秋の雲

昼下がりの空。

雲が湧いて来ました。

ちぎれ雲のようです。

西の方から広がって来た雲がみるみるうちに広がって、

日没後は空いっぱいになってしまったちぎれ雲。

なかなかのスペクタクルな天体ショーでした。

布団のほころびを直しながら

時に空を眺め

針を進める一人の時間。



針を進めて布を縫う。


久しぶりの縫い物で妙に心が落ち着きました。

縫うっていい仕事ですね。


以前から時々無性に何か縫いたくなると

雑巾を縫っては気を紛らしていたことがあります。


手縫いの雑巾は柔らかく。

ミシンで縫った雑巾はビシッと決まって硬いのです。


雑巾は手縫いがいいわね。

トホホな話

久しぶりの秋晴れの日。

暑いくらいの日差しが部屋の中まで差し込むようになりました。

昨日は家人の付き添いで街の病院へ行ってきました。

骨折部の回復は思わしくありませんでした。

先生はもう少し新しい骨ができているのを期待していたようです。

やっぱりガンのせいで骨がもろくなっているので

健康な人のようには行きません。

まだまだ脆い状態なので慎重に慎重に、というのに

だんだん痛みがなくなってきているせいで

どうしても色々とやりたがるので困ります。

今も畑で草刈機を使って草刈り中。

私に全て任せられないので

少しでも自分でやろうとしている気持ちはわかりますが、

何もしないでのんびりするということも少しは学んで欲しいです。

やりたいことばかりで

体が思うように動かないから気持ちが焦るようです。

まあ当然ですよね。

だから私もできるだけ本人のやりたいようにしてもらってます。

だけどね、まだ手術から三ヶ月も経っていないのですよ。


また折れる可能性が大いにあるのでまだまだ

安心できません。

それだけが気にかかる点なのです。

この前の時もそうでしたが、

骨がつながるにしても年仕事ですよと言われています。

一年大事にお世話をしてその時にどれだけ繋がっているかを

楽しみにチェックするのがちょうどいいくらいなのです。


が、本人にしたらとても一年もじっとしてはいられないようです。


私がいくら言っても聞きません。

大丈夫大丈夫というばかりで

こちらも困ってしまうのです。

彼が望むことを全部私がしてあげられればいいのだけど、

そうもいかないのが現実です。

私の気持ちがケチなんです。


ちょっと自分の立場を考えて我慢もしてくれたらいいのにね。

と思うのはこちらの勝手。

彼は彼で

じっとしていれば筋肉が落ちるばかりだし、

痛みもないのに動かないのは面白くないのです。

それに何より私に対する気兼ねが

苦になるのでしょうね。

人に気兼ねしながら生きるって

嫌なものですもの。

なんでも気持ちよく引き受けてあげられるようにはならないものでしょうか。

ケチな私の気持ちを

優しくてなんでもニコニコと引き受ける人柄に

変えるのは不可能なのでしょうか？

この間神様に聞いてみました。

すると神様は

「あなたがそうしたいのならできるでしょう。したくないのならできません」

と答えました。

私としては

「できるよ、できるよ、絶対にできるから。。。」と

ポジティブに後押しして欲しかったのに

そういう答えなら自分でわかっていましたわ。

トホホ