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a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

キシノウに刻む足跡  a letter from MOLDOVA 4

2013-06-06 06:03:15 | 旅公演


モルドバに来て、5日目。
劇団員は、だいぶ適応してきた。
というか、
あまりに昼、夜、時間がないので、
みんな朝散歩などして、
少しだけ、キシノウの雰囲気を味わっているようだ。
今日の午前中は、唯一のフリータイム。
イオネスコ劇場の俳優・エミリアと、
日本語通訳ボランティアのアーニャとダーシャに連れられて市場へ。
お土産の露店などを見て回る。







夕方には劇場入り。
並行して七字さんが日本演劇についてのレクチャーをしているが、
我々はバラシのためのミーティング。
仕込で苦労したように、
当然バラシも苦労する。
通関もあるため、慎重な荷積みとなる。
さて、何時に終われるか…。



本日の観客も、
1日目とほぼ変わらない感じ。
8割は埋まったろうか。
この辺は、当日までわからないと聞いているので、
ほっとする。



みんな1日目の手ごたえを実感し、
より精度の上がる舞台へと向かっている。
昨日に続いて、もう一度、
イオネスコ劇場に来た人たちが、
ずっと語ってくれるような、
そんな公演にしたいと思う。

少し遅れて開演。
昨日同様、
反応は良い。
舞台と一体となって、
笑っている様子がおもしろい。
日本ではこういう芝居、
ちょっと面白いセリフがあったって、
こんな反応はしてこない。
海外での公演のおもしろさと、
作品が伝わっている実感が、
より舞台にいる俳優をその気にさせていく。
もちろん、
その気がないなんてことはない。
ただ、
さらに体験したことのない経験ができるような気がするのだ。



演劇は、その時、その時、
一瞬、一瞬の芸術だ。
そのことを、
体験しているのだ。
いま、その瞬間を、
舞台と客席が共有している。
そんな空間。



今日も初日に続いて観客から大きなスタンディングオベーション。
カーテンコールに慣れていない僕たちは、
昨日よりも、もっと、と思って練習したけど、
まぁ、
ちょっとぎこちない。
でも、
それだって、新鮮。



間違いなく、
ひとつの足跡を残したと思う。
終演後の観客の様子から、
そんなことを思う。

その後、
バラシ。
フェスティバルだと、こういう強行日程となる。
わかっている。
20時の終演から、
結局、日をまたぎ25時過ぎまで。
とにかくヘロヘロだ。

それでもキシノウ最後の夜。
連れ立って通称“バズーカ―ビール”へ。
朝方まで???
僕は、初めてのスライドオペが終わり、
どっと疲れて、
早々に就寝。
モルドバ最後の夜が、更けていく・・・・・・。

オープニング a letter from MOLDOVA 3

2013-06-05 07:28:46 | 旅公演
公演初日。
日々、いろいろある。
今日は記者会見だそうな。
志賀、原口、公家で臨む。

仕込は、朝から桜詰め。
思いのほか、この作業がかかるのだ。
桜の降らしの練習を見て、
劇場の掃除のおばちゃんたちが、
いやな顔をして眺めていた。
ごめんね。

1,2日目をかなり濃厚に仕事したので、
今日は時間通り。
昼はボリューム満点のお昼を食べて、
午後2時、
予定通りの時間でゲネプロ。

字幕システムが初めてだったので、
けっこうめろめろ。
ネタの作成自体が、前日めいっぱいかかったので、
ぶっつけ。
案の定、めろめろ。
うまいこといかなかった。

そのほかおおむねうまくいったと思う。
掃除のおばちゃんが、
逆に燃えて、
任せろ的な感じでほうきとちりとりをもって、
客席で待機しているのが印象的。

開演前のフェスティバルオープニングセレモニー。
モルドバの文化大臣や、
在ウクライナ日本大使館の参事さん(モルドバ大使館兼)、
などなど、偉い人のあいさつがたくさん。
客席は9割近い入り。
いつもながら、時間にやきもきしながら13分押して開演。







観客の反応は上々で、
字幕でセリフを把握して、
けっこう笑いどころもあり、
苦労のかいがあったな、と。





静かに、そして、時にビビットに反応する観客。
とっても集中して芝居を観ている。
字幕を含めれば、
日本語で、
ルーマニア語で、
ロシア語で上演されているこの芝居、
同じ空間で、
これだけ違う言語の人たちが一堂に介して、
『桜の森の満開の下』が上演されている。
つくづく、演劇の魅力を感じる。







終演後は、
大きな拍手。
そして、
スタンディングオベーション。
思わず動画をとってしまった。
本当に、
感動的な拍手をいただいた。



http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=qJbiioBBLNA

終演後は、
劇場が用意してくれた初日祝い。
キシノウにいる日本人や、
日本語学校の先生。
生け花をしているグループ。
そして、ウクライナからきてくれた日本大使。
フェスティバルのオープニングという大役を、
気後れせず、
見事やり遂げたと思う。



あっという間で、
もう1日で、バラしちゃうなんて……。
手ごたえのある、公演1日目でした。


キシノウの長い一日 -a letter from MOLDOVA 2

2013-06-03 04:09:57 | 旅公演


昨日最低限で終わったので、
今日も朝から晩まで。
9時劇場入り、
何はともあれ照明を上げなければ。

僕はというと、
こちらにきて、急遽字幕スライドの変更。
1日目ルーマニア語、
2日目ロシア語、
ということで話していたのだが、
2日目とも、両方出したい、とのこと。
その字幕を作ってくれていたのだが、
届いたのは出発前日…。
稽古で合わせてきたものが……。
困ったものだ。

ということで、
ベルリン公演に続き、
字幕の修正。
これ、結構大変なのよねー。
昨日から、とにかくひたすら字幕。
字幕、字幕。



舞台の方も、
順調とも言えないが、
何とか、照明が上がり、
基本舞台を作り、
照明シュートへ。



夕食休憩はあまり取れず、
我々は、パスタとサンドイッチの店へ。
見た目よりボリュームで、味はまあまあ。
ただ、多いので最後は飽きてくる。



夜の部は、照明のシーンづくり。
ここまでは何としても終わらせたいと思っていたので、
とにかく、ほっ。

そのほか、制作的なことは謎が多い。
直前まで、決まらないし
変更が起こることが多い。
集客はどうなのか?
レセプションは誰が来て、
時間通りに行くのか?
などなど、
不安要素はきりがないが、
ここは海外、
どうあっても対応していける自信がある。
これまで、幾度もそういう経験をしてきているので、
できるだけ情報収集しておく。

ペトルさんが、
予想以上の仕込みの様子に、
とっても驚いていたとのこと。
バトンがないので、
天井に穴をあけ仮設。
桜も降らせるので、
滑車を持ち込んでの、上下動システム。
そして、そのシステム、
そのまま置いて行ってほしいと。
モルドバ人では、
あの作業はできないと。
これは、たいへんうれしいほめ言葉だし、
うちの仕事の確かさを実感した。

ただ、
シビウでも使うし、
置いていけない。
代わりのものがあれば、ととりあえず話してみる。

夜は、さすがにヘロヘロで疲れていたので、
ホテル向のオープンカフェで。
これが変わったシステムで、
テーブルを担当する人が固定していて、
担当者しか対応しない。
非合理的だな、と思いつつ、
うちのテーブルは美人のカロリーネだったので、
楽しく呑めましたー。



チキンスープにホームメイドヌードル、
とあるから、チキンラーメンかな?


そしてこれは、美人ちゃんの手。
顔見たい人は、
個人的にラインでのみ公開しております。

a letter from MOLDOVA 1

2013-06-01 02:55:46 | 旅公演
旅の初日、
道も空いていて、順調に成田空港集合。
しかしながら、チェックインでトラブル。
出発前から……。

不安な要素を抱えたまま、
ミュンヘンへ。
トラブルは、解決の道筋が見え、
ちょっと安心。

ミュンヘンでは4時間のトランジットで、
ヴァイスビール。
やることないので、
食ったり、
呑んだり、
ボーッとしたり。





こちらも定刻通りに、
ミュンヘン→キシナウ便。
やたら小さくて、
狭い。

これが、
まぁ、
トラブルの結果。



深夜24時半にモルドバ・キシナウ空港着。
ウジェーヌ・イオネスコ劇場の芸術監督、
ペトルさんも深夜にも関わらず、
お出迎えしてくださる。
期待の現れだ。



くだんのトラブル、
さらに手を尽くしてもらい、
早期解決へとむかえそう。

古いタイプのホテルで、
部屋でひとしきり盛り上がる。
お湯が出るとか、
出ないとか、
部屋によってむらがある。



朝、
7時から食べれるはずのレストランがいっこうに空く気配がない。
15分八国のうちに入らないというモルドバタイムの洗礼。
結局8時からということに。





9時小屋入り。
なんと、前日のうちに荷下ろしが済んでいる!!
これはありがたい。
しかも、2人でやってくれたとか。
うーん、素晴らしいじゃないか。

手前が劇場、
奥がホテル。
近い!!


下見の時に話をした、
舞台監督、音響、照明、
みんないない……・。
おお、モルドバ。
ということで、
けっこう一から打ち合わせ。
仕方あるまい。

9時半、
そろってあいさつを終え、
仕込スタート。
今回の劇場、ウジェーネ・イオネスコ劇場は、
モルドバ国立の劇場。
日本に何度も来日している劇団で、
初来日はブレヒトの芝居小屋で、
『ゴドーを待ちながら』の上演だった。

今回の上演は、
隔年で行われているフェスティバルのちょうど狭間の今年、
シビウ演劇祭に招かれて、公演することを伝えると、
わざわざ僕たちのために、
イレギュラーでフェスティバルを開催してくれることになった。
「日本文化週間」と題してのフェスティバルだ。

東京演劇アンサンブルをオープニングに、
金沢舞踊団、
山の手事情社と続く。
なかなか耳慣れない“モルドバ”という国だが、
実は演劇界では、確実に交流を深めているのだ。

さてこの劇場、
元ディスコという変わり種。
ということもあって、
前衛的な空間ではあれど、
演劇向きとは言い難い。
特にバトンがほとんどなく、
仮設。
天井に穴をあけてよいとのことで、
その辺はさすがヨーロッパ的、
助かります。

昼食。
いわゆる日替わり定食。
うまいけど、ホテル価格。
800円くらいか。


何事も、
モルドバペースで、
事前に約束したことは、
まぁ、参考程度の事項。
やはり、多くが現場対応。
もちろん、想定内。
コーディネーター兼通訳の志賀重仁さんが、
うまくさばいてくれるので、
とても助かる。
彼なくして、モルドバとの演劇交流はありえないし、
ここまでの信頼関係もないだろう。
次から次に来る、
想定内のトラブルは、
なんというか、
ちょうどベトナム公演を思い出す。

夕食休憩時間には、
ささやかな歓迎レセプション。
東京演劇アンサンブルと、
イオネスコ劇場との、
内輪の宴。
仕事が残っているので、
ほんのちょびっと呑んだだけだけど、
ワインに、シャンパンに、パリンカと、
どれも美味。
出されたフルーツやクルミも最高においしかった。
短い時間で、ほんとに残念。





仕込再開。
必要最低限のものが何とかそろい、
1日目の仕事的にも何とか最低限、
照明が上がるまでと思っていたが、
そこまでいかず…。
朝9時から21時まで。
前日深夜に到着したこともあり、
もうくたくた。

それでも、一杯だけ呑みたくて、
下見の時に訪れたバズーカビールへ。
しかし、残念ながら売り切り。
それでも、
おいしいモルドバの料理に満足し、
ひとり500円だから、これまたうれしい。
そんな1日目でした。

キシノウのビール。


これは、サルマーレ。
いわゆるロールキャベツ



『櫻の森の満開の下』シビウ演劇祭同行者募集!!

2013-03-26 20:44:37 | 旅公演


今年、
5月末から6月初旬にかけて、
東京演劇アンサンブルでは、
モルドバ・ルーマニア公演を準備しております。
モルドバでは、
特別に招待され、
日本文化フェスティバルと銘打って、
私たちを迎えてくれます。

そして、そのあとはルーマニアのシビウの国際演劇祭に参加します。
演劇祭初日のオープニングとして、
こちらも厚く出迎えていただけます。
ヨーロッパの3大フェスティバルの一つであるシビウの演劇祭、
今年は20周年です。
世界中から、
現代演劇の幅広いジャンルの舞台芸術が集まってきます。
この機会に、
私たちと一緒にシビウ演劇祭に参加してみませんか?

同行ツアー日程:6月6日~13日
そのほか詳細希望の方は下記にお問い合わせください。
東京演劇アンサンブル事務所
TEL:03-3920-5232
FAX:03-3920-4433
MAIL akira@tee.co.jp


シビウ演劇祭とは
ルーマニア中央に位置する地方都市シビウ県シビウ市で開催されている東欧最大の演劇祭。
1993年に学生演劇フェスティバルとして発足。
2回目から本格的な国際演劇祭を目指し、年々規模を拡大し、
市内のさまざまな場所を会場にフェスティバルを展開。
近年は、70カ国から350団体ほどが参加。
2007年にはシビウ市が東欧州文化首都に指定され、
EU・ジャパンフェストのサポートにより、多くの日本のアーティストが同演劇祭に参加。
2008年には中村勘三郎率いる「平成中村座」の歌舞伎公演を招聘し、話題となった。
ディレクターはコンスタンティン・キリアック。
ラドゥ・スタンカ国立劇場を中心に、市内の劇場や美術館、
広場やストリート、学校や教会、遺跡など60カ所を越える屋内外の会場で公演が行われ、
1日あたり約6万人の観客を見込んでいる。
http://www.sibfest.ro/en/sibfesteu.html


2012年12月7日 神戸市立好徳小学校

2012-12-10 00:01:04 | 旅公演


前日は四国を後に、神戸に移動。
午後から仕込。
学校に入るところが短い急坂で、
いよいよ半ばトラックの横づけをあきらめていたのだが、
まぁ、粘りに粘って、何とか中に入れることができました。
平日昼間なので、お手伝いはない。
なんだか、ちょっとさみしいな。
なんせ、文化庁公演シリーズ最終日だし。

体育館が小ぶりで、
児童数も少ないけど、
仕込んでいると、
まぁ、まるでブレヒトの芝居小屋みたいだなぁ、と。

担当の先生が打ち合わせの時に手ぶらできた。
「うちは、消極的な参加で…」
というのは残念だった。
先生参加もしないというので、それではやはり子どもたちにとって残念なので、
何とかキャンドルの部分だけでも、とお願いしたり、
終演後のバラシで、やはり交流したい旨を伝え、
何とか無理にお願いする。



開場時間になっても、
なかなか子どもたちが来なかったり、
チャイムがなったり…、
不安は多かったのだが、
リハーサルの子どもたちは、無邪気で、元気。
そうだ、届かせたい子どもたちが目の前にいる。
そのことを捕まえたいと思う。



そして、開演。
もちろん大人の事情はともかく、
子どもたちの反応はビビットで、
俳優たちの視線の先を、
いちいち追いかける。
その先には、何もないのに、
つい見て確認してしまう
「砂が光ってる」
とジョバンニとカンパネルラが舞台上でかがむと、
もう、立ち上がって覗き込む。





うたの参加も、大きな振りで、
大きな声で、
ほっとする。
うん、これだ。
このために、全てをかける意味があるのだ。
子どもたちの楽しんでる姿がある、
そういうことだ。



先生たちのキャンドルサービスだって、
ものすごくあたたかく会場を照らしていた。
LIVEな空間のなせる技だ。



鳥撮りの手の先を、
その舞台仕掛けに踊りためを見せる。
やたぁ!!



終演後は、
5,6年生が手伝ってくれました。
水流ちゃんが、なじんじゃって、なじんじゃって、
どっちが小学生がわからない、
っていう男の子と、なんだか語り合ってましたが…。



入口の坂も、
苦労しながら、何とか突破。
文化庁公演シリーズ終了です。
きっと、多くの子どもたちにとって、
印象深い公演になったのでは、
と思います。
そういう手ごたえを感じるツアーとなりました。

旅班は、年内数ステージ学校公演をして、
クリスマス公演まで、上演が続きます。

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東京演劇アンサンブル 第30回クリスマス公演
銀河鉄道の夜

作=宮沢賢治
脚本・演出=広渡常敏
音楽=林光

2012年
12/21 金 AM貸切
12/22 土 14:00
12/23 日 14:00 ※
12/24 月 14:00
12/25 火 19:00
※アフタートーク http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/ginga/after-talk.html

ブレヒトの芝居小屋
全席自由
料金  当日=4,500円 一般3,800円 学生3,000円
前売  劇団事務所03-3920-5232 http://www.tee.co.jp/ticket-web2.html (PC)
 http://www.tee.co.jp/tee-mobile-webticket.html (携帯)

2012年12月5日 西条市立河北中学校

2012-12-07 00:18:21 | 旅公演


ここは、
体育館入口が狭く、
7tトラックが入らなくて、
路上から、それなりの距離を運ぶことになりそうだった。
ところが、ここもクリア。
トラック班は連勝中。

下校中の生徒に声をかけると、
「ちゃんと歌、歌えるようになった」とのこと。
楽しみだ。
先生方も手伝ってくれて、
このシリーズ最後の夜仕込。
前日仕込の終わりしなに、
先生が見に来て、
驚いて、生徒が喜ぶなー、
と言っていたのが印象的。





公演前のリハーサル。
ワークショップ時に思った通り、
シャイな生徒たち。
でも、だんだん声が出てくる。
こういうのは、ある程度勢いよくやってもらうのが良いんだけどなぁ。



開演すると、静寂。
芝居を観る中学生。
真剣。
でも、参加部分は、思いのほかはじけてたかな。
うん、祭りだ。
ケンタウルスのお祭りのシーンだもの。
やっぱ、そのくらい元気じゃなきゃね。



参加部分と、観る、という部分のメリハリがあって、
いい子たちだなぁ、と。
興味津々に舞台に食いついてきてくれて、
なんだかそのまなざしがうれしい。



バラシでも、
3年生たちが積極的だったし、
時間が過ぎた後は部活の子たちが手伝ってくれた。
ついついこちらがいろいろ聞いたり、
サッカー部の子と勝手に交流。
ジョバンニ・水流は、
野球部の子を子分に従えて、
ガシガシ片づけていたりしました。
なんだかバラシも、楽しかったよ。





最後は熱狂的な見送りを受け、
河北中サイコー! って叫びたくなっちゃいました。
いや、叫んだけどねぇ。




お見送りしていただきました~。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=blnYAf2zbHM

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東京演劇アンサンブル 第30回クリスマス公演
銀河鉄道の夜

作=宮沢賢治
脚本・演出=広渡常敏
音楽=林光

2012年
12/21 金 AM貸切
12/22 土 14:00
12/23 日 14:00 ※
12/24 月 14:00
12/25 火 19:00
※アフタートーク http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/ginga/after-talk.html

ブレヒトの芝居小屋
全席自由
料金  当日=4,500円 一般3,800円 学生3,000円
前売  劇団事務所03-3920-5232 http://www.tee.co.jp/ticket-web2.html (PC)
 http://www.tee.co.jp/tee-mobile-webticket.html (携帯)

2012年12月4日 西条市立氷見小学校

2012-12-06 04:06:41 | 旅公演


佐田岬から移動。
前日仕込の搬入は、先生方だけかと思いきや、
クラブで残っている子どもたちも手伝ってくれる。
こういう感じは、うれしい。





↑なんか盗ろうとか、そういうやつじゃありません。
とにかく、真っ暗にしたくて、
体育館の隙間を埋めに上りました。

ワークショップ時から、
けっこう元気だった記憶が。
午前中の仕込み時間に、
楽屋で借りている教室にいると、
ソングの練習の声が聞こえてくる。
たぶん低学年。
もう、かわいくって、かわいくって。



体育館のサイズが小さいけど、
児童数を考えるとちょうどいい感じ。
なんというか、
勢いのある先生方で、
なるほど、元気な子どもたち。
時間が前後するが、
1幕、2幕の間の休憩中のはしゃぎぶりは、
まぁ、すさまじい様子でした。





そういう反面、
上演中の集中力が高く、
静かに、じっくり舞台を観ていた。
特に、最前列の1年生たちが、
ぐっと背伸びして、
真剣に見ている。



うたの参加は、
もう元気いっぱい。
ふりが違ってたりしたけど、
それも、まぁ、ご愛嬌。
だって、これだけ声が、言葉が聞こえてくれば、
一緒に旅に行けるじゃないかぁ~!





そんな1幕と、
ほんとに最後まで集中してみてくれた2幕、
この公演の良さを存分に発揮し、
堪能できる空間になった。



勢いそのままに、6年生と先生が搬出のお手伝い。
いやぁ、もう、すごい!!
がつがつやってくれるので、仕事が早い。
こちらの指示が追い付かないくらい。



子どもたち同様に、
先生たちも喜んでくれたのがうれしかった。
また、いつか、会いたい子たちだなー。


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東京演劇アンサンブル 第30回クリスマス公演
銀河鉄道の夜

作=宮沢賢治
脚本・演出=広渡常敏
音楽=林光

2012年
12/21 金 AM貸切
12/22 土 14:00
12/23 日 14:00 ※
12/24 月 14:00
12/25 火 19:00
※アフタートーク http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/ginga/after-talk.html

ブレヒトの芝居小屋
全席自由
料金  当日=4,500円 一般3,800円 学生3,000円
前売  劇団事務所03-3920-5232 http://www.tee.co.jp/ticket-web2.html (PC)
 http://www.tee.co.jp/tee-mobile-webticket.html (携帯)

2012年12月3日 伊方町立三崎小中学校

2012-12-04 01:13:04 | 旅公演


小豆島から移動して、松山泊。
翌日、四国最西端の佐多岬に向かう。
日曜日とあって、
がらんとした校庭で遊ぶ、
愛すべきサッカー少年たちに迎えられる。
だいぶ肌寒い。
ぽつぽつと雨。
午前開演なので、前日仕込は全仕込。



さて、ちょっと余談ですが。
前日泊した宿、えびすやさん。



ネットで検索して、
たまたまそこにしたのですが、
もう、ものすごい歓待!!
活岬サバ、岬アジの刺身にしゃぶしゃぶ。
サイコーにおいしかった!!
関サバ、関アジの対岸にある佐田岬なので、
全く同じものが獲れるのだとか。





そして、お酒の差し入れもテンションが上がりましたが、
何より、盛り上がったのは、
お手伝いをしていた女の子が、
三崎中の3年生だということ!!
もちろん、おいしいお酒、おいしい食事、
それが気持ちよくさせていたのは間違いありませんが、
でも、やっぱり見てれ来るということが、
俳優の気持ちを盛り上げるのは間違いない。
しかもこのシリーズは生徒参加シーンもあり、
ちゃんと、彼女もそこにいる、
というのは、なんだか良いよね~。







と、横にそれましたが…。
今回の上演では、
中学生がワークショップをしたので、
歌と振りは中学生。
近隣の3つの小学校から、
観劇にやってくるので、
その子たちを囲むように中学生が座る。
この小学生たちは、
卒業すると、みんな後輩になるのだ。



反応は、シャイ。
小学生も、中学生も、
じっくり芝居を観る。
何がそこで起こっているのか、見ている。
小学生くんたちは、
きっと初めて本格的な芝居を観る子もいるだろう。
いつもの体育館が、
いつもの体育館じゃない。
不思議な空間にいて、
不思議な旅の芝居を観ている。





うたの参加部分は、
照れながらも、何とか振りをやる中学生。
声も、もうチョイ聴きたかったけどなぁ。
ま、その辺はご愛嬌。
先生方だって…ね。
でも、小学生を囲んでいる中学生の輪を、
さらにその中学生たちも含めて、
先生たちのろうそくの炎が囲む。
悪くないよね。





休憩中、小学校1年生くらいの子が、
楽しい、なんて言ってるのを聞くと、
うれしいものだ。
2幕は、参加部分はないので、
じっくり芝居を観てもらう。
鳥獲りや、
信号手や、
サソリたちにざわめく客席。
良い空間になったなぁと思う。



終演後のあいさつが、
宿泊した宿の娘ちゃん。
もう、なんだか出演者たちの顔がデレデレ。
そのお母さんや、おじいちゃんも客席に来てくれた。
ミカンもたくさんもらった。





お手伝いの中学生たち、
給食時間ぎりぎりまで。
とってもよく手伝ってくれる。
娘ちゃんが、とっても楽しかったって、
言ってくれたのは嬉しかったなあ。
時間でお手伝いは終了、かと思いきや、
15分で帰ってきた!!
みんな、さっさと食べて、手伝いに来てくれた。
おかげで、あっという間に片付け終了。



今日の公演もまた、
忘れらない公演になりました。
ほんとに、ここにはまた来たいよ!!

2012年11月30日 小豆島町立内海中学校

2012-12-02 00:46:56 | 旅公演


高松港よりフェリーで移動。
前日は、仕込のみ。
生徒たちは期末試験中ということで、
先生方のお手伝い。
屈強。
仕込の途中でのぞきに来たりして、
感心の様子。
ニヤリ。



ワークショップ時は、横長の体育館を横使いと考えていましたが、
やはり、通常通りに仕込むことに。
天井の高さは、そんなのに問題ならなかったのですが、
窓が広く大きくて、
暗転づくりがなかなか難儀しました。



生徒たちは、
かなりシャイで、
ワークショップ時にも感じたテレが強く、
リハーサルでもなかなか声が出ない。
ワークショップは1時間かけて、多少声が出るようになったけど、
開演前の10分くらいでは…。
先生方も、一緒にやってくれる先生と、
そうでない先生もいて、
その辺が微妙だったり。



開演してからの静寂。
広い体育館と思ったけど、
縦の距離はそうでもないので、
いつもと変わらない距離感。
ミーティングで、細かいことをチェックして、
少しずつ修正を加えていく。
少しでも、精度を上げていく。
初めて見た人にはわからないかもしれませんが、
いつでも、その時、その瞬間にしかできないものを、
その場にいた人たちと共有していきたいと思う。





頑張って歌っていた選抜チームも、
やはりシャイ。
振り付けは、苦手なよう。
それでも、先生たちのろうそくが生徒たちを囲む明かりを見て、
きれいだなぁ、と思う。
声にならないため息が、
少しずつ空間を埋めていく。



表現は苦手でも、
観る、という思いは強かった。
緊張感と集中力が、
舞台を最後まで支えてくれたかな。



終演後のバラシを手伝ってくれた3年生たちの無邪気さや、
搬入以上に手伝ってくれた先生たち。
勝手ながら、芝居がうまくいったという手ごたえだったと思った。
最後まで、シャイな島の子どもたちだった。