先日、宮城県登米市の生産者、阿部さんがご来店。
あらためて色々なお話を。
1.放射能:
昨年より半減。
詳しくは、先日のブログに。
2.ササニシキ:
本当に作る方が減ったササニシキ。
やっぱり、作るのは大変だそうで。
コシヒカリ以上に、肥料に気を使う。
肥料を上げ過ぎると、徒長(背が伸びすぎ)して、倒伏の恐れがある。
今年は、猛暑で、高温障害が出て、オール二等。
背中やお腹が白い白い。
でも、食味はOK!
こうなると、等級ってなんなの?
3.つや姫:
山形原産の「つや姫」
宮城でも生産しているが、ササニシキより作るのは楽だとのこと。
阿部さんも、種もみを山形県より購入。
自分で種もみの採取もするが、毎年、種もみ更新用の最低限は山形より購入する。
自家採取って、その後は、種もみを買わないことだと誤解していた。
さらに、自家採取は、そのための特別な田んぼで栽培することも知らなかった。
4.カメ虫:
こいつが、なにより困る。
そして、その多くが外来種だそうで。
海外からの肥料・飼料・稲わらなどについてきて、日本で繁殖してしまう。
防除のために、薬を撒く。
それでも、被害は出る。
被害の粒を除去するために、色彩選別機を使う。
電気を使い、余計な工程で、さらに歩留りが低下。