Xupper技術サポート部のページ

弊社開発手法やXupper(クロスアッパー)の活用法等について、ご説明させていただきます。

第1回「全社レベルのデータ整備 第1歩は項目名称の統一から」

2005年03月28日 | データ整理
データを整理するためには、まず、データ項目名称を統一し、意味をよく理解する必要があります。

データ項目については、膨大な数になることが想像できますので、できるだけリポジトリに登録し、データ項目辞書(Xupperのディクショナリなど)を作成するようにしたほうがいいと思います。
データ項目辞書により、データ項目名称・桁数・形式・意味等を定義し標準化し、管理するのです。

データ項目名称の命名基準としては、デュレルによる「主要語」「修飾語」「区分語」を利用する方法があります。
データ項目名称を、「主要語」「修飾語」「区分語」のいずれかに分解して、ルール上認められた用語以外の用語でデータ項目名称が構成されている場合は、ルール違反とするものです。

①主要語:データ項目の主要語。必須で単数指定。
 (例)受注-金額、商品-コード、貸付-累計額
②修飾語:データ項目の内容をより特定する修飾語。任意で複数指定可能。
 (例)月間-売上-金額、回収済み-債権-金額
③区分語:データ項目の概念を表現する分類語。必須で単数指定。
 (例)社員-コード、社員-名称(漢字)

データ管理者が予め使用可能な用語を登録しておき、支援ツールを利用して登録されたデータ項目名をチェックするようにすれば、比較的容易にデータ項目名称を標準化することができます。

Xupperではデータ管理者支援機能がデータ項目名称の標準化をサポートする機能として提供されています。(図1)

そのほかに、「全角/半角の統一」や「略語の統一」も事前に行うようにします。
●全角/半角の統一
 全角または半角のどちらでも表現可能な文字については、どちらかに統一する。

●略称の統一
 業務上の略語(振替伝票 → 振伝 等)については、別途略称として定義するが、同一データ項目に対して、部署による呼称が異なるといったこともあるので、略語の適用を統一しておく必要がある。(今回は振伝に統一する等)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« コネクタ接続先を自動的に表... | トップ | ずれたフロー線を簡単に直線... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

データ整理」カテゴリの最新記事