平成5年の大凶作で、
それまでの普通の流通に乗っかっていては、
全く、どうしようもないことがはっきりしてから、
色々とそして、ゆっくりと試行錯誤していきました。
そして、大きな分岐点は、2002年。そうです、日韓ワールドカップの年 (^_^)
この頃、知り合った方々のおかげで、今があると言っても過言ではありません。
米、産地、精米、通販、などなど。
そして、知り合えた方々との元々のきっかけは、「無洗米」でした。
それまで、青年会議所や他の様々な活動を通じて、
自然環境の循環性に気付かされていました。
森や田んぼなどの、水系に対する影響も初めて認識しました。
そこに、、「無洗米」のとても納得がいかないPRが怒涛のごとく始まりました。
それに憤慨して、調査をしながら、業界内外の方と意見交換していきました。
環境に良いとか、栄養があるとか、
調べれば色々出てきますが、
なにしろ、マスコミを使うのが上手くて、
環境系の団体にもくいこみ、環境賞などもいくつも受賞。
なにしろ、無洗米開発の最初のきっかけが、
瀬戸内の汚れた海で、その原因が米ヌカだと。
米消費が減り、精米のヌカ切れが良くなり、
研ぎ汁に含まれる米ヌカがどれだけ減っていたか、
ちょっと考えればわかることなのに。
マスコミは誰も突っ込まない。スポンサーだからか (^_^)
無洗米がカビるという事件が起きたあとは、
生協でのPR講演で、国の研究機関の、本当は内容の違う研究を引用して
米の水分が多過ぎたと問題をすりかえ。
日本中の、米屋・環境団体・食の研究会など、
意見を同じくする方たちがたくさんいることがわかり、
情報交換を通じて、それなりのレポートになりました。
が、今度は、
「常設サイトにした方がいい」とアドバイスを受けて、
素人なりに、作ってみました。
そうなんです。
店の紹介とか通販なんかは、完全に後付けで、
本当は、一部の無洗米の納得できないPRへの対抗活動のためでした (^_^)
あの頃、無洗米は、業界を席捲していくという見立てはありましたが、
そうはなりませんでした。
結局、食味部分での抵抗が大きかったということかと。
日本人の舌、まんざらじゃありませんね。
それでも、無洗米PR派は、その後もあの手この手で、
じわじわっと、その幅を広げています。
特に、荒川静香さんを使った 金芽米CMと
タニタの健康志向に便乗した 最近のPR。
さすがです。
マスコミの使い方は、相変わらず上手です。
メジャーな無洗米についての問題は、
幣サイトをご参照ください。
また、金芽米は、無洗米の胚芽米を作ろうとして
結局、出来なかったための、苦肉の策かと思います。
本来、デンプン・タンパク以外の栄養素がほとんど欠落している白米を
基準にすれば、ほんのちょっと栄養があれば、
何倍・何十倍になります。
しかし、必要摂取量からすれば、微々たるものです。
玄米を基準にすれば、なんとも少ない量になってしまうし、
そもそも玄米だけでは足りないのです。
でも、消費を伸ばすために、これからも推進派は、あの手この手で、
PRを続けることでしょう。
そして、マスコミは、スポンサーは叩かないという鉄則に従い、
批判することはないでしょうね。
※軽洗米と呼ぶべきであろう、一部の無洗米は全く別の話です (^_^)