猛暑

立秋過ぎましたが、連日猛烈な暑さが続きますね。
気温が体温を超えるようになると日陰にいようが風に当たろうが暑く、エアコンの効いた場所に逃げる以外暑さから逃れる術は無いわけですが、てくてく事務所で勤務日以外は私はエアコンの無い場所で仕事をしているので汗がとめどなく流れ、夕方には服までびしょびしょになっています。

クーラーにまつわる話をひとつ。
私が大学生の頃の話です。
大学の研究室にはエアコンが無かったのですが、夏の盛りのある日に一人の学生がスポットクーラーという持ち運び容易で電源に繋げばどこででも使えるものを手に入れてきて、１５畳ほどの研究室で使うことにしました。
このクーラーの本来の使い方としては、排熱口を室外に出したり、向けたりするのですが、そうできる部屋ではなかったのでそのまま使う事にしました。
しかし、冷風よりも排熱の量の方が多く、結果としてクーラーを使うとよけい暑くなってしまうのでスポットクーラーは１日でお役御免になりました。
一部始終を通して私は、昨今深刻な環境問題の象徴的な話のようだとひとり感じ入ったものです。

目的のために必要なエネルギーを得る為に出る排出物が、はじめからエネルギーより少なければ問題ないのにと思うのですが、そう都合のいいようにはならなかったのですねえ。

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