寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
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(第2779話) 無投票

2019年04月29日 | 意見

  “統一地方選の前半戦では中部六県の県議選で無投票当選が相次いだ。私はこれまで選挙の立会人として投開票を何度か見守ってきただけに、有権者が候補者を審判する四年に一度という貴重な機会が無投票で失われることは残念でならない。県議選は首長選、市町村議選より関心は薄くなりがちだが・・・。
 間もなく始まる後半戦は有権者にとって身近な選挙のはずだ。市町村での議員のなり手不足が指摘される昨今、議会側も有権者の関心を高めようと一般質問を夜間や休日に開くなど思い思いに知恵を絞っている。後半戦はそんな議会改革はもちろん議員のあり方について私たちが意思表示する場になる。権利を有する者は投票に行くべきだ。”(4月10日付け中日新聞)

 愛知県あま市の山田さん(男・62)の投稿文です。山田さんは無投票を問題にさているが、ボクはその前に投票率の低下を問題にしたい。今年は統一地方選の年であった。ボクはつい先日の市議選に係わった。前回よりも投票率は5%も落ちた。最も身近な市議選にして41%である。県議選では35%、市長選では27%であった。これはまず国民の多数が、自分のことだけに関心があり、公のこと関心がなくなったことがまず最大の原因であろう。投票などに行っても自分の何の得もなく、また自分の1票くらい何の影響もない、と考えるところにあるのだろう。本当には大きな影響があるのにである。関係者はいろいろ工夫を凝らしているのだろうが、今のところ余り効果は見えない。「なくして知るありがたさかな」とならないように願いたい。
 そして無投票である。首長選など1人だけを選ぶ場合、現職が圧倒的に支持されていて、対抗馬がでない。これは以前から多々あることである。しかし、県議選や市議選となれば多数を選ぶのである。選挙選になることが多かった。しかし、昨今はこの場合でも無投票ということが多くなった。議員に魅力がなくなった、議会に無関心になった、と言うことであろうか。選挙されるとなると、いろいろ考え反省する。抱負も述べねばならない。これは4年に一度の振り返るいい機会である。ボクの支援する市議も、いろいろ述べていた。この機会がなくなると惰性になる。やはり無投票はよくないと思う。


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