a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

若い二人(?)の恋の行方は……  『はらっぱのおはなし』

2013-07-24 00:38:41 | 東京公演


音楽劇『はらっぱのおはなし』。
次の出演者も、これまた若いお二人さんです。



ものがたりの中核をなす、
少年の淡い恋、とでも言いましょうか、
なんとも、無邪気で、無垢な恋。
そんな一面も、垣間見えたりします。




恋する少年(?)はクワガタの角田くわはち。
雨宮大夢(あめみやひろむ)が演じます。
若手ながら、すでに本公演にも出演しており、
成長株と言えるだろう。


好奇心旺盛で、猪突猛進、
“若さゆえの…”というくわはちの無謀さは、
ある意味、ひろむにぴったり。
まだまだ自分自身を測りきれず、
それでも出会ったことすべてが経験になっていく。
生きるとは苦しいことだ…。
そんなオニグモじいさんの言葉を、
どう聞くことができるだろうか。
楽しみだ―。







そして、今回のヒロイン。
雨ふりのチョウは、正木ひかり。
『忘却のキス』でも、得意の一輪車をお披露目しましたが、
今回は惜しみなく彼女の魅力が舞台狭しとあふれてきます。


さなぎから、チョウへと羽化した瞬間を目にしたくわはちは、
その美しさに恋をする。
オニグモじいさんは、生気あふれる若さに、
近づくことを拒否をする。
“生まれる“が美しく、
生きるということが美しい。
時に幼さの残る無邪気さと、
時に勝気で、頼りがいのあるカッコよさを兼ね備えているひかり。
わずかな命に光を放つチョウとして、
一瞬、一瞬の輝きを見逃せない。






満席の公演が増えてまいりました。
ぜひ、お見逃しなく!!


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『空の村号』で2012年度斎田喬戯曲賞を受賞した劇作家・篠原久美子と演出家・関根信一が再びコンビを組んで、
東京演劇アンサンブルこどもの劇場に初登場。
はらっぱで営まれる小さな虫たちのいのちのお話を、ソングや楽器もまじえておくる小作品。

小さなお子様から、
一緒にご覧いただけます!!
渾身の新作です!!
どうか、お見逃しなく!!

上演時間 1時間とちょっと

■スタッフ
音楽/菊池大成
映像・照明/高橋啓祐
振付/明樹由佳
衣裳/清野佳苗
宣伝美術/スズキコージ+奥秋圭
舞台監督/松下重人
制作/太田昭 小森明子

■キャスト
ブッタ(わるわるバッタ・長男)=水流梨津美
ボッタ(わるわるバッタ・次男)=和田響き
ベースケ(わるわるバッタ・三男)=坂本勇樹
オニグモじいさん=松下重人
雨ふりのチョウ=正木ひかり
カナブンのオヤブン=洪美玉
角田くわはち(クワガタ)=雨宮大夢

7月25日(木)19時満席
7月26日(金)14時満席
7月27日(土)11時/15時
7月28日(金)14時満席

料金
一般2500円/高校生以下2000円/当日3000円
全席自由(チケット申込み順に整理番号発行)

HP
http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/harappa/harappa.html

東京演劇アンサンブルwebチケットサービス
http://www.tee.co.jp/ticket-web.html
コメント
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