てんち米店 東京府中のこだわり米屋 無農薬玄米・出産内祝い米・引越し挨拶品・披露宴両親贈答米

日々のあれこれ、米屋としての徒然を気分のままに。玄米・精米・環境・町づくりetc!

2002年が分岐点でした。全ては無洗米から (^_^)

2013-10-19 18:43:00 | 栄養・健康

平成5年の大凶作で、

それまでの普通の流通に乗っかっていては、

全く、どうしようもないことがはっきりしてから、

色々とそして、ゆっくりと試行錯誤していきました。

 

そして、大きな分岐点は、2002年。そうです、日韓ワールドカップの年 (^_^)

この頃、知り合った方々のおかげで、今があると言っても過言ではありません。

米、産地、精米、通販、などなど。

 

そして、知り合えた方々との元々のきっかけは、「無洗米」でした。

 

それまで、青年会議所や他の様々な活動を通じて、

自然環境の循環性に気付かされていました。

森や田んぼなどの、水系に対する影響も初めて認識しました。

 

そこに、、「無洗米」のとても納得がいかないPRが怒涛のごとく始まりました。

それに憤慨して、調査をしながら、業界内外の方と意見交換していきました。

環境に良いとか、栄養があるとか、

調べれば色々出てきますが、

なにしろ、マスコミを使うのが上手くて、

環境系の団体にもくいこみ、環境賞などもいくつも受賞。

 

なにしろ、無洗米開発の最初のきっかけが、

瀬戸内の汚れた海で、その原因が米ヌカだと。

 

米消費が減り、精米のヌカ切れが良くなり、

研ぎ汁に含まれる米ヌカがどれだけ減っていたか、

ちょっと考えればわかることなのに。

マスコミは誰も突っ込まない。スポンサーだからか (^_^)

 

無洗米がカビるという事件が起きたあとは、

生協でのPR講演で、国の研究機関の、本当は内容の違う研究を引用して

米の水分が多過ぎたと問題をすりかえ。

 

日本中の、米屋・環境団体・食の研究会など、

意見を同じくする方たちがたくさんいることがわかり、

情報交換を通じて、それなりのレポートになりました。

が、今度は、

「常設サイトにした方がいい」とアドバイスを受けて、

素人なりに、作ってみました。

 

そうなんです。

店の紹介とか通販なんかは、完全に後付けで、

本当は、一部の無洗米の納得できないPRへの対抗活動のためでした (^_^)

 

あの頃、無洗米は、業界を席捲していくという見立てはありましたが、

そうはなりませんでした。

 

結局、食味部分での抵抗が大きかったということかと。

日本人の舌、まんざらじゃありませんね。

 

それでも、無洗米PR派は、その後もあの手この手で、

じわじわっと、その幅を広げています。

 

特に、荒川静香さんを使った 金芽米CMと

タニタの健康志向に便乗した 最近のPR。

 

さすがです。

マスコミの使い方は、相変わらず上手です。

 

メジャーな無洗米についての問題は、

幣サイトをご参照ください。

 

また、金芽米は、無洗米の胚芽米を作ろうとして

結局、出来なかったための、苦肉の策かと思います。

 

本来、デンプン・タンパク以外の栄養素がほとんど欠落している白米を

基準にすれば、ほんのちょっと栄養があれば、

何倍・何十倍になります。

しかし、必要摂取量からすれば、微々たるものです。

 

玄米を基準にすれば、なんとも少ない量になってしまうし、

そもそも玄米だけでは足りないのです。

 

でも、消費を伸ばすために、これからも推進派は、あの手この手で、

PRを続けることでしょう。

 

そして、マスコミは、スポンサーは叩かないという鉄則に従い、

批判することはないでしょうね。

 

※軽洗米と呼ぶべきであろう、一部の無洗米は全く別の話です (^_^)


新潟魚沼 十日町市のコシヒカリ新米 ほっとしました

2013-10-19 09:09:44 | お米

昨年も、十分に美味しかったけど、

割れて割れて。

夏の暑さで、胴割れが発生。

 

当店では、

割れ米を除去していますが、

昨年は、とってもいっぱい捨てました (~_~;)

 

作業効率が落ち、

歩留まりが落ち、

原価がアップするけれど、

食味には変えられない。

 

今年は大丈夫でした (^_^)

新潟十日町市北村さんのコシヒカリ

 

魚沼の十日町に行った時のことを思い出すと、

駅前のメイン街道が線路沿いに続きますが、

その両側は、ちょっと行けばすべて田んぼ、

しかも、山に向かって、全てが棚田。

 

日本は、おしなべて言えば、全国が棚田です (^_^)

特に、スキー場のエリアは、かなり、勾配のついた棚田です。

 

栄養たっぷりの雪解け水、寒暖差のある気候、

全てがあいまっての、魚沼コシヒカリ、ということなんでしょう。

 

良く、マスコミは「棚田米」とか言いますし、

そういう販売PRも行われます。

確かに、本当に、山の斜面にはりつくような棚田は、

先人たちの苦労がそのまま何百年の時を超えて

感じられる貴重なものですね。