Xupper技術サポート部のページ

弊社開発手法やXupper(クロスアッパー)の活用法等について、ご説明させていただきます。

日本のシステム開発は遅れているか?

2005年03月18日 | プロジェクト管理関係
日経コンピュータが,2003年11月17日号で掲載した「プロジェクト実態調査」によれば,品質・コスト・納期のすべてで予定を満たしたプロジェクトは全体の26.7%にすぎないそうです。

同様の結果は外国でも明らかにされています。
1994年に実施された米スタンディッシュ・グループによるカオスレポートの結果によると,システム開発プロジェクトのうち、完全に成功したといえるものは全体の16.2%だけといいます。

米国の調査は10年前のもので、また、日本での調査方法や両国で成功と判断する基準等も異なるため、単純な数字の比較はできないと思いますが、実は日本の方が成功率は高いんですよね?
しかも、10%以上も・・・。

PMBOK(ピンボック)を作成する際、当時日本の製造業の成功の秘密を研究して、その成果を取り込んでいるということは有名な話です。

PMBOKとかISOとか海外からの標準が多いですが、そのもともの発想や考え方が実は日本を発祥としていることも結構多かったりします。

我々日本人(の開発者)はもっと自信を持っていいのではないでしょうか?

そうはいっても、全体プロジェクトのうち成功している割合がこの程度では、社会問題化しないのが不思議なくらいですね?

4台車を作って(作ろうとして)、3台の車が不良品(もしくは未完成品)であれば、その自動車会社は間違いなく倒産します。

そうはいっても、それはどの国でも同じような状況であり、他国との相対的な評価でいえば、それでも日本の成功率は高いといえるということです。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Xupperメニューが邪魔なんで... | トップ | フィールド物理名の重複を許... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (嶋津恵子)
2013-10-07 14:52:24
プロジェクトの規模が違うので,日米を単純比較することはできません.

日本のITプロジェクトの規模と同等のものに限定してみると,米国のほうが成功率は高いです.
返信する

コメントを投稿

プロジェクト管理関係」カテゴリの最新記事