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a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

トゥランドット

2018-08-17 18:18:06 | 東京公演
小田勇輔です。

稽古が始まって1ヶ月半経ちました。

稽古場は楽しい雰囲気です。

ただ稽古はかなり大変であります。

前に進んだり進まなかったりと悪戦苦闘中です!

ところで私には個人的な楽しみがあります。

今回の劇で女性の役をやります。

公家さんから、ブサイクや気持ち悪いなどヒドイ事を言われていますが、私はとても楽しんでいます。

あと自分はボディーガードの役も演じております。

どういう人物なんだろう・・・

と毎日格闘しながら稽古をやっておりますが、正直それを追いかける事が辛いです。

しかし、やりがいがあります!

面白い作品になるので、ご期待ください!!


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

作 ベルトルト・ブレヒト
訳・ドラマトゥルク 黒田容子
演出  公家義徳
音響  島猛
照明  真壁知恵子
衣裳  稲村朋子
映像アドバイザー・撮影 飯名尚人
制作  小森明子・太田昭

■キャスト
トゥランドット姫      正木ひかり
皇帝            永野愛理
皇太后           志賀澤子
ヤウ・イェル        三木元太
総理大臣          竹口範顕
宮廷学者フィー・イェイ   篠原祐哉
アー・シャー・ゼン(農夫) 伊藤 克
エー・フェー(彼の孫)   山﨑智子
ゴーゲー・ゴーグ(ギャング)和田響き
マー・ゴーグ(彼の母)   原口久美子

浅井純彦
雨宮大夢
大橋隆一郎
小田勇輔
上條珠理
坂本勇樹
仙石貴久江
永濱渉
奈須弘子
町田聡子
真野季節
洪美玉

9/7 19
8 14
9 14
10  休演日
11 19☆
12 19☆

13 19
14 19
15 14
16 14
17 14


ブレヒトの芝居小屋

全席自由 開場は開演の30分前 整理番号順の入場

料金

前売一般 3800円 前売U25→3000円〈25才以下の方対象〉

当日4500円

☆Low Price Dayは一律2500円

チケット申込

東京演劇アンサンブル TEL:03-3920-5232 FAX:03-3920-4433

ticket@tee.co.jp

協賛 ケンタウルスの会


欲望の展覧会

2018-08-16 12:08:22 | 東京公演
こんにちは。東京演劇アンサンブルの竹口です。

今回の舞台では総理大臣役をつとめます。

トゥランドットといえば、プッチーニのオペラが有名で、いつだったか、フィギュアスケートの荒川静香がこの作品の有名なアリアで滑ったことで、さらに知名度が上がりました。

わたしも高校時代にFM ラジオで全曲が放送されるのを聞いて、そのドラマチックな音楽に引き込まれて思わず二枚組のLP レコードを買い、ドミンゴになったつもりで繰り返し聴いたものです(笑)



しかし、ブレヒトのトゥランドットは、これとは随分テイストが違います。



トゥランドット姫は男を漁る好色な女。

彼女を取り巻くお偉方も、権力が欲しい、快楽が欲しい、地位と名誉が欲しい、金が欲しい、自分さえ良ければいい………といった調子で、これが国の指導者なのだと思うと、思わず頭を抱えてしまいそうな人たちのオンパレードです。


俳優たちは、こうしたいわゆる悪役たちに取り組むわけですが、彼らの持つ様々な欲望は、わたしたちには縁の遠い、特別なものというわけではなく、普段それを全面に押し出して暮らすことがないというだけで、わたしたち自身の中にも大なり小なりあるものです。

いま、稽古場では各人が自分の中にある欲望を掴み出して舞台に乗せようと、チャレンジを繰り返しているところです。

今回の舞台は客席をL字型に囲う形で、お客さんの目線の高さに浮かせた通路になっています。

ブレヒトの芝居小屋が、俳優たちが心の中から引き出してきた剥き出しの欲望の展覧会場となり、まさにこのような人たちの上から目線に囲まれて生きざるを得ない、現代の日本そのものとなるように、そして最後には、「もうあんたたちには用はない!」と、みんなで笑って引導を渡せるような、元気の出る舞台にしたいと思っています。





皆さまのご来場を、心よりお待ちしております。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

作 ベルトルト・ブレヒト
訳・ドラマトゥルク 黒田容子
演出  公家義徳
音響  島猛
照明  真壁知恵子
衣裳  稲村朋子
映像アドバイザー・撮影 飯名尚人
制作  小森明子・太田昭

■キャスト
トゥランドット姫      正木ひかり
皇帝            永野愛理
皇太后           志賀澤子
ヤウ・イェル        三木元太
総理大臣          竹口範顕
宮廷学者フィー・イェイ   篠原祐哉
アー・シャー・ゼン(農夫) 伊藤 克
エー・フェー(彼の孫)   山﨑智子
ゴーゲー・ゴーグ(ギャング)和田響き
マー・ゴーグ(彼の母)   原口久美子

浅井純彦
雨宮大夢
大橋隆一郎
小田勇輔
上條珠理
坂本勇樹
仙石貴久江
永濱渉
奈須弘子
町田聡子
真野季節
洪美玉

9/7 19
8 14
9 14
10  休演日
11 19☆
12 19☆

13 19
14 19
15 14
16 14
17 14


ブレヒトの芝居小屋

全席自由 開場は開演の30分前 整理番号順の入場

料金

前売一般 3800円 前売U25→3000円〈25才以下の方対象〉

当日4500円

☆Low Price Dayは一律2500円

チケット申込

東京演劇アンサンブル TEL:03-3920-5232 FAX:03-3920-4433

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大先輩の存在

2018-08-15 12:12:33 | 東京公演
本日のブログ担当の雨宮大夢です!



連日の猛暑で劇団員もバテバテ、今年から始めた家庭菜園もしおしおになってしまいました。



今回は稽古中のあるエピソードを書きたいと思います。




今回は、これまでの本公演と比べても読み稽古の日数があまり取れてません。




読み稽古の最終日になっても最後のシーンのキャスティングが全て決まりきらないという全員が不安を抱えている状況でした。





そのとき稽古場で話をしてくれたのが、今回の出演者で最年長の伊藤克さんです。



今年で89歳になられる克さんは、自身の60年代を語ってくれました。



60年の大きなうねりの中にいた克さんは

「あのとき、確かに世の中が変わると思ったんだ」


と言い、

「この世の中に満足しているのは若者ではない、それを"ぶち壊そう"というエネルギーがあるのが若者なんだ」


と語ってくれました。



克さんが昔を振り返りながら語ったあの言葉。



悔しさと、無念さがありながら、誇らしげだったあの表情を、僕たちは忘れないと思います。



「この作品が書かれたのは50年前だけど、今に突き刺さる良い芝居にしようじゃないか!」


稽古場が纏まった瞬間だったと思います。



自分のアピールじゃなくて、大先輩のエピソードになりましたが、僕もムンカ・ドゥーという役で出演します。



きっと、皆さんの記憶に残るような役になると思うので、是非お楽しみにして下さい!


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作 ベルトルト・ブレヒト
訳・ドラマトゥルク 黒田容子
演出  公家義徳
音響  島猛
照明  真壁知恵子
衣裳  稲村朋子
映像アドバイザー・撮影 飯名尚人
制作  小森明子・太田昭

■キャスト
トゥランドット姫      正木ひかり
皇帝            永野愛理
皇太后           志賀澤子
ヤウ・イェル        三木元太
総理大臣          竹口範顕
宮廷学者フィー・イェイ   篠原祐哉
アー・シャー・ゼン(農夫) 伊藤 克
エー・フェー(彼の孫)   山﨑智子
ゴーゲー・ゴーグ(ギャング)和田響き
マー・ゴーグ(彼の母)   原口久美子

浅井純彦
雨宮大夢
大橋隆一郎
小田勇輔
上條珠理
坂本勇樹
仙石貴久江
永濱渉
奈須弘子
町田聡子
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9/7 19
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ブレヒトの芝居小屋

全席自由 開場は開演の30分前 整理番号順の入場

料金

前売一般 3800円 前売U25→3000円〈25才以下の方対象〉

当日4500円

☆Low Price Dayは一律2500円

チケット申込

東京演劇アンサンブル TEL:03-3920-5232 FAX:03-3920-4433

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ブレヒトの芝居小屋、最後の夏

2018-08-14 17:46:10 | 東京公演
夏の日差しを全身にうけて、乾きを訴えているような芝居小屋の大扉。

その前にギラついて並んでる劇団員の自転車たち。

その台数に焦ったりちょっと一息ついたりしながら稽古場へ入る。


「うぉー!あーあーあー!」誰かの発声練習が聞こえる。


(くすっ、そのやり方は違うんじゃないかなぁ……とひそかに思ったり(^^))。


お茶場の準備をする後輩らとすれ違いざまちょっかい出したり雑談したり、顔色をみたり。

今日も誰かからの差し入れ、夏のフルーツが届いている。

いつもありがとう。

日一日と『ブレヒトの芝居小屋の夏』が通り過ぎて行きます。


そう、もう来年の今頃にはこの小屋に私たちはいないわけで……。

今のうちに夏の稽古場の風景を目に身体に焼き付けておきたいと思いながら劇団に通っています。

が、取り組むのはこの小屋最後のブレヒト作品。

その中身を掴まえるのに頭と心のエンジンを全開するのに忙しく、相変わらず余裕がない自分です。




今回の舞台では、過去のブレヒト作品で使われた懐かしい物が登場しています。

今まで私が出演したのは5つほどなのですが、ブレヒト作品はほんの一瞬だけの登場人物、たった一言のセリフでも印象深くその作品世界に置かれていると感じることが多いです。

『ガリレイの生涯』公演の時、唯一の私のセリフは『どなた?』。

タリさん(演出家)の目はすり抜けたものの(笑)、

他の先輩がわーっと来て「違う!『どなた?』よ。」私「どなた?」。先輩「うううん、『どなた?』」「???」。

色んな言い方を試しても何が違うのかなかなか掴めず、苦労した思い出です。

どんな端役でもその一言、一つの動作が、私が『どなた?』と指し示した人物への観客の想像を乱してしまうことの重さを知りました。

そして、芝居の奥深さを感じた経験でした。

今回の芝居では、学者グーという役で劇団の大大大先輩と出演する場面が沢山あります。

劇団歴25年の中でその先輩とこんなに会話するのは初めてですが、臆することなく瞬間瞬間の先輩とのやりとりの中で何かを発見したり、感じたりできるよう、アンテナ張って集中して稽古していきたいです。



毎回衣装づくりでお世話になっているうちの大御所ミシン。



9月7日からの上演です。

ご来場お待ちしております!


町田聡子


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作 ベルトルト・ブレヒト
訳・ドラマトゥルク 黒田容子
演出  公家義徳
音響  島猛
照明  真壁知恵子
衣裳  稲村朋子
映像アドバイザー・撮影 飯名尚人
制作  小森明子・太田昭

■キャスト
トゥランドット姫      正木ひかり
皇帝            永野愛理
皇太后           志賀澤子
ヤウ・イェル        三木元太
総理大臣          竹口範顕
宮廷学者フィー・イェイ   篠原祐哉
アー・シャー・ゼン(農夫) 伊藤 克
エー・フェー(彼の孫)   山﨑智子
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マー・ゴーグ(彼の母)   原口久美子

浅井純彦
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大橋隆一郎
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上條珠理
坂本勇樹
仙石貴久江
永濱渉
奈須弘子
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料金

前売一般 3800円 前売U25→3000円〈25才以下の方対象〉

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稽古場ブログ、始動!

2018-08-13 12:55:23 | 東京公演
猛暑かと思っていたら、急に天候の不安定な日が続いていますね。

ブレヒトの芝居小屋では、連日『トゥランドット姫 あるいは 嘘のウワヌリ大会議』の稽古中です。

本日より、稽古場ブログをスタートします!


担当は、学者(トゥイ)・ウェン、侍女1役の、上條珠理です。


実は私、劇団に入る前は某オペラ団体で働いておりました。
その為、まず思い浮かぶのはプッチーニ作曲のオペラ『トゥーランドット』。(イタリア語読みの表記です)

大人数、大掛かりなセットが必要な為あまり上演されなかった作品ですが、ここ数年日本で公演されているようです。


美しく誇り高いトゥーランドット姫は、先祖の姫の恨みを晴らす為、言い寄る異国の王子達に謎を出し、答えられない王子達を次々首切りにしています。

それが民衆達の一大イベント!


になっている北京に、タタール国を追われた王子カラフが登場、姫に一目惚れし謎解きに挑んで、あっさり3つ正解。

絶対結婚しないと逆上する姫に、自分の名前を夜明け迄に告げるなら死んでも良いと鷹揚に答える王子。

名前が分からなければ皆首を切られてしまうと騒ぐ市民や城の家臣達に、今宵北京では誰も寝てはならない、朝には自分が愛と勝利を手にするのだからと王子が歌うのが、有名なアリア「誰も寝てはならぬ」です。

明け方、王子の名を知る女奴隷のリューが捕われ拷問にかけられるも、王子を愛するリューは、決して名前は答えない、これが愛なのですと姫に訴え自害。民衆は大いに同情、姫は氷のような心を溶かして王子の名は愛ですと高らかに宣言し二人は結ばれる、というオベラらしいモヤモヤした結末です。


さてさて、このお話をブレヒトが料理すると、一体どうなるのか!?


主人公二人の性格付けは全く違いますが、傍迷惑なのは同じ?


意外な共通点、かけ離れた設定を発見するのが私の密かな楽しみでもあります。


そしてこちら側の世界になかなか飛び込みきれていない私……ハイ、もっと思いきらなくては!


という訳で、皆様どうぞお楽しみに!


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作 ベルトルト・ブレヒト
訳・ドラマトゥルク 黒田容子
演出  公家義徳
音響  島猛
照明  真壁知恵子
衣裳  稲村朋子
映像アドバイザー・撮影 飯名尚人
制作  小森明子・太田昭

■キャスト
トゥランドット姫      正木ひかり
皇帝            永野愛理
皇太后           志賀澤子
ヤウ・イェル        三木元太
総理大臣          竹口範顕
宮廷学者フィー・イェイ   篠原祐哉
アー・シャー・ゼン(農夫) 伊藤 克
エー・フェー(彼の孫)   山﨑智子
ゴーゲー・ゴーグ(ギャング)和田響き
マー・ゴーグ(彼の母)   原口久美子

浅井純彦
雨宮大夢
大橋隆一郎
小田勇輔
上條珠理
坂本勇樹
仙石貴久江
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奈須弘子
町田聡子
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9/7 19
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9 14
10  休演日
11 19☆
12 19☆

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16 14
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ブレヒトの芝居小屋

全席自由 開場は開演の30分前 整理番号順の入場

料金

前売一般 3800円 前売U25→3000円〈25才以下の方対象〉

当日4500円

☆Low Price Dayは一律2500円

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東京演劇アンサンブル TEL:03-3920-5232 FAX:03-3920-4433

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協賛 ケンタウルスの会

ダンスレッスン 8月の日程が決まりました!

2018-07-31 00:42:22 | 東京公演
ダンスレッスン、8月の日程が決まりました!

6月に開始したダンスレッスンですが、少しずつ参加者が増えてます!

ダンスの経験のない方が多いですが、ストレッチから始まり、最後の振り付けが終わった後は皆さん「新鮮で楽しかった」といって帰っていくのが印象的です。

では、日程です

・8月19日
・8月26日

全て日曜日で時間は10:00~12:30です。

8月上旬はインストラクターが公演で不在のため、休みになります。


場所:東京演劇アンサンブル稽古場

料金:一回500円

レッスン内容
・踊るためにも、日々の動作をスムーズにするためにも必要な体幹トレーニング
・柔軟に踊るためのストレッチ
・バーレッスン
・音楽に合わせて短い振り付けで踊る。


インストラクター:洪 美玉(ほん みお)
経歴:日本大学芸術学部演劇学科を卒業
2000年 東京演劇アンサンブル入団
バレエ、ジャズダンス、日舞を経験


いきなり大スタジオにいくのに戸惑われている方、美しく体を動かしたい方、大歓迎です!
東京演劇アンサンブルの若手俳優達とのレッスンになります。
回数を重ねると上達が実感できます♪
一回だけの参加も大歓迎!

土日の午前中を有効に使って一緒にダンスを経験してみませんか?

お問い合わせ、申し込みは03-3920-5232(劇団)まで


「ビーダーマンと放火犯たち」終わりました!

2018-04-03 20:48:25 | 東京公演

こんばんは、ブログ担当雨宮です


一昨日をもちまして「ビーダーマンと放火犯たち」の全10公演が終了しました!

沢山のご来場、ありがとうございました。

例年より約2週間遅い公演となり、年度末ということで序盤は集客に苦しむこともありました。

しかし公演が始まってからかつてないほどの口コミやSNSなどでたくさん声が広がり最終日はキャンセル待ちが出るところまでいきました
芝居小屋をあと一年で閉じるということに対してもたくさん応援・激励のメッセージを頂きました。



昨日と今日は舞台のばらしと現状復帰でした。


通常の本公演では一日で済むところを、今回は2階を大改造したので、そこを元に戻すために倍の時間がかかりました



これから劇団は4月に切羽委員会の共催企画があり、「はらっぱのおはなし」「消えた海賊」「銀河鉄道の夜」の旅公演に続いていきます。


今回、ブログ企画担当として私、雨宮大夢篠原祐哉(実質殆ど担当)がお送りしましたが、如何だったでしょうか?

普段はパンフレットでしか文章を見ない劇団員や、普段パンフレットでも書かないスタッフさんの1面も知ってもらえたなら、とても嬉しいです。


それでは、次回の東京演劇アンサンブルにも、ご期待ください!!

あけました

2018-03-24 13:41:27 | 東京公演
どうも、ブログ編集担当の篠原です。

昨日、ついに、本番初日を迎えました!!


初日といえば恒例
「初日祝い!」


結構盛り上がったようで遅くまで残っていたメンバーもいるようです。

そして今日はマチネです。

みんな初日を無事迎えられたようで昨日より少し落ちいている気がします。

落ち着いていると書きましたが、お酒が残ってないか心配でもあります笑

僕は前半音響オペレーターを、後半は学者の役としてでているのですが、オペレーションは全く慣れていないので重圧感はキャストとしてよりもずっと精神的にくるような気がします。。。

さてさてもうすぐ本番です。

それでは行ってきます!!

まだまだお席に余裕があるのでご連絡お待ちしております!


写真はミーティング後の様子




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

●2018年3月23日(金)〜4月1日(日)
●ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関)
●東京演劇アンサンブル公演
●作=マックス・フリッシュ 訳・ドラマトゥルク=松鵜功記 演出=小森明子



3/23金 19
 24土 14
 25日 14
 26月 19
 27火 19☆
 28水 19☆
 29木 19
 30金 19
 31土 14
4/ 1日 14

☆ Low Price Day 2500円

放火による火事が頻発しているある町
行商人が家にあがり込んで火を放ち
街の広範囲を焼き尽くしている
いつも同じ手口
それなのに止められない…
連日の報道に怯えながら
人びとは消防隊を組織した
さて、ビーダーマン氏は
毛生え薬で儲けた会社社長で
共同経営者を解雇したばかり
ある雨の晩
そのビーダーマン宅に
元レスラーという
ホームレスが訪ねて来る…

消防隊のコーラスとともにおくる
エンターテインメント・ブラック・コメディ
スイスを代表する作家
マックス・フリッシュの代表作

★チケット申し込み★
thhp://tee.co.jp/wordpress_3/?page_id=82
もし応援している役者がいらっしゃる場合はお手数ですが、直接劇団までお電話していただき、その役者の名前もお伝えください。
(03-3920-5232)

音楽 国広和毅
舞台美術 入江龍太
照明 真壁知恵子
音響 島猛
映像 三木元太
振付 町田聡子
衣裳 仙石貴久江・永野愛理
舞台監督 浅井純彦
制作  志賀澤子・辻尾隆子

●キャスト
ビーダマン         公家義徳

バベッテ          洪美玉

アナ            山﨑智子

シュミッツ         小田勇輔

アイゼンリング       松下重人

警官            大橋隆一郎

学者            篠原祐哉

クネヒトリング       坂本勇樹

クネヒトリング夫人     志賀澤子

コロスのリーダー     原口久美子
              竹口範顕
              永野愛理

コロス          雨宮大夢
              上條珠理
              坂本勇樹
              篠澤寿樹
              関英雄
              仙石貴久江
              永濱渉
              奈須弘子
              町田聡子
              真野季節
              三木元太
              和田響き

ブレヒトの芝居小屋 西武新宿線「武蔵関駅」北口より徒歩6分


役者の仕事(アンサンブルの若いメンバーたちへ)

2018-03-21 20:51:55 | 東京公演
ずいぶん久しぶりに役者復活となりました、タイトルロールのビーダーマンを演じます、公家義徳です。

ビーダーマイヤーという言葉があります。19世紀前半(1815年から48年まで)のドイツやオーストリアを中心に、身近で日常的なモノに目を向けようとして生まれた市民文化の形態の総称ということだそうですが、そこからビーダーマイヤーはいわゆる”小市民”や”俗物”を表す言葉となり、次第に政治や国際情勢などには関心のない人々をも意味する言葉となっていったようです。


わたくしビーダーマンは葉巻とワインを優雅に嗜む居酒屋のヒーロー。

心臓を病んだ妻を心から愛する、増毛剤(インチキはげ薬)会社の社長です。仕事の上では非常に冷酷な面もありますが、その反面、彼はかなりのお人好しでもあります。
この物語はそんな彼が国家転覆を企む革命家…愉快犯?(笑)放火犯たちに目をつけられ…ひどい目にあわされる、というお話なのですが、さすがドイツ語圏では鉄板の人気作品、中身は一筋縄ではいきません。


よい脚本は本を読んですべてがわかるようには書かれていないものです。人間があってこその演劇です。そこで役者は自分の身体と感情をフルに使いながら、相手役とのやりとり(力学関係)を試しあうことによって、テキストの表面には描かれていないけれどもとても大切ななにかを、毎日の稽古場でひとつずつ丁寧に探り出していきます。わたしと役との距離の違いを発見していくことがまずは脚本解読のとても重要な鍵となります。といってもすべては誤読のまま…役を演じる人間が違えばその役の印象はずいぶん変わります。もちろん、あえて誤読を行うことで作品を創作する方法もあります。


ぼくたちは毎日の稽古で、もし、ある状況の中に人間が放り込まれたらどうなってしまうのか、そのような実験を繰り返し行います。そのためにはたくさんの知識や想像力、そして役者としての十分な経験が必要になりますが、なにより常に役者に突きつけられるのは“じぶん”とは一体何者であるのか?ということです。わたしという存在があるがゆえに、そのわたしが邪魔をして、白紙の状態から物語を解読することなど出来なくなってしまっているからです。


ぼく達は日常の中でもさまざまな演技をしています。ぼく達は目の前にいる相手に合わせてたくさんの顔を使いこなしています。わたしはひとりだけれど私の顔(こころ)はひとつではない…。家族と一緒のとき、会社の上司に対して、仲のいい友達との飲み会で…これらはまるで違う顔。あたりまえのことです。


役者が舞台上で自由に役を演じられるようになるためには、自由に呼吸をし、自由に考えることができる普段通りのじぶん、と非常に似た状態のじぶん=役、を創りだす必要があるのだと思います。”わたし”と“役”との距離があまりにもかけ離れてしまっていてはその場の状況に合わせて自由に考えることなどとてもできません。

脚本に描かれた人物を表面的にだけ解釈して、一面的な角度から見た人間を描こうとすれば間違いなく芝居のどこかに歪みが生じてしまいます。だからあらゆることを試しながら、役と自分との距離を探っていく。感情をズラすトレーニングも必要となります。毎日の稽古の中でじぶんの感情の出処とその可能性を探っていき、舞台上のいかなる瞬間でもじぶん自身のほんとうの心を動かせるような努力をしていくのです。稽古場では時には非常に苦しい時間を過ごすこともあります。演出家や相手役との関係が思うようにいかずに疑心暗鬼の日々を過ごすことだってあります。でも最終的にはそこに集うメンバーといまできる限りのものを追及し、現在のわたしを舞台上に表現していくのです。


演劇は正しさや答えの追求ではなく、その時代に生きる様々な人間の可能性と未来を探る行為なのだとぼくは思います(でなければシェイクスピア劇が現代に蘇ることはないのです)。いつだって役者はじぶん自身と向き合わなければなりません。じぶん自身の心の中に、敵も味方も存在するからです。役者は舞台上で常に何かの出来事に巻き込まれていきますので、いつだって真実の感情が揺さぶられることを求められます。役者は大勢の観客に見られていることを知りながら、心から悲しいシーンがあれば毎日涙も流しますし、その場で怒りが頂点に達してしまうことだってあるのです。それらの様々な出来事を毎日経験しながら、役者はじぶんならではの演技を舞台上で表現していかなければなりません。


ああ、だからもう、役者は大変!!


……だからこそ、演劇には尽きぬ魅力があるのだとは思いますが…ほんとうに、たいへん…なのです。
だからみなさん、心して芝居に取り組んでくださいね。


『ビーダーマンと放火犯たち』主人公のぼくはずいぶん精神的に追い込まれていくのですが、この物語はまったくのコメディーです。舞台上に登場すればいちいち面白くなければなりません…それが使命なのです。ということで、全身全霊を注ぎ込み、このバカバカしくも恐ろしい作品をお届けできるよう毎日の稽古に励んできました。稽古場での様々な出来事などを思い出しながら、ぜひ繰り返しこの文章を読んでみてください。

観客のみなさまはどうぞお楽しみに、芝居小屋へと足をお運びください。

よろしくお願いいたします。



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●2018年3月23日(金)〜4月1日(日)
●ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関)
●東京演劇アンサンブル公演
●作=マックス・フリッシュ 訳・ドラマトゥルク=松鵜功記 演出=小森明子



3/23金 19
 24土 14
 25日 14
 26月 19
 27火 19☆
 28水 19☆
 29木 19
 30金 19
 31土 14
4/ 1日 14

☆ Low Price Day 2500円

放火による火事が頻発しているある町
行商人が家にあがり込んで火を放ち
街の広範囲を焼き尽くしている
いつも同じ手口
それなのに止められない…
連日の報道に怯えながら
人びとは消防隊を組織した
さて、ビーダーマン氏は
毛生え薬で儲けた会社社長で
共同経営者を解雇したばかり
ある雨の晩
そのビーダーマン宅に
元レスラーという
ホームレスが訪ねて来る…

消防隊のコーラスとともにおくる
エンターテインメント・ブラック・コメディ
スイスを代表する作家
マックス・フリッシュの代表作

★チケット申し込み★
thhp://tee.co.jp/wordpress_3/?page_id=82
もし応援している役者がいらっしゃる場合はお手数ですが、直接劇団までお電話していただき、その役者の名前もお伝えください。
(03-3920-5232)

音楽 国広和毅
舞台美術 入江龍太
照明 真壁知恵子
音響 島猛
映像 三木元太
振付 町田聡子
衣裳 仙石貴久江・永野愛理
舞台監督 浅井純彦
制作  志賀澤子・辻尾隆子

●キャスト
ビーダマン         公家義徳

バベッテ          洪美玉

アナ            山﨑智子

シュミッツ         小田勇輔

アイゼンリング       松下重人

警官            大橋隆一郎

学者            篠原祐哉

クネヒトリング       坂本勇樹

クネヒトリング夫人     志賀澤子

コロスのリーダー     原口久美子
              竹口範顕
              永野愛理

コロス          雨宮大夢
              上條珠理
              坂本勇樹
              篠澤寿樹
              関英雄
              仙石貴久江
              永濱渉
              奈須弘子
              町田聡子
              真野季節
              三木元太
              和田響き

ブレヒトの芝居小屋 西武新宿線「武蔵関駅」北口より徒歩6分


もうすぐ初日です

2018-03-20 22:44:43 | 東京公演
明日、明後日、明々後日はもう初日だ。

今回の舞台の特徴の一つは、舞台装置だろう。

今回は芝居小屋のギャラリーを使う。

いつもは照明、音響のブース等に使うことが多いのだが、そこが舞台となる。

伝聞によると、劇団がここへ移ってきた時、ギャラリーの鉄骨を劇団員の人力であげて、そこへの道筋として階段を作ったのだそうだ。

約40年前の話。


この芝居小屋の構造そのものが、舞台として活躍する。

いやあ、ここでよかったよねえ!

今回はキャットウォークも使うのさ。

この芝居小屋ならではさ!

松下重人(ヴィルヘルム・マリア・アイゼンリング)





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●2018年3月23日(金)〜4月1日(日)
●ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関)
●東京演劇アンサンブル公演
●作=マックス・フリッシュ 訳・ドラマトゥルク=松鵜功記 演出=小森明子



3/23金 19
 24土 14
 25日 14
 26月 19
 27火 19☆
 28水 19☆
 29木 19
 30金 19
 31土 14
4/ 1日 14

☆ Low Price Day 2500円

放火による火事が頻発しているある町
行商人が家にあがり込んで火を放ち
街の広範囲を焼き尽くしている
いつも同じ手口
それなのに止められない…
連日の報道に怯えながら
人びとは消防隊を組織した
さて、ビーダーマン氏は
毛生え薬で儲けた会社社長で
共同経営者を解雇したばかり
ある雨の晩
そのビーダーマン宅に
元レスラーという
ホームレスが訪ねて来る…

消防隊のコーラスとともにおくる
エンターテインメント・ブラック・コメディ
スイスを代表する作家
マックス・フリッシュの代表作

★チケット申し込み★
thhp://tee.co.jp/wordpress_3/?page_id=82
もし応援している役者がいらっしゃる場合はお手数ですが、直接劇団までお電話していただき、その役者の名前もお伝えください。
(03-3920-5232)

音楽 国広和毅
舞台美術 入江龍太
照明 真壁知恵子
音響 島猛
映像 三木元太
振付 町田聡子
衣裳 仙石貴久江・永野愛理
舞台監督 浅井純彦
制作  志賀澤子・辻尾隆子

●キャスト
ビーダマン         公家義徳

バベッテ          洪美玉

アナ            山﨑智子

シュミッツ         小田勇輔

アイゼンリング       松下重人

警官            大橋隆一郎

学者            篠原祐哉

クネヒトリング       坂本勇樹

クネヒトリング夫人     志賀澤子

コロスのリーダー     原口久美子
              竹口範顕
              永野愛理

コロス          雨宮大夢
              上條珠理
              坂本勇樹
              篠澤寿樹
              関英雄
              仙石貴久江
              永濱渉
              奈須弘子
              町田聡子
              真野季節
              三木元太
              和田響き

ブレヒトの芝居小屋 西武新宿線「武蔵関駅」北口より徒歩6分