雪はあっという間に溶けてしまいました。


さて、昨日の晩御飯のことですが、

家人が用意してくれた夕食はパンとチーズかと思っていたら

最近彼がはまっている

さきいかが出ていました。





家人はさきいかとバターパンを一緒に食べると美味しいと言ってたけど

私はまだその組み合わせで食べたことなかったのです。

私にとっては初めての経験。


さきいかとパンを合わせるって想定外ですよね。

日本人ではなかなか思いつかない発想です。

さきいかはお酒のおつまみって先入観がね。

邪魔しているのです。

でもね

食べてみたらめっちゃ美味しいじゃないですか。

これ、超旨いわ。


どうして今まで知らなかったのか?



お酒を飲まないのでさきいか自体あまり買ったことがなかったかもしれません。

それにしても


ああ、なんて頭が硬いのでしょう。


それに比べて家人の柔軟な心と頭。

そういう柔軟さが新しいことを発見させるのですわね。

さきいかとバターパンか。


皆さんも是非お試しを。

さきいかはお値段ちょっと高めの柔らかいのがいいです。

それを細く裂き、イカを食べてはパンを食べパンを食べてはイカを噛む。

ほんと、オススメですよ。

あ、念のためパンはハード系の方が合うかもしれません。

マーガリンではなくバターです。

よろしかったらどうぞ。。。。






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