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どんぐりころころ

絵と工作の教室「どんぐり工房」
些細なこと
でも忘れたくないこと

「土粘土」(幼稚園クラス・小学生クラス)

2012-06-23 01:00:58 | どんぐり日記

どんぐり工房6月3週目(20日、22日)は「土粘土」です。

毎年、この時期の恒例プログラムです。

 

というのは、粘土は部屋の中ではできないのでピロティでやります。

サッカーで園庭がにぎわっている時はできないので、サッカーのない金曜日となるとだいたいこの日になってしまうんですよね。

(水曜日クラスはあまり関係ない話ですが・・・)

 

この日。。。

そう、幼稚園年長組のお泊まり会が晴れて終わった日。

年長組の子たちがグーんと大人になった日。

 

そして、この日は先生方もみんな帰ってしまって幼稚園がシーンとしているんです。

年に1回、独特の雰囲気の中、思い切り粘土遊びをします。

「遊び」です。

泥遊びや砂場遊びと同列。

でも、粘土遊びはそれよりもずっとずっと色々なことができちゃう。

 

去年「タワー」作って楽しかったので(私が!) 

今年は「スカイツリー」作ろうと210CMの園芸用の支柱を準備しました。

 

水曜幼稚園クラスのスカイツリー。

酒ケースに乗っても210CMてっぺんまでは届きませんでした。

 

ピサの斜塔的面白さもあります。

 

水曜小学生クラスのスカイツリー

 さすが、安定感あります。

 

金曜日の幼稚園クラスは人数が少なすぎてスカイツリーは作れませんでした。

お泊まり会のため、ほとんどの子が水曜クラスに振り替えてしまったのでね

 

金曜小学生クラスのスカイツリー

 てっぺんまで階段ついてます。

 

粘土は面倒な手順なんて必要ありません。簡単に色々なものが作れちゃいます。

だから楽しい。

だから様々な世界を繰り広げることができます。

だから楽しい。

 

非現実的なことが楽しい。

展望台からの「落下」「バンジージャンプ」「スリル満点ブランコ&鉄棒」 

  

そうかと思うと優雅に急斜度を昇る「救急車」「ワニ」「かたつむり」 

 

 

キャーキャー言いながら作ります。

粘土の肌をなめらかにすることに夢中になる子。

上へ上へと行きたい子。

土台は任せてと言う子。

建設途中でも人を登場させたい子。

みんなの頭の中の完成図はスゴイことになっている。それをそれぞれが口で説明している。

大騒ぎです。

楽しい

 

スカイツリーにちょっと興奮しすぎてしまいましたが、他のものを作る子もたくさんいたんです。

 

日常的なものを作って楽しむ子。

 目玉焼き

 

給食

 勉強机

 

 

金曜幼稚園クラスが作ったのは

 ゾウから変身したお姫様

お花のお城だったのに何でも食べるお家になっちゃった

食いしん坊のワニ

 

 

実は、どんぐり工房の粘土の日には必ず「名物ワニ」が登場します。

指導者が小さなワニを作り、大きな口を開けて

「おなかすいたよう、何か食べさせてよう」 と言います。

すると、子どもたちは次々におだんごやドーナツやりんごやバナナを作ってワニの口に入れてくれます。

そして、ワニはどんどん大きくなり、やがてはおデブさんの恐竜になるのです。

 

幼稚園クラスの子たちはこの遊びが大好きで、毎年やっているうちに自分でもワニをつくるようになり、

「おなかすいたよう」と言いながらワニの口をパクパクさせて遊んでます。

だから、どんぐり工房出身の子たちはワニを作るのが異常にうまい

 

 

今年、新しい遊びが生まれました。

自分の拳に粘土を貼りつけてグローブにする「ボクシング」

 

ルールはお互いのグローブをぶつけて粘土がはがれてしまった方が負け。

でも、粘土が足りなくなってしまい、1回戦で終了。

私もやりましたが、ちょっと楽しかった

 

 

ホントに粘土って楽しい

でも・・・

粘土を練ること、運ぶこと・・・

ものすごく体力いります。

今年は強靭な男子、アルバイトに来てもらいました。

いつまでできるかなぁ・・・