“「こんにちは!」穏やかな土曜日の午後、元気な声が聞こえてきました。「おーい、可愛いお客さんだよ」と夫。出てみると、ほんとだ!! ヘルメット姿の女の子二人が、扉の外に立っています。近くの小学校の四年生と五年生だそうです。
庭にあるリヤカーに花を置いています。「お花を見に来てくれたの?」と聞くと「ハイ、なんか可愛いなあと思って・・・」と少女らしい答え。どうやら花の引き立て役のウサギやリスの置物に目が留まったようです。それでも嬉しいではありませんか。少し話をしたあと、別れ際にミントの葉や小花を摘んで、持たせてやりました。
すると、その二日後。「お礼に来ましたー」とお二人さん。これにはびっくりして戸惑ってしまいましたが、彼女たちの好意を受けることにしました。それぞれの袋の中には、心のこもったメッセージと、亀さんの折り紙、そしておまんじゅうも入っていました。もったいないくらいの嬉しさでした。
いろいろと厳しい時代ですが、こんな優しさに出会い、明るい未来が見えてきたような気がします。お二人さんへ。「とっても美味しかったよ。ありがとうね。また寄ってね」”(5月20日付け中日新聞)
愛知県春日井市の主婦・足立さん(70)の投稿文です。これは二人の自発的行動か、また親御さんの誘いか、いずれにしても老夫婦には嬉しい訪問客です。つい接待もしたくなります。そして手作りの折り紙など持って再度の訪問です。ますます嬉しくなります。こういう交流が地域の力、支えになっています。
ボクは散歩したり用事を足したり、村中をよく歩きますが、ほとんど人を見かけません。コロナのせいがあるかもしれませんが、そればかりではないでしょう。子供は塾へ、親は仕事で、そして高齢者は巣ごもりでしょうか。そんな中、かなり高齢の老婆3人が手押し車に座り、よく話している風景がボクの家から見えます。それが寒い日も続き、これから暑くなっても見るでしょう。もちろんボクはこの3人を知っています。これがいい田舎の風景だ、と思ったりします。ボクは老人会の児童見守りで、目立つベストを着て村中に立っているだけでもいい、と言っています。それが児童の見守り、防犯になると思っています。そして会えば声をかける。誰も見かけないのは何とも寂しいものです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます