寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3160話) 笑顔の連鎖

2021年06月24日 | 出来事

 “私は店に行き、店員の対応が良いとそこでのうれしかったことを店のホームページを介して書き込むのが好きだ。久しぶりに訪ねた店で「一年以上前のことですが・・・」と話をすると、「本社からメールが届きました。ありがとうございます。とても励みになりました」と覚えていてくれた。京都の有名なホテルでフロントの女性に近くの観光地を尋ねると丁寧に教えてくれ、そのうれしかったことを書き込んだら、数日後、ホテル側からお礼のメールが届いた。
 私はうれしかったことのお礼をしているだけなのに、相手からはさらに丁寧なお礼を言われる。これならどちらも笑顔になれ、こんな世の中が続けばいいなと強く思う。”(6月1日付け中日新聞)

 岐阜県可児市の主婦・長瀬さん(64)の投稿文です。ホームページで客の意見を聞く、多くの企業で行っていることであろう。どれだけの人がホームページを開いてまで意見を書く人があるだろうか。苦情を言いたいときはたくさんある気がするが、嬉しかったときはどうだろうか。一度聞いてみたいものだ。嬉しいときは多分少ないと思う。それだけに、この店の人も覚えておられた気がする。嬉しいときこそ伝えたいものである。それが良い連鎖を生む。
 店にアンケート用紙を置いているところも多い。これは書きやすいが、顔を覚えられることに躊躇することもあろう。一昨年のことだったと思うが、妻が好意的なことをアンケート用紙に書いておいた。後日お礼の言葉と来店サービス券が届いた。そして出かけた。これは商法であろうか。でも嬉しかったことも事実である。


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