寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第3062話) 友人と再会

2020年12月09日 | 出来事

 ”転勤で二年ほど広島県福山市に住んでいた。初めは見知らぬ土地に戸惑うことも多かったが、さまざまな人との出会いに助けられた。そして十月、故郷である愛知県江南市に戻ってきた。
 しぱらくして偶然にも学生時代の友人と再会した。約十年ぶりだ。それなのに不思議と久しぶりに会った気がしなかった。時がどんなにたっても、よく会って遊んでいたその昔の感覚はすぐに自然とよみがえってくるからか。
 インターネット社会の昨今、人と人とのつながりの希薄さが指摘されて久しい。ただ今後世の中でどんなに技術革新が起きようとも、人間同士のやりとりから生まれるさまざまな活力は計り知れないものがあるだろう。そのことを改めて実感した。”(11月13日付け中日新聞)

 愛知県江南市の会社員・松村さん(男・37)の投稿文です。この話は12月1日付け第3058話のボクのコメントに通じる話です。古里の良さの話です。古里の良さはいろいろありますが、特に昔からの友人です。今の時代、古里に残っている友人は少ないかも知れませんが、ボクの時代は多くが残っています。
 以前にも書いたと思いますが、一つの例をもう1度書いておきます。ボクが70歳の時、市議選があり、いろいろな経過の中でボクの同級生が立候補することになりました。その選挙活動の下支えをしたのは、地元に残っていた同級生です。予定外のこと、辛いことは同級生が引き受けました。そしてその活動は同級生のつながりをより強くしました。ボクはそれ以来、事務長であり、後援会の事務局をやっています。
 今は新型ウイルスの影響で3密を避ける行動が勧められています。しかし、人間関係の基本は密に接することです。そこでインターネットでは生まれないいろいろなことが生まれます。人間関係の基本を崩すようなウイルスは本当に早く退散して欲しいものです。


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