寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3291話) 愛妻

2022年03月19日 | 人生

 “●節分 夕食時、幸せそうな顔で手巻きずしをほおばる夫に「今年の恵方はどこなの?」と聞くと、瞳をじっとみつめて私を指した。「私がいる方向ってこと?」と思わず確認すると、満面の笑み。(毎日ラブラブの40代妻)
 ●我慢比べ 「おーい、お茶」。夕食が終わると、互いに言い合う。すました顔の妻に、いつも私が根負けする。「私かいなくなっても一人で入れられるね」と言う妻に「おまえがいなくなったら誰に入れるんだ」と返し、二人で笑った。(幸せな時間・67歳)
 ●愛妻 一月三十一日の「愛妻の日」。当日、帰宅した夫に告げたところ「あー、アイ・サ・イね。なるほど」と語呂合わせに感心した様子。私への言及はなし。そうか、あなたに「愛妻」はいないのね。(お互いさまですが・60歳)”(2月23日付け中日新聞)

 久しぶりに「つれあいにモノ申す」からです。この欄には他愛もない会話が掲載されています。読んでほっこりとします。今回は夫婦愛を感じる会話で尽くされていましたので、紹介しました。「節分」には奥さんは感激でしょう。毎日ラブラブの40代妻と自称されるに到ってはもういう言葉はありません。「我慢比べ」も上手な愛情表現でしょう。夫婦でお茶を飲む、確かに幸せな時間です。「愛妻」は「お互いさま」と皮肉っていますが、実はそうではないでしょう。こういう会話ができることが幸せな証拠です。ボクの家ではこういう会話はないな・・・。
 最近は「結婚ばかりが幸せの元ではない」という言葉をよく聞きますが、よくよく考えねばならいことでしょう。安易にな方に流されたり、周りの雰囲気に沿ったりするほど簡単なことではないでしょう。


1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ハナミズキ)
2022-03-20 17:18:06
つれあいにモノ申すは、亡き夫が楽しみに読んでいました。
投稿されている方の文才にいつも感心していました。
どこの夫婦も一緒で安心したけど、文字にするのは難しいと言っては、私に当てはまると強制的に読まされていました。そして二人で大笑いです。
今は違う新聞を取っているので、この記事にはしばらくお会いしてません。懐かしい思いで読ませていただきました。
返信する

コメントを投稿