とあるプロジェクトでの会話・・・そのプロジェクトのスケジュールを私が作成しました。
プライム社員A「スケジュールを作ってもらったけど、ちょっと直して欲しいんだよね。」
私「そうですか。それで、どこをどう直せばいいんですか?」
プライム社員A「何となく、短くして欲しいだよ・・・」
私「スケジュールを直すのは構いませんが、必要な作業が漏れていないか、不要な作業が存在していないか、作業と作業の依 . . . 本文を読む
戦略というのは、もともとは戦争用語で、その言葉が一般の社会活動にも適用されるようになってきました。
競争環境下にあるという意味では、もっとも純粋で最も歴史のある状態が「戦争」とい状態ではないでしょうか?
また、古来「戦争論」「孫子」「君主論」とかいろんな書物で戦争(あるいは戦略・戦術・処世術・・・)について論じられてきています。
それらの叡智の中に現代社会で応用できるものが多々存在していても . . . 本文を読む
以前あるプロジェクトに参画したんですが、そのプロジェクトにはスケジュールがありませんでした。当然、まずスケジュールを立案する必要があるということで、現場の担当者にヒアリングを行って現在行っている作業の洗い出しを行いました。その後、各グループリーダーにWBSの作成を依頼しました。
以下、その際のやり取りです。
私 「スケジュールを作成する必要があります。各グループが現在 . . . 本文を読む
よく、ISOの品質特性とかJISの品質特性とかが言われます。機能性、効率性、可用性、移植性、保守性・・・といったものです。
これらの品質特性はどちらかというと成果物の品質ではないでしょうか?それはそれで大切な指標ですが、ここでは、作業の品質として”スピード”というものを挙げたいと思います。
同じ成果物を作るのであれば、当然、早くできたほうがいいわけです。
私の子供のころ父親に「遅いのであれば . . . 本文を読む
パターンというのは、それがよく起こる(良しにつき悪しきにつき・・・)からパターンといわれるわけです。(最近は、悪いパターンというのは、アンチパターンっていうんですかね?)
よく起こる現象なわけですから、その現象がどのような原因で発生し、発生した場合にはどうすればいいかを理解すればいろんな状況に対応できるはずです。
& . . . 本文を読む
護送船団の場合は、一番スピードの遅い船に合わさざるを得ないということを書きました。
従って、全体のスピードを上げるためには、一番遅い船を見捨てるしかないとも・・・
しかし、もう一つ方法があります。
それは、一番スピードの速い船と一番スピードの遅い船をロープで結び付け、引っ張ることで、一番遅い船のスピードを上げることです。 . . . 本文を読む
以前、SCMのセミナーを受講した際、TOC(Theory of Constraints):制約理論という言葉を聞きました。詳細はこちらを参照してください。
そのときTCOを、護送船団に例えて説明があったと記憶しています。
「護送船団」とは、太平洋戦争のさなか、前線へ向う輸送船(民間)を、駆逐艦(官)が護衛し、輸送の安全を図ったことに由来します。
輸送船と駆逐艦の速度を比べれば、当然、輸送 . . . 本文を読む
WBSを作成するにあたり、考慮すべき点を挙げます。
■工数見積ができること
WBSを作成した後は、各作業の順序性を検討し、工数を見積もることによってスケジュールを作成していくことになります。
従って、スケジュールに展開していくためには、各作業の工数を見積もれる必要があります。
作業項目によっては、工数の見積ができない場合もあるため、作業項目を挙げた後にこの項目で工数見積が行えるかどうか . . . 本文を読む