どんぐりころころ

絵と工作の教室「どんぐり工房」
些細なこと
でも忘れたくないこと

シルクスクリーン製版(水金・小学生クラス)

2010-05-28 23:19:55 | どんぐり日記

どんぐり工房では版画をたくさんやります。

何故なら私が「版画」大好きだから

「版画」と「粘土」と「からくりおもちゃ」が大好き

 

中でもシルクスクリーンは、私がこの10年くらい一番はまっている技法です。

版画の魅力のひとつは、どうやって作ったのかなぁと思わせること

シルクスクリーンも普通わからないですよねぇ

だって学校で習わないもの

簡単に種明かしするなら、プリントゴッコとかガリ版とかと同じ原理です

ただ、その製版技法はたくさんあって、説明するのは難しい

 

今回使用した「サン描画スクリーン」は教材として開発されたもので、扱いの難しい専門機材など使わずに簡単な薬品処理で製版ができてしまう画期的なものです。

細かい表現は無理ですが、シルクスクリーンをこんなに簡単に体験できるのはラッキー

どんぐり工房では3~4年に一度、企画しています。

 

今週は製版。

まず、専用の描画ペンでスクリーンに直接絵を描きます。

失敗は許されないので下書きした絵を慎重に写しました。

(裏面の写真撮ってしまいました

インクが乾いたら乳剤を塗ります。

スクィージーというものを使い均等に塗ります。

 

乳剤が充分乾いたら、絵を描いた部分に筆で洗い油を塗り、こすってインクを落とします。

汚れを水洗いして版のできあがり

プリントする時に、はじめに絵を描いた部分のみインクが抜けて、乳剤を塗った黄色い部分はインクを通しません。

実にアナログ的

 

今年は、みんなとても真剣に取り組んでます。

プリントするのが楽しみ

 

 


6月のカレンダー「雨あめふれふれ」(水金・幼稚園クラス)

2010-05-28 22:35:44 | どんぐり日記

5月4週目は来月のカレンダー制作をしました。

例によって盛り沢山の企画です

えのぐとクレヨンとはさみとボンドを使って・・・しかも大きな大きな四つ切画用紙に描きました

      

レインコート・帽子・長靴は、デカルコマニー(絵の具をたらした紙を二つ折りにしてこすり、両面の絵の具が混ざりあって模様ができる技法)をした画用紙をそれぞれの形にで切りました。

年少さんも上手にを使えてびっくり

 

台紙の四つ切画用紙は白いクレヨンで雨をたくさん描きました。

白い紙の上に白いクレヨンで描いても「何も見えないよぉ

でも不思議不思議青いえのぐでいっぱい塗ったら雨が見えてきたぁ

 

カレンダーは両面テープで、それぞれのパーツはボンドで台紙につけます。

当然、袖の先につけると思っていた

あらら色々なところについている

でも、そのが何とも言えぬかわいい表情を作っています

そこまで計算できなかったなぁ・・・


粘土工作 メダル(水・金幼稚園クラス)

2010-05-28 22:08:24 | どんぐり日記

19日と21日に作ったメダル、補修のボンドも乾き、リボンをかけ、立派なものになりました

       

ビーズやモールの他に、ひまわりの種やかぼちゃの種も使いました。

「パパのおつまみよ

「あら、美味しそう

なんて、先週ママたちの間で話が盛り上がっていたら・・・

今日、T君のママが持ってきてくれました。

美味しい 

はまりそう


小学生クラス 台紙作り「4個のテクスチャー」

2010-05-27 22:36:17 | どんぐり日記

5月3週目、小学生クラスは今後制作する絵の台紙を作りました。

①ラップ模様

まず、2枚の画用紙を水刷毛で湿らせます

その上に絵の具2色を置き、にじませます

1枚目の画用紙の上にラップを置き、シワで模様を作ります

その上に2枚目の画用紙を裏返して乗せラップをサンドイッチ

1週間そのままの状態で乾燥させるとクッキリ模様が現れます

(2枚でサンドイッチにしたのは2枚続きの作品を作る予定があったからです)

 

②プチプチ模様

まず、画用紙を水刷毛で湿らせます

その上に絵の具を(何色でも)置き、にじませす

画用紙の上にエアーキャップを置き、1週間そのままの状態で乾燥させるとクッキリ模様が現れます

 

③刷毛目模様

まず、刷毛に薄く溶いた絵の具をつけ、新聞紙の上でかすれるまで水分を取り除きます

画用紙にかすれ模様を描きます。(1~2色)

 

④マーブリング模様

まず、水を張ったトレイに彩液を一滴落とします

水面を割り箸で絵を書くように模様を作ります。

水面に和紙を置き、模様を写し取ります

 

 

けっこう忙しくローテーションで回って台紙作りをしましたが、低学年の子にとっては何が何だかわからなかったかな

でも、1週間たってラップ模様やプチプチ模様ができているのを見て満足顔

 

何人の子が将来この技思い出して使ってくれるだろうか・・・

 

 


粘土工作(水・金幼稚園クラス)

2010-05-23 00:35:04 | どんぐり日記

幼稚園クラスの年少さんと年長さんの力量の差は、小学生クラスの1年生と6年生の差と同じくらいかもしれない

イメージしたものを作ろうとする年長さんと感触を楽しむ年少さん

今回は、年長さんにも細かいことは忘れてもらって今流行の「盛る」ことを楽しんでもらいました

 

先週作ったスタンプに粘土をつけて、それはそれはりっぱなものになりました

         この隣にガチャピンとムックがいてもおかしくないね

 

 

実は今回の幼稚園クラスの粘土はダイソー調達です

色は綺麗だし、軽くてやわらかくて、3歳児にも扱いやすい

ただ、細かいものはボソボソして作りにくい

 

何と言っても小学生の使ったパジコの「ハーティクレイ」という粘土がピカイチなんです。

ただ、この「ハーティクレイ」は値段が高い

たくさん作りたい幼稚園クラスには・・・贅沢かなと思って

ダイソー粘土大判振る舞い、そして、どんぐり工房の長い歴史の中で貯まった財産「ビーズ」や「ボタン」大放出ということで自分自身を納得させました。

 

今回はもうひとつ、りっぱなメダルを作ったのですが、なにしろ盛ったビーズや木の実がボロボロ落ちてきて

今は補修したボンドで真っ白な状態なので画像は来週ということで