システム開発を行う際の現状分析として、組織一覧を作成することが多いと思います。
もちろんこれはどのような組織が業務に関係しているのかを整理するという目的もありますが、さらには、どのような業務を行っているのかを把握するという目的もあるります。
組織や役割を調べていけば、自ずと機能の概要を理解することができるはずです。
なぜならば、システム化するかどうかとは関係なく、その企業で行うべことは誰かが . . . 本文を読む
建設業はIT業界とよく似ているといわれますが・・・
建設はそれこそ有史以来数千年の歴史を持っていますが、ITは高々数十年の歴史しかもっていません。建設業界からしてみれば、「何いってんの、IT業界なんて比較の対象にもならん!」といわれるかもしれません。
まあ、そうはいっても下請けの階層構造とか、いろいろ似ている部分があるので、IT業界としては参考にさせてもらうとい対象にはなるんですが・・・
そ . . . 本文を読む
もう20年ぐらい前になるでしょうか・・・
当時、AI(人口知能)といことがはやし立てられました。今は、あまり聞きませんが、その考え方や手法というのは今でも参考になると思います。
当時は、専門家の知識をルールベース化し、それをルールエンジンを使用して推論を行い、人間の判断を支援しようという考え方だったと記憶しています。
私自身もAIプロジェクトに多少参画させていただいたのですが、そのときの経験 . . . 本文を読む
OCUPのアドバンスの合格証が届きました。
これで、UML系の資格は、完全制覇です。(といってもUMTPのL3とL4はまだ実施されているませんが・・・)
OCUPアドバンスの試験勉強では、UML仕様書を使用しました。基本的に私の勉強方法としては、UML仕様書一本です。
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1.UML仕様書の通読
UML仕様書を . . . 本文を読む
システムの保守はシステムをユーザに引き渡してから保守が始まると考えていませんか?
もちろんそういう考え方も成り立つのですが・・・
実はシステムの保守は開発中から始まっているでのす。(もっというと、成果物を作成した時点から保守が発生しているのです。)
ある設計書を作成した後、仕様変更が発生すれば、当然その設計書を変更する必要があります。
この変更というのは、まさに保守なのです。
ドキュメン . . . 本文を読む
「分割して統治せよ!」
ローマが植民地を統治するために用いられた方法として有名です。
複雑な問題を複雑なものとして扱うのではなく、理解(統治)可能な程度にまで分割して扱いなさいということです。分割することによって、問題は解決しやすくなります。(統治の話と問題解決の話は別物ですが・・・)
何か問題が発生した場合も、いきなり解決しようとするのではなく、問題を分解(細分化)し、解決(統治)可能な単 . . . 本文を読む
以前あるプロジェクトで、他人が以前作成した資料の一部をコピーし、そのまま利用しているケースが散見されるということがありました。
開発側の人間が作成した資料であれば、まだ、問題はなかったのかもしれませんが、ユーザが何年か前に作成した資料をそのままコピー&ペーストして設計書を記述していました。
当然、レビューを行った際、自分が以前作った資料だということはわかりますので、ユーザから指摘をされます。
. . . 本文を読む
開発を複数のサイトで分散して実施する分散開発ということは、結構行われますが、以前、作業スペースの都合で、要件定義・設計を複数サイトで行うということがありました。
「分散開発」って聞いたことがあるけど、「分散設計」ってあんまり聞いたことないな~、というのがその時の印象です。
サイト間の移動も最速で30分はかかりました。
それぞれのサイトで出席しなければいけないミーティングがあった場合は、1日に . . . 本文を読む
機能要件を整理する場合、どのように考えればいいのでしょうか?
自分がその機能になったつもりで考える
と、機能の要件を明確にすることができます。
自分が機能になったとした場合、データというのは、台帳や伝票ということになります。・台帳(⇒顧客台帳、商品台帳・・・)・伝票(⇒受注伝票、売上伝票、出荷伝票・・・)
機能で行う編集というのは、所詮、人間が行うことを大量かつ高速に行っているというだけで . . . 本文を読む
Xupperの開発手法では、論理モデルと物理モデルを切り分けて考えるというコンセプトがあります。
ここで言っている論理モデルとは要件といってもいいかもしれません。要件を整理した後にどのように実装していくのかを検討しましょうという考え方です。(ある意味当たり前なのですが・・・)
しかし、実際のプロジェクトではなかなか両者を峻別して作業を行うということは困難です。言葉で説明すると理解してもらえるの . . . 本文を読む