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長野県野沢北高等学校校長日記2017・2018・2019

長野県野沢北高等学校の日常と非日常を、校長の視点からお伝えします。

2月18日(火)新海誠監督に関する著書が寄贈されました

2020年02月18日 19時59分36秒 | 日記

先日、新海誠監督のお母さまが本校を訪れ、お母さまの友人の高橋様がよい本であるので、ぜひ本校に寄贈したいということで、お預かりした5冊を寄贈いただきました。私がちょうど所用で不在の時にいらっしゃいましたので、お礼のご挨拶もできず失礼してしまいました。礼状は改めてお出ししますが、この場を借りてまずは御礼申し上げます。

著書は津堅信之(つがた のぶゆき)氏の『新海誠の世界を旅する』(平凡社新書)です。津堅氏も著者略歴をみると、直接本校や長野県とは関係のある方ではないようですが、専門はアニメーション史ですが、映画史や大衆文化など、アニメーションを広い領域で研究されているようです。

私もまだ、読み始めたところですが、先日図書館を訪れ司書の水間さんに、寄贈の話がある旨お話したところ、蔵書システムで検索してくださり、本校の図書館で購入されていることと、貸し出し中であることがわかりました。本校の誰か!が最近この本を読んでいる(読んでいた)ことになります。

興味のある方はご一読を。

ちなみに、ご存じかとは思いますが、新海誠監督は、本校のOBで87回生になります。


2月17日(月)今日から学年末考査に向けて自習道場始まる

2020年02月17日 19時33分57秒 | 日記

来週2月25日(火)~28日(金)は1・2学年の学年末考査になります。そこで、17日(月)~21日(土)は自習道場ということで、北館の1学年の教室、本館の2学年の教室では放課後、テスト勉強に励む生徒の姿が見られます。もちろん研究室などにも生徒が質問に訪れています。写真は6時30分、下校間近の状況です。

学年末考査が終わると、3月3日は卒業式、その後4日から授業がありますが、10日に後期選抜があるため、その前後は登校禁止や校舎内立入禁止など授業のない日々が続きます。

3年生は、25日からの国公立大学の個別試験に向けて最後の詰めに入っています。個別指導も含め対応していますが、健康に気を付けて頑張ってほしいと思います。

話は変わりますが、日本教育新聞という教育業界の新聞があるのですが、3回シリーズで松本県ヶ丘高校の探究の取組が紹介されています。松本県ヶ丘は、地域課題を探るためにRESASを活用した先進的な取組で注目され、現在は、SDGsとも関連付けて、より広い視野での取組を目指しています。本校も訪れたTGG(東京グローバルゲイトウェイ)での研修や海外研修(普通科は台湾、探究科はマレーシア・シンガポール、カナダからの選択)も行っています。昨年度の全国総文祭や信州つばさプロジェクト(高校生の留学促進の取組)などで、県陵の生徒が中心になって活き活きと活躍している姿を見ると、このような取組は、学校の雰囲気を高めていくのに大きく役立っているように思います。


2月14日(金)全国大会に出場する音楽班の皆さん

2020年02月15日 00時17分32秒 | 日記

2月5日の「校長日記」でご紹介した音楽班の皆さんが全国大会への出場の報告に来てくれました。

改めてご紹介すると、2月2日に行われた長野県ヴォーカル・アンサンブルフェスティバルで最高賞であるダイヤモンド賞を受賞し、全国大会に推薦されることになりました。全国大会である「第13回声楽アンサンブルコンテスト全国大会」は、3月20日から福島市で開催されます。健闘を祈っています。

音楽班のすばらしさは、実際に聴いてみないと実感できないかもしれませんが、4人の声量とハーモニーの美しさではないでしょうか。4人ですから、一人一人の存在感が大きいわけです。一人一人が目立ちすぎてもいけないし、控えすぎてもいけない。この微妙なバランスが、絶妙なのだと思います。これは、クリスマスコンサートの際に感じた印象です。

本日は、16時30分からPTA理事会、17時30分から評議員会、19時から懇親会でした。PTAの役員の皆さん、お疲れさまでした。


2月13日(木)使い捨てコンタクト空きケース回収で感謝状

2020年02月13日 19時33分42秒 | 日記

12月18日の「校長日記」で話題にした、保健委員会の提案による使い捨てコンタクトの空きケース回収ですが、11月・12月分を届けたところ、写真のような感謝状をいただきました。11月13日から渡り廊下に回収箱が設置されているのですが、3,300個、3.30kgが集まったということです。14日発行の「保健だより」にもコメントがありますが、ゴミとして捨ててしまえばそれまでですが、声をかけて集めると、このように大きな力になるということを実感することができました。ご協力いただいている皆さん、ありがとうございます。実は、私もちょっとだけ協力させていただいています・・・。

空きケースはリサイクル業者により再資源化され、その収益が(公財)日本アイバンク協会に寄付されます。

改めて、使い捨てコンタクトを使用している皆さん、ぜひご協力を!

 


2月12日(水)渡り廊下の本館側入り口

2020年02月12日 19時30分45秒 | 日記

写真は、渡り廊下本館側の入り口です。まだ、渡り廊下の内部を見ることはできませんが、入り口を長く覆っていた囲いが取り外されましたので、廊下も広く感じられます。工事現場で見られる、足場や囲い等は、ほとんどなくなりましたので、何となく落ち着いた雰囲気に思えます。

3年生のうれしい受験報告も入ってきています。今朝も面接練習をした国立大学の理学療法学専攻に合格した生徒が報告に来てくれました。「おめでとう!」。

真面目に学習、班活動、生徒会活動等にコツコツと取り組んできた3年生。センター試験も頑張りました。私立大、国公立の個別試験でも頑張ってほしいと思います。明日も職員の面談に混ざって生徒の面接練習が入っています。個別試験(25日から)まであと2週間です。健康に気を付けて試験に臨んでほしいものです。

 


2月11日(火)信州つばさプロジェクト(ウィーンチーム)の帰国報告演奏会

2020年02月11日 19時21分46秒 | 日記

本日、松本市の中央公民館Mウィングで、信州つばさプロジェクト「留学フェア2020」が開催されました。

県は、本年度から高校生の海外留学支援事業である「信州つばさプロジェクト」を始めました。実は、昨年度から本日も企画運営にあたっていた高校生は「ウィング・シェア活動」を開始しており、県の部局長会議で知事・副知事をはじめ部局長の皆さんの前でプレゼンを行ったりしてきました。核となってきた3年生は全国総文祭の実行委員として活躍した生徒たちでもあります。本日はその後を継ぐ高校生の皆さんも多くかかわっていました。頼もしい限りです。

本日は、「信州つばさプロジェクト」の一つの柱である「県企画プログラム」のうち「芸術コース」でウィーンを訪れ、現地の先生のレッスンを受けたりする等の経験をしてきた14名の帰国報告演奏会、つばさプロジェクトの紹介、Education USAによるアメリカ留学案内、現在、県企画プログラムでマレーシアに行っている生徒たちと中継で結んでのやりとりなど、という日程でした。

ウィーンを訪問した生徒たちによる演奏会は、多くの楽器による演奏あり、独唱ありと贅沢なメニューで、本当に素晴らしい時間を過ごさせていただきました。「県企画プログラム」は「海外留学最初の一歩」ということで、海外に行くのは少し不安という高校生のために、安心感をもって参加できるプログラムを提供するというものです。昨年3月には、第一弾として台湾へ生徒20名を派遣しました。私はその団長を務めたのですが、本校からも1年生(現2年生)が1名参加しました。本年度は、2年生が2名参加します。新型コロナウィルスの動向にもよりますが、現在は実施の予定で計画が進められています。高雄市教育局と長野県教育委員会は昨年度、教育に関する連携協定を締結しており、これに基づき、台湾の高校生との交流など大変充実したプログラムが提供されます。

個人留学に対する支援(行き先と期間に応じて支援する金額が決定されます)もありますので、海外への留学を少しでも考えている人は、ぜひチャレンジしてみてほしいものです。


2月9日(日)新しい渡り廊下の姿

2020年02月09日 17時23分50秒 | 日記

耐震改修工事のため夏までに取り壊され、新築工事が進んでいた渡り廊下が、先週末姿を見せました。渡り廊下の改修のためトイレも新築され、一足早く新しいトイレは使用が始まっています。渡り廊下については、この後、引き続き内装工事等の作業が行われ2月末ごろから使用できるようになる予定です。

参考までに取り壊しが始まったころの渡り廊下の姿は次の写真のようでした。

長い期間、足場が組まれシートに覆われていましたから、窓から見る景色もかなり変わったように思います。

今日は、飯山に行ってまいりました。中南信は日差しが強く、車を運転していても眠気を催すのに対し、飯山は下の写真のように雪模様で、道路は凍結していて運転も慎重にならざるを得ませんでした。

昨日、8日(土)午後6時から岳南会東支部総会が佐久ホテルで行われました。高見澤岳南会会長とともに出席してまいりました。9時15分まで総会と懇親会で盛り上がり、様々な情報交換と交流が行われました。再編・整備計画、120周年記念事業はもちろん、クラブや学びについても、様々なお考えを伺うことができました。また、1年後にお会いできることを楽しみにしております。ありがとうございました。


2月7日(金)本日は前期選抜準備のため半日授業でした

2020年02月08日 01時21分51秒 | 日記

本日は、2月10日に行われる前期選抜(理数科)の準備のため、午前に3時間授業を行い、その後SHR、大掃除、試験会場等準備という日程でした。本日午後から、8日(土)・9日(日)は校舎内立入禁止、10日の選抜当日は登校禁止となっています。前期選抜を受検する49名の皆さんの健闘を祈っています。なお、募集定員は36名です。

写真は、本日朝出勤前(7時15分ごろ)に撮影したマイカーのディスプレイです。「-9℃」!という驚くべき数字。アメダスによれば、本日の佐久市の最低気温は-11.6℃、最高気温は4.9℃でしたが、午前8時の気温は-8.6℃でしたから、ディスプレイの数字は実態に合った数字といえます。昨日学校から帰宅する際にディスプレイは-5℃でしたから、寒さは昨日から続いていたことになります。6日は最高気温-0.4℃で真冬日でしたから・・・。

最近は雨も少なく乾燥し、低温ですから、インフルエンザには要注意といえるかもしれません。本日予定されていた、野沢中学校での学習ボランティアは、野沢中学校でインフルエンザが流行っているため、中止となりました。

考えてみれば、学校の教室は昔ながらのストーブ1つで全体を温めるしくみ。ストーブの近くの生徒は暑さに耐え、離れた生徒は寒さに耐える。空気の対流で一定の時間がたてば全体が暖かくはなりますが、効率が良いとは言えないように思います。そして、扇風機しかない教室で夏は酷暑に耐える。これまでの高校生は、こんな環境の中で耐えてきたわけですから、今更ながら「よく耐えてきたなぁ」と思います。2月から空調設備の工事が始まります。暑くなる前にエアコンが無事に設置されることを祈っています。

もう一つ数字の分析。私の車は平成30年12月1日に購入しましたので、購入して14か月になるわけです。写真のディスプレイのように走行距離は32851km。人により多い少ないと感じるところは異なると思います。そして、この間の給油量が1609.6リッター。ディスプレイの燃費の数字もほぼあっているようです。

そこで、前の所有車について同じ14か月の状況を調べてみました。走行距離は47481km、給油量は4361.7リッター。現在の車がプリウス、前の車がVOXY。燃費の違いが実にはっきり示されます。車の維持費は無視できないものです。

機会があれば、また数字の分析でもしてみようかと思います。


2月6日(木)卒業生からの書籍の寄贈

2020年02月06日 17時48分23秒 | 日記

本日は、3年生の登校日でした。2月下旬の国公立大学の個別試験の願書受付が終了し、各新聞に志願状況が掲載されています。今後消印有効の受付分も若干は加わりますが、傾向は見えてきたかと思います。隔年現象が見られるところは当然ありますが、本校に限らず全国的にも安定志向による出願がみられるようです。

来年度からは「大学入学共通テスト」が始まりますが、本年度のセンター試験においても、数学をはじめ共通テストを意識した出題傾向となっているようです。今後、以前実施された試行調査(テスト)や今後実施される模擬試験などで、出題の傾向を研究していくことが重要になってくるかと思います。必要な情報を多くインプットして、正確にアウトプットする力が問われた、かつてのテストの感覚を、まずは大人が改めていかないといけないのかもしれません。自分自身の大学受験の経験を語ることが、場合によっては今の子どもたちが臨もうとしている受験の形態と異なることがあるからです。基本的な知識を身に付けることはもちろん必要ですが、日ごろから自分で考え、疑問を持ち、それを解決しようとし、友だちとも相談しながら考えていく、そんな姿勢が求められています。さらに、その成果を発表することも・・・。ですから、本校の「探究」の取組は、必ず自身の大きな力になると信じて取り組んでほしいと切に願っています。保護者の皆様も、今の高校生が多くの人を前にして自身の(又はグループの)研究成果を発表する姿を見て、自分たちの頃とは違う・・・と感じるかと思います。最近は、英語で発表を行う高校生も増えてきています。ぜひチャレンジを!

さて、過日卒業生の篠原捷四氏(59回生)が来校され書籍を寄贈してくださいました。私は不在であったため、吉澤教頭が対応したのですが、ご子息の篠原道法氏(94回生、立命館大学非常勤講師)の著書『古代アテナイ社会と外国人』(写真)が寄贈本になります。約20年の研究成果をまとめられたもので、350ページほどの著書になります。ポリスの研究をまとめられたものですが、古代ギリシアにおけるポリスの市民と外国人の関係に問題意識を持っての研究で、ポリスに住む参政権(政治的権利)を持つ市民とそれ以外の「外国人」との関係を検証することからポリスと何かを考える、というのが研究の概要のようです。時間ができたら、せっかくですのでしっかり読みたいと思います。

篠原様、改めてご寄贈ありがとうございます。寄贈本は、本校図書館の卒業生寄贈コーナーに置かせていただきます。


2月5日(水)理数科1年筑波大学へ校外研修&音楽班全国大会へ

2020年02月05日 19時53分33秒 | 日記

本日朝、理数科の1年生が、筑波大学へ校外研修に出かけました。学校に6:45集合、6:50に出発し佐久平駅を経由して茨城県の筑波大学へ。早い生徒は6:20ごろには学校に到着していましたが、まだ薄暗い状況でした。写真は6:43ごろですが、学校で乗車する生徒は時間通りに集合し出発しました。

午前は、大学紹介のDVDを視聴し、その後、中央図書館を見学。

午後は、ミニ講義ということで「光エネルギーと化学」と題して、新井達郎先生(筑波大学名誉教授)の講義、その後、研究センター(生存ダイナミクス研究センター、プラズマ研究センター)を見学という日程です。

午後7時過ぎに佐久に戻ってくる予定です。(7時20分ごろ無事に到着しました!)

筑波大学のあるつくば市は晴れで、気温も14℃ぐらいまで上がり暖かかったそうです。ちなみに佐久市の本日の最高気温は8.3℃でした。

理数科は、大学や様々な研究施設を訪れ研修を行っています。様々な刺激を受け、科学への興味・関心を高めて、自身の将来についても考えていってほしいと思います。

 

本日2つ目の話題。音楽班の顧問の保科先生から、大変うれしい報告がありました。

2月2日に塩尻市のレザンホールで行われた第18回長野県ヴォーカル・アンサンブルフェスティバルで、本校音楽班が最高賞であるダイヤモンド賞を受賞し、全国大会へ推薦されることが決まりました。ダイヤモンド賞は参加56組の最高賞で1組だけが受賞となります。中学校部門エメラルド賞の信州大学附属長野中、一般の部エメラルド賞の男声アンサンブルだいだらも全国大会に推薦されました。おめでとうございます!!!

全国大会の正式名称は「第13回声楽アンサンブルコンテスト全国大会2020」。福島県福島市のふくしん夢の音楽堂(福島市音楽堂)で3月19日~22日に開催されます。高校部門は20日になります。12月24日の校長日記で、クリスマスコンサートについて触れましたが、美しいハーモニーで心が癒される合唱でしたが、高い評価をいただき、大変うれしく思います。全国大会での健闘を祈っています。

ちなみに、この大会は、3名以上16名以下、指揮者をおかない、曲のジャンルは問わない、アカペラとする、曲間を含め6分以内の演奏などの制限や内容となっています。(長野県の場合)

 


2月4日(火)北校舎の防音壁が取り外されました

2020年02月04日 20時03分22秒 | 日記

先週末に、北校舎の1階から3階を覆っていた防音壁が取り外されました。理科の各研究室は、モグラのような暗闇の生活?から、明るい世界に久しぶりに戻ってきた感じでしょう。写真左のシートは、防水や内装作業が行われている渡り廊下を覆っているものですが、これも今週末には取り外される予定です。そうすると、渡り廊下の全貌が見えてきます。

使用できるのは、まだ先ですが、トイレに続き新しい施設がやっと出来上がります。

以前も書かせていただいたように、間もなく空調設備の工事が始まりますし、弓道場の防弓ネットも作られます。しばらく、様々な工事が続くことになります。

楽しみではありますが、様々な制約が出てくることになりますが、ご協力とご理解をお願い致します。

3年生は私立大学などの入試もピークを迎えることになります。

1年の理数科は、明日校外研修で筑波大学に向かいます。1日、講義や施設見学などが予定されています。

 


2月3日(月)これからの信州教育を担う若者の懇談

2020年02月03日 18時08分05秒 | 日記

本日午後、信州大学教職支援センターの荒井英治郎先生と信州大学の学生2名にご来校いただき、若い教員と懇談の時間を設けることができました。(この後、もう1名本校職員が加わりました)

午前中は野沢中学校、午後は本校を訪問という日程だったそうです。荒井先生には、「高校生の主体性を育む夏合宿」や県教育委員会が関わる委員会の委員(座長)をお願いしたりと、個人的にもお世話になってばかりです。今回は若い世代の教員・学生が、学校や授業などについて様々な情報交換を行い、お互いに有意義な時間を過ごすことができたのではないかと思います。7時限の「総合的な探究の時間」(課題研究・探究)は1年5組にお邪魔しまして授業見学。課題研究のガイダンスで、理科と数学の先生から、テーマ設定に向けての、さまざまなアドバイスが行われていました。大変興味深く聞かせていただきました。

若い皆さん!頑張ってください。もちろん、われわれも負けないよう頑張りますけどね・・・。


2月2日(日)昨日顧問総会がありました

2020年02月02日 18時23分38秒 | 日記

高体連の多くの専門部が、県の顧問総会等を行い、当該年度の反省と次年度の大会運営等について話し合うとともに、交流を深めます。

私が専門部長を務めるソフトテニス専門部の顧問総会は、2月1日(土)に山ノ内町公民館(文化センター)で、講演会(研修会)も合わせて開催されました。

講演会は、現在長野県ソフトテニス連盟の理事長で、上田染谷丘で15年、上田千曲で16年監督・顧問を務め、その間県高校総体団体戦(男子)では、染谷丘で6回、千曲で12回優勝し、インターハイへの出場を果たした原雅幸先生に講師をお願いしました。染谷丘では昭和63年から平成4年まで県総体団体戦5連覇を達成されていますが、私が教員となり軟式庭球(当時はこの呼び方で、1992年のルール改定でソフトテニスの名称になりました)の顧問となったのは昭和62年ですので、まさに、原先生が率いる上田染谷丘高校の全盛期でした。各地区に原先生のライバルがおり、競い合っていた時代で、20代のわれわれは、原先生をはじめとする、それらの先生方を見て育った世代になります。

講演会では、基本的なクラブ活動(指導)を行う姿勢として、「まず勉強」「健康には十分留意」「礼儀正しく感謝の気持ちを忘れない」「厳しい条件の中で自分自身を鍛える」「心身ともに苦しいとき、自分が一番得意とするプレーを」「当たり前のことを当たり前にやる(でもそれが難しい)」「生徒といかに共有する時間を多くとれるかが大切」「目標は大きく高く」「練習は不可能を可能にする」など熱く語っていただきました。また、顧問には、生徒が教わったことを反復してできるようになるまで教えているか、を問い、試合の翌日を大切にしてきたこと(試合の次の日は休みではなく一番憶えていて、憶えられる日)についてもご自身の考えを述べられました。様々な技術に関わる内容については、プリントが配布され、先生の指導のポイントや心・技・体の指導がきめ細かに行われていたことが、大変よく理解できました。あと、20年早くこのことを教えてもらえれば・・・とも思いますが、指導者は、そのような指導者の背中を見て、自分でしっかり考えていくことが大切なのだと思います。

「勝っても負けても成長できる指導」はできないのか、というのが講演の最初の言葉でしたが、勝利だけにこだわったり結果だけにこだわっているうちは、生徒も顧問も成長できないと考えます。結果が良ければ達成感が得られ、自己肯定感が高まり成長するのは当然ですが、教員あるいは指導者である以上、「負けても(目標とする結果が得られなくても)成長できる」ために、どのようにしていけばいいのかを、考えることが重要であると思います。

クラブ指導というのは、勉強と違ってほとんどの生徒がやりたくてやっている(取り組んでいる)わけですから、生徒を十分に伸ばしてやりたいと思いますが、考える余裕を作ってあげることが大切かもしれません。

講演会の後、顧問総会を2時間しっかり行い、会場を移動して渋温泉で懇親会を行いました。


1月30日(木)本日は県校長会・研究協議会でした

2020年01月30日 21時58分55秒 | 日記

本日は長野市で県高校長会・研究協議会でした。

写真は 、朝、長野市に向かう途中で撮影した川霧です。もっと標高の高い所から撮れば絵になるのに、と思いながら撮影してみました。

校長会の研究協議会では上田西高校と長野高校の発表がありました。上田西高校の国際教育、長野高校のSGHからNGPの取組、それぞれ他校の取組の参考となるものでした。上田高校の廣田校長先生ともお話ししたのですが、ここ5年間の長野県の高校の探究的な学びへの取組は目を見張るものがあると思います。少しでも躊躇しているとあっという間に乗り遅れてしまう、という感じです。一方で、焦らずにしっかり議論していくことも大切だと思います。

いろいろと学ぶことの多い1日でした。


1月29日(水)本日は平和な一日でした

2020年01月29日 20時18分45秒 | 日記

本日は、特にトラブルもなく平和な一日でした。何もなかったのであれば、今まではこの「校長日記」はお休みしていたのですが、帰宅前に少しだけ思ったことを書いておくことにしました。

本日の信濃毎日新聞で、伊那市ご出身である芦部信喜先生の特集で樋口陽一先生のインタビュー記事がありました。樋口先生は、当時純血主義だった東京大学法学部に東北大学出身者として教授に着任したことで、かなり話題になりました。語学に堪能で数カ国語に通じていた樋口先生は、比較憲法の分野ではじめ業績を残されました。

私が持っている著書は『近代立憲主義と現代国家』『比較憲法』『司法の積極性と消極性』『自由と国家』『比較のなかの日本国憲法』『もういちど憲法を読む』『憲法』『近代国民国家の憲法構造』『憲法と国家』『個人と国家』など。私は刑法の専攻(大学院では「原因において自由な行為」という理論について研究しました・・・)でしたから、憲法は完全に専門外なのですが、刑法以外の分野で多くの著書を好んで読んだのは、樋口陽一先生と教育社会学の天野郁夫先生のお二人の著書くらいかもしれません。共通するのは、読みやすさはもちろんですが、主張と理論が私の中にスッと入ってくるものがあったことです。今回の信毎のインタビューも、私の好み内容でした。私の大学時代のゼミの恩師は著書は多いのですが、難解すぎてよくわかりません。(すみません)

ちなみに、記事に出てくる東大法学部の憲法講座は、美濃部達吉の後、宮澤俊義(旧制長野中)、小林直樹(旧制上田中)、芦部信喜(旧制伊那中)と長野県にゆかりのある学者が担当していました。国の根本規範である憲法の講座を、しかもその中核に位置付けられる東大法学部で長野県出身者が担当していたというのは、偶然なのか・・・皆さんはどう思われますか?

学校と関係のない話題で申し訳ありません。あえて言えば「平和」つながりでしょうか・・・