Teddy+tのソルトスプリング島便り

バンクーバーからソルトスプリング島に引っ越しました。
島の風景を主にUPしていきます。

Gの趣味

2005年02月04日 | Weblog
今日は、Gの趣味について書いてみます。
自分のだんなのことを結構褒めているので、
ケッ!!と思った人は、読まない方が身のためかと思います。

自称プロフェッショナルな家具職人(でもほんとは営業マン)Gは、一つのプロジェクトが終わると、しばらく休んで次のプロジェクトにかかるというようなことを、結婚してからずっと続けています。
作り終えたほとんどのプロジェクトは、今家に置いてある家具です。

結婚した当初、古い前のアパートにあった家具といえば、ソファ、ベット、古いガラスのテーブルといつ壊れるかわからない椅子が4つ、折り畳みの出来る小さなコーヒーテーブル(500円くらいで売ってるやつ)だけでした。
テレビを置く台もなくて、何かの上に置いてたんだろうけど忘れた。
なんだかものすごい貧乏くさいんだけど、まあ貧乏だったから仕方ないか。
(そんなら今はお金持ちか?といったらお金持ちじゃないけど、少しの贅沢は出来るようになったので、その辺はいろいろとGに感謝してます。)


Gは、高校生のころから木工に興味があり、そのころからいろいろと作ってたらしいです。
その後学校に通いながら、木工のコースをとったりして少しずつスキルを磨いていったそう。
でも、それで食べていこうとは全然思ってなくて、別の仕事に就きながら趣味としてやってきたそうです。
でも趣味でやってる割には、すごい細かいデイ-テールに樵ったりして友だちには評判が良く、注文が来るようになったんだけど、本人はまだまだだと思っていて、家具を売るというのに全然関心がなかったみたいです。(友達談)
今も ここでは時間もないし売れるという保証がないから、それで食べていけるとは思ってないけど、いずれは他のことを気にせずやってみたいな~と言ってます。
なんというか、密かな男のロマンというか夢ですな。なんかあっても横で見てるから頑張れと思ってます。

さて、話しは元に戻るけど、そういうクラップばかりだった家の中に、少しずつGの作った家具が増えていきました。
デザインから素材選びからすべて独りでやり、木工に割く時間は週末だけと言う中、出来上りには凄く時間がかかり、一年にひとつしか出来なかったり、半年にひとつだったりでしたが、その、Gが大切に作り上げたひとつひとつの家具が増えていくごとに、私達もいろいろな経験をし年を重ねてきました。
そして、今年10年目の結婚記念日を迎える私達の場所には、13個のいろいろな形をした家具が置かれています。どれも思い出のあるものばかりです。

それから、Gの家具作りにかける情熱には、いつも驚かされています。
ほんとに木工を愛してると言うか、もうそれは日曜大工の枠を超えているから。
木は生きているという言葉を聞いた時、え?切り刻まれているのにどういうこと?と思ったけど
湿気によって木は膨張したり、縮んだりするので息をしているということだかららしい。だからそのことをいつも頭に置いている。
あとGは 釘を使わないでグルーを使ったり、木と木を掛け合わせたジョイントを使ったりするのも
木を必要以上に傷つけたくないから。
はい、参りました。というかんじ。
工具にもすごいこっていて、日本に行く度に絶対なにか買って来る。それは鑿だったり、砥石だったり、鋸だったり。
道具は、良い物を作る上で凄く重要だから、高くても(あんまり高いのも困りものだけど)良い物を使うと。eーベイオークションの達人でもあります。
なんだかもう木工に関しては、言い出したらきりがないので、このへんでやめておきます。

写真は、去年作ったもの。Gの箪笥になっています。この後小さな工具入れを作ったんですが、
それは、今ショットグラスなどを入れる棚になってます。
今、作ってるのは、ベットルームとクローゼットを仕切る障子のドア。
Gよ、ほんとにいつもありがとうございます。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。