下丸子らくご倶楽部

先月末に、下丸子まで立川志らく、柳家花緑の落語を聴きに行きました。

毎月同じ場所で行われている会で、若手2人→志らく、花緑のフリートーク→柳家花緑→中入り→ゲスト→立川志らく、という演目の流れで2000円という破格の値段なので遠くても行く価値ありです。残念ながら花緑さんは3月いっぱいでご卒業ということですが。

今回のゲストは春風亭一之輔。
たいして落語界に詳しくもないのですが「聞いたことない人だな」と思いつつ見ていると顔、体格からして名人の風格の人物。そして面白さにびっくり。お客の反応を観ながらの間を計った話し方など老獪ささえ感じてしまいました。

噺家にはランクがあって「前座」→「二つ目」→「真打ち」と成るのですが、この方はまだ「二つ目」というのだから驚き！先行き楽しみな噺家さんでした。

トリは志らくさんで人情噺「浜野矩隨（はまののりゆき）」。映画でもウルウルまでしかしたことない私ですが、志らくさんの熱演に涙がこぼれました。
この方の落語は元ネタには無い人間の業みたいなものを付け足してきてそれが噺全体をさらにグッとこさせる仕上がりになっています。

やはり生（ライブ）は良いです。映画も良いですが、もう完成してしまっているものを観るだけなのでその場でできていくという緊張感に欠けます。
落語は高くても4000円ほどだし、ライブとしては1番リーズナブルで満足感も高い娯楽ではないでしょうか。

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