プロジェクト計画を作成する際には、当然、WBS(Work Breakdown Structure)を作成します。
しかし、このWBSは単に仕事を細分化していけばいいということではありません。
プロジェクトの目的を達成するためには、どうすればいいかというシナリオ・戦略を表していなければなりません。
WBSの作成手順としては、まず、①システムの目的・プロジェクトの目的を理解する必 . . . 本文を読む
私が新人の時に、ある人から言われたことがあります。
「絵がかけるようになって一人前」と・・・
そういわれた時の状況はよく思い出せませんが、その言葉だけが記憶に残っています。
その時は、「資料を書くときにわかりやすい絵を使って書けるようになって、一人前」という程度の理解でしたが、最近はこの絵というものの解釈を間違っていたのではないかと思い始めています。
この人がいった絵とは、本当の絵(?): . . . 本文を読む
プロジェクトにもスポーツのように勝敗があるということを書きました。
各スポーツには、それぞれ作戦(戦法)があり、勝つためにさまざま工夫をしています。
同じように、プロジェクトに勝つ(成功させる)ために、さまざまな方法論や手法が存在しています。
PMBOKのように、プロジェクトマネジメントのセオリーを整理したものもあります。
しかし、なにもIT業界の方法論やセオリーに限定する必要はありません . . . 本文を読む
顧客要件については、全てを聞き出してから作業を行うべきなのか、それとも、ヒアリングを行いながら、実現する要件だけに絞り込んでいくのか、悩むことがあります。
全ての要件を聞き出してから作業を行うといった場合は、「きちんと要求は伝えたはずである。その時にはできないとはいっていなかった。今になって開発範囲の対象外ですといわれても困る。当然、やってくれるものと思っていた。」と言われることが考えられます。 . . . 本文を読む
要件定義のフェーズでは顧客の要求を要件として定義します。
その要件を実現させるために、どのような機能が必要かを分析・設計していきます。
しかし、分析・設計の作業を進めていくと、ついつい目先の問題をいかに解決するかに意識がいってしまい、要件と機能の間に不整合が発生することがあります。
そのようなことが起きないようにするために、要件と機能のマッピングを行います。
要件と機能をマッピングすること . . . 本文を読む
病気にならないようにするためには、常日頃から健康管理に気をつけるということが重要です。さらには、定期的に病院で健康診断をしてもらって自分自身の病気や健康状態を把握する必要があります。
プロジェクトも健康かどうか(問題が発生していないかどうか、上手くいっているかどうか)を管理するためには、定期的に状況をチェックする必要があります。
チェックするにはチェック項目(コレステロール値とか・・・)が必要 . . . 本文を読む
一口に問題といってもいろんな問題があります。
重要な問題と軽微な問題、緊急の問題と急ぐ必要のない問題、放置しておくと必ず悪化する問題ともしかしたら沈静化するかもしれない問題、プロジェクト全体の問題と個別の問題・・・等々です。
まずは、問題の洗い出しを行う必要がありますが、問題がある程度出てきたら、今度は、それらの問題を類型化(分類)します。
分類するためには、分類するための基準が必要です。
. . . 本文を読む
大学は、全寮制の大学でしたが、よく寮単位での対抗戦を行っていました。
対抗戦には、1年生から4年生まで全員参加が原則です。
当然、対抗戦なのでそれぞれ競技の前には、何ヶ月にもわたって練習を行うわけです。そこでは、毎回練習にくる人もいれば、来ない人もいます。上級生もいれば下級生もいます。アピールする人もいれば、黙々と練習する人もいます。
しかし、全員が競技に . . . 本文を読む
プロ野球やプロサッカーでも、勝つために一流選手を高い金を出して獲得し、チーム力を高めるということが行われます。
プロジェクトも同じではないでしょうか?
プロジェクトを成功させようとするならば、まずは、どうやって有能な要員を確保するかではないでしょうか?
スキルの低い要員を単価が安いという理由からだけ大量に採用するということであれば、結果は見えています。
二軍レベルの選手を何人入れたところで . . . 本文を読む
プロジェクトの規模と工数の関係はどのような関係になると思いますか?
1機能に該当する成果物を作成するために、1人月が必要だったとします。そうすると、10機能であれば10人月、1000機能であれば1000人月が必要となると考えがちですが、実際は異なります。
規模と生産性の関係を図で表すと、一般的に下記のような関係になります。
規模が大きくなればなるほど、生産性は低下します。
なぜならば、 . . . 本文を読む