(1)業務仕様の明確化業務ルール、業務上の取決め事項、条件、約束ごと等を整理します。各設計書やプログラム仕様書、またはプログラムロジックやユーザ・SEの頭の中に埋没しがちな事項にタイトルを付け、分類しビジネスルールとして明文化することにより、暗黙の了解事項をなくしていきます。SEやユーザが、個人的なメモとして保有している内容を全体で管理することにより、個人の業務知識を会社や部門の資産として共有化し . . . 本文を読む
■トップダウン分析におけるビジネスルールの作成目的トップダウン分析フェーズの最初にビジネスルールを作成する目的は、①現状業務を理解するため②システム化要件と整理するため③システム開発における共通認識事項やシステム開発を行っていく上での制約条件や前提事項を明確にするためです。
■「AS IS」と「TO BE」現状理解とあるべき姿の明確化のどちらを先に行うかについては、いろんな意見があると思いますが . . . 本文を読む
トップダウン分析フェーズとは、システム化を検討する適用業務について現状および改訂内容をできるかぎり洗い出して、整理するフェーズです。
したがって、もっともSEの折衝及び整理能力が問われるフェーズです。
ユーザは、現状のビジネスがどうなっているかということと、今後どうしていきたいかということしかわかりません。もちろんSEはそれさえもわからない(本人が該当適用業務のユーザで、すでに業務を知っている . . . 本文を読む
Xprime(Xupperの開発手法)の作業フェーズと主要成果物について説明します。
まず、作業フェーズですが、以下のフェーズに分けて考えています。①トップダウン分析②ビジネス運営定義③入出力機能定義
◆トップダウン分析トップダウン分析フェーズではシステム化を検討する業務について、現状及び改訂内容を洗い出して整理していきます。このフェーズでの主要な成果物は、『ビジネスルール』 と『リソース系エ . . . 本文を読む
”受注明細”のサブタイプとして”受注明細(調整)”を分離することにより、受注にまつわる調整情報を管理できるようにはなりますが、“受注明細”間の関係については、どのような関連になっているのか管理できません。
例えば、ある商品に対して10%値引きを行うといった場合、複数存在する受注商品のうち、どの商品に対して値引きを行っているのかがわからないという問題です。
また、調整明細で配送料を別途もらいうけ . . . 本文を読む
一般的に受注入力を行う場合は、商品の受注情報のみではなく、さまざまな調整を行うことになります。例えば、「商品値引」「全体値引」「端数切捨て」といったものです。
しかし、前述のモデルの場合、受注明細の中で商品受注の情報も、調整の情報も管理する構造になっています。
“商品”と“受注明細”との間にリレーションを定義しているので、商品受注の情報を管理することは可能ですが、調整の情報を管理しようとすると . . . 本文を読む
ここまでのモデルでは、“受注”と“取引先”の関係として「受注先」「納入先」という関係のみ管理可能な形になっています。
しかし、新たに“取引先”との間で「保守先」や「問合せ先」を管理したいとなった場合、この構造ではできません。(リレーションを追加する必要があります。)
新たに管理したい関係が増えても対応可能とするように、“受注”と“取引先”との間に取引関連を管理するためのエンティティを追加します . . . 本文を読む
ここまでのモデルでは“受注”に「受注登録日」「受注変更日」「受注取消日」といった受注状態の変化した日付や、「売上計上フラグ」「出荷指示書フラグ」「受注一覧発行済フラグ」「仕入計上フラグ」といった、受注状態そのものを管理するための属性が定義されています。
しかし、受注としてどのような状態を管理すればいいかという問題は、企業や業務のやり方によって千差万別であり、同じ会社であってもビジネス要件が変更さ . . . 本文を読む
ここまでのモデルは、受注に対する条件を「受注備考」を使用して管理していこうというモデルとなっています。
しかし、取引に関する条件は様々な条件が存在するはずです。例えば「キャンセル可能日数」といった取消に関する条件や、「当月売上翌月入金」「3ヶ月支払手形」「現金・振込み」「半分現金・半分手形」といった売上や入金に関する条件等などです。それらの情報を「受注備考」で管理しようとすれば、テキストで必要な . . . 本文を読む
ここまでのモデルでは、受注の担当者は入力担当者のみを管理してきましたが、営業社員の成績を把握するためには、受注単位にどの営業社員の担当分なのかがわかるようにしておく必要があります。
担当者といった場合はデータを入力するのみではなく、受注の営業担当、受注内容を確認・承認する担当者等複数の社員の関連を管理する必要があります。
また、社員からみても自分が担当する受注は1つではなく複数存在することが考 . . . 本文を読む