東京都指定障害福祉サービス事業者LLCてくてくゆかりのブログ

東京都指定障害福祉事業者LLCてくてくのスタッフや周辺の人々が週変わりで語るブログです。

自立とは

2021年10月29日 | てくてくのまいにち

10月も終わってしまいそうです。秋らしい秋もあまりないまま急に寒かったりするのでびっくりしてしまいます。気をつけていきたいです。

 

大変楽しく、順調に、実践と振り返りを重ねながら現場に入っている日々です。いいことも、簡単にそうとはいえないことも、利用者の方と一緒に過ごす時間をひたすら重ねながらシンクロしていく面白さ。グルーヴを掴むといいますか...

 

最初は、探り探り。先回りしすぎず、かといって受け身で居過ぎても何も進まない。

 

ところで社会で自分自身が生きたり、色々と見聞きしながら、<自立>というのは人間として生きる上での一つの醍醐味だと思っているのですが、一方であまりにも「自分のことは自分でする」ということの価値が、特に福祉の世界において妙に上から目線だなあという印象があります。

 

本当の意味で<自立>している人なんて居るのでしょうか。人間として生まれたら必ず誰かの意思が介在している。もしかしたら人間は「他の人の頭を使って考えている」とでも言えそうなことが、自分「を」生きていても、他者を見ていても思うのです。あたま、からだ、こころ、それぞれに何かしら困難があれば、それを助ける人がいて生きることを成せるのであれば、それでいい筈だし、実はみんなそうで、大抵それで世の中は回っている筈なのに。

 

「誰にも頼らずに一人で生きていきなさい」をまるでゴールにしているかの様に<自立>という言葉が飛び交って、それを押し付けるように社会のルールも変化していく。見捨てられる人が多いのも当然だと感じます。

 

ルールを作ってるみなさんにすら、「本当に自立してますか?」と問いたいところです。だから近頃は、介護員の癖に<自立>という言葉すらふと疑って掛かってしまいます。笑

 

そんな中で「欲望形成支援」という言葉があることを最近知りました。障がい福祉の分野でよく言われる「意思決定支援」という言葉へのカウンターの様な立ち位置で出てきた様です。大変興味深いので今後、掘り下げたいと思っています。

 

欲望形成支援についての疑問、必要なのは「欲望気付き支援」じゃないかと思うのだけど。

 

並木

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京都のソウルフード…

2021年10月20日 | てくてくのまいにち

京都の話をしていたら、アレが急に食べたくなった。

 

京都の?

満月の阿闍梨餅?いづうの鯖寿司?

 

そんな高級なんちゃうちゃう、なんや、ホラ、あのパン屋の、

まぁるくて、ハム挟まってる、アレ!

 

これやわ!

 

街歩いててお腹減ると、とりあえず志津屋のコレ買うてたわ〜

パン、辛子マヨ、玉葱、ハム。

どこでもありそうで、ここでしか無い味やねん。

他のパン屋のじゃあかんねん。

 

懐かしい!食べたいわぁ!

 

 

 

市川

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実りの秋・その1

2021年10月12日 | てくてくのまいにち

新生姜を手に入れたので、ジンジャーシロップを作りました。

新生姜をたっぷり擦りおろして、素精糖、シナモン、クローブ、カルダモン。

最近てくてくで人気の炭酸水で割って。

肌寒い日は、お湯で割るのも温まります。

スタッフからも好評でした

 

季節の仕込みが好きです。

どの季節も楽しいけれど、特に秋は格別…

次は紅玉が出番を待ってます

 

市川

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最近の。

2021年10月10日 | てくてくのまいにち

腰を痛めてから予防のため歩くようにしていて、少し行動範囲が広がりました。普段は選ばない方を選んでみる、行かない方へ行ってみる、予期しない出会いがあったり。そこへ行ったから出会う人、もの、環境、出来事、とか。街歩きをしているとささいな発見がちょこちょこあり気持ちが豊かになります。

 

あべ

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きぼう

2021年10月04日 | てくてくのまいにち

国際宇宙ステーション ISS きぼう が

18時54分に東京の北の空を通過するのが見えるそうです。

もうすぐです。

てくてくブログを読んでくださっている全てのみなさまに きぼうを!

佐々木

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お別れの季節

2021年10月02日 | てくてくのまいにち

もう半月以上経つのですが、一緒に暮らしていた友だちががんで亡くなりました。

 

家族と縁を絶った一人の女性が、友だちと暮らす家で医療・介護を受けながら

死ぬための準備を、ずっとしていました。

刑務所の受刑者の方との手紙のやりとり、アジア女性の活動などのボランティアも多くしていて

趣味も多彩で、豊かな交友関係を持つ人でした。

私が出会った時にはもう既に病気だったのですが

毎日の何気ない時間を長く一緒に過ごす中で、本当にいろんなことをおしえてもらいました。

とても尊敬する友だちでした。

 

その友だちは音楽も幅広く詳しかったけれど、

「トム・ロビンソン」という、70年代からゲイであることを公言して

活動しているイギリスのミュージシャンが特別に好きでした。

20歳くらいで迷いの多かった頃、トム・ロビンソン・バンドの来日公演があり行ってみると、

「ここに来ている人の中に、自分のマイノリティ性に悩んでいる人がいたら連絡をして」と

トムが自分の住所を書いたメモを観客全員に配ったそうです。

友だちはトムに手紙を出し、「ぜひイギリスにおいで」と返事をもらって

本当にイギリスへライブを観に行きました。

トムは友だちを歓迎して、楽屋に入れてくれたり、とても良くしてくれたと興奮して話していました。

 

友だちの身体が横たわる部屋で、トム・ロビンソン・バンドの

Power in the darkness」という曲を大きな音で流しました。

全てのマイノリティよ、自分の人生を自由に生きる権利のために立ち上がれ、という内容の歌です。

最後の服は、突き上げた拳マークの入ったトム・ロビンソン・バンドのTシャツでした。

かっこよかった!!

 

今頃お空の上で、好きなもの何でも食べて、ビール飲んでるかしら。

ありがとうね!

 

台風一過の爽やかな空です。

 

市川

 

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