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長野県野沢北高等学校校長日記2017・2018・2019

長野県野沢北高等学校の日常と非日常を、校長の視点からお伝えします。

3月21日(木)校長引継業務 2018-333

2019年03月21日 16時21分14秒 | 日記

  昨日、岳南会館小会議室に、小林先生の書を飾りました。

「学莫便乎近其人」 出典『荀子』

学はその人に近づくより便なるはなし

こちらは、校長室のもの 

 さて、本日は、校長職の引継業務を、北澤新校長さんと行いました。

 そういえば、私が、西沢前校長先生と引継を行ったのも、休みの日だった記憶がよみがえりました。

 県教委にいますと、平日はなかなか時間が取れませんので、申し訳ありませんが、西沢校長先生に、こうした休日にお願いした記憶があります。

 新津真澄先生のご葬儀に列席し、そのあとに引継を行ったと思います。

 それにならい、今回も、北澤新校長さんのご都合に合わせて、今日を設定しました。

 教頭さん、事務長さんにも、出勤してもらいました。ありがとうございました。

二人で記念撮影 岳南会館小会議室にて

よろしくお願いします。

 引き継ぎ業務後、校内を案内しました。大体育館では、男子バスケットボール班が、他校も含めての練習試合を行っていました。

 他にも、この春卒業した生徒も含めて、送別の試合・会食会等を行っていた班活動もあったとのことです。

 野球班のことは、昨日の校長日記に書きました。

本日も南館の建築作業が行われていましたし、庭木の剪定作業も行われていました。

 

 


3月20日(水)特編授業Ⅵ 2018-332

2019年03月20日 09時53分05秒 | 日記

 特編授業最終日です。今年度は、6日間の特編授業でした。

 今日の特編授業、4月から本校にご勤務する先生方が、授業見学に来校されます。生徒諸君、よろしくお願いします。

 1年生は午後、小論文模試を行います。

 私、図書館に、蔵書の一部を寄贈しました。図書館にコーナーを作ってくださるとのこと。ありがとうございます。以下の図書館報『かけまし』記載の通りです。

 これからも使うであろう、歴史関係の新書以外は、すべて、学校図書館に寄贈しましたよ。それは、古いものではなく、この2年間に購入した書籍中心にです。

 生徒諸君、ぜひ、読んでくださいね。あるいは、調べ学習にご利用ください。

 話は変わり、昨日、3月に卒業したばかりの生徒が、校長室を訪ねてきてくれ、「校長先生、面接指導ではお世話になりました」といって、クッキーとお茶を差し入れてくれました。それもメッセージ付きで。ありがとうございます。そういえば、以前にも、面接指導をした生徒が、受験の土産にと、その土地のお菓子を届けてくれました。

 夜、家に帰り、この話を妻にして、このお菓子を、かみしめながら、分け合って食しましたよ。

 今まで、校長として、たくさんの面接練習に付き合ってきましたが、こうした経験はあまりありませんでした。

 本校生徒の、「人を思いやる気持ち」というのでしょうか、「感謝する気持ちの表し方」というのでしょうか、そうしたものをありがたいと思った次第です。

 北高生の北高生らしい一面を、皆さんにも知ってほしくて、あえて書きました。

 今日から、国公立大学の中期・後期の発表が始まります。本校生徒の朗報を、心より待ち望んでいます。

 さらに、話は変わり、明日の春分の日、野球班では、野球部OB会主催で、OB会入会式及び送別試合を、本校第2グランドで行うそうです。

 野球班の伝統行事です。

 私、学校で仕事があり、伺えません。すみません。

  以下の記事は、『週刊さくだいら』掲載の、本校大工原生徒会長の新入生へのメッセージです。

  今日は、南館の建前及び庭木の剪定が行われています。


3月19日(火)学莫便乎近其人、そして、定年退職前最後の給料日のこと 2018-331

2019年03月19日 15時03分34秒 | 日記

 冒頭の書は、書道科の小林澄光先生が、校長室用にと、わざわざ書いてくださったものです。

 昨日、業者の方が、校長室に設置してくださいました。

 「学莫便乎近其人」

 「学はその人に近づくより便なるはなし」と読みます。

 学問は、その学問の成就している人に近付くことより便利なことはない、という意味です。

 『荀子』の中にあります。

 小林先生、ありがとうございました。

 小林先生が、この字を彫ったものは、岳南会館小会議室に飾ります。また、飾りましたら、紹介します。

 校長室の雰囲気が、変わりましたよ。

 せっかくですので、野沢北高校校長室の思い出にと、記念写真を撮りました。

 

 さて、特編授業5日目を迎えました。

 ほけんだより3月号の一部を紹介します。

ほけんだより

掲示板から 春休みの課題等

 本日、1年生は、5時限に小論文ワーク、6時限に学年集会を行います。

進路学習中

 午後一番に、佐久市議会総務文教委員会の関本委員長さんと土屋副委員長さんが、私の退職の話を聞いたとのことで、来校されました。ありがとうございました。

 佐久市議会と高校生との懇談会の開催できましたのも、お二人をはじめとする佐久市議会の議員の皆さんのおかげです。

 今後も引き続き、継続した連携ができますように、北澤新校長にしっかり引き継ぎますし、本校の普通科探究発表会には、是非、ご参加いただきますように、案内状を差し上げるように、吉澤教頭先生にお願いしました。

 話は変わり、昨日、教員人生で、最後の給与を頂戴しました。

 といっても、銀行振り込みですから、感慨は今ひとつ薄くなりますが。

 初めて給料をもらったのは、大学を卒業して、非常勤講師として、茨城県にある私立茨城高校という男子高校で、日本史の授業を週に3日間合計12時間受け持ったときのことでした。当時住んでいた今のつくば市(当時は桜村)から、高校の所在する水戸市まで、車で、当時は高速道路がありませんから、下道を90分ほどかけて通いました。60kmくらいあったかと思います。

 通勤費も含めて、当時14万円以上頂戴しました。昭和57年(1982年)のことでした。

 私の通っていた頃の国立大学の月謝は、12,000円でした。年間で144,000円という時代です。

 昭和58年(1983年)4月、長野県の教員に採用されて、臼田高校に赴任したときの給与の手取りは、額面で19万円あまり。手取りにすると、17万円ほどだったかと。詳しくは覚えていません。先日送られてきた、年金関係資料で確認しました。

 その当時は、給料日に、現金を事務室の皆さんから、手渡しでいただきました。「給料をもらった」という感覚が、リアルだったことを記憶しています。

 昨日帰りがけに、コンビニで、頂戴した給料をおろして、生活費として妻に渡しました。妻に、「ご苦労様でした」と言われて、改めて、「退職」を実感した次第です。

 

 


3月18日(月)特編授業Ⅳ、後期選抜合格発表 2018-330

2019年03月18日 18時56分35秒 | 日記

 特編授業4日目を迎えました。

 2年生は、午後、小論文模試を行いました。

 以下の予定の通りです。

 本日、8時30分以降に、後期選抜試験の合格発表を行いました。

  その後、受検者に対して、点数開示を、午前中は、岳南会館で、午後には、場所を応接室に移し、行いました。

合格発表

 本校は、普通科で再募集を行います。募集人員は以下の県教委の発表の通りです。

 なお、今日から、毎日、応募者の状況は、本校の公式ウェブサイトに公表します。

  https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/saiyo-nyuushi/shiken/ko/h31/documents/20190318saibo.pdf ←県教委発表資料

  http://www.nagano-c.ed.jp/nokitahs/admission.html ←(再募集受付期間中の志願状況)

 新1年生の教科書販売は、芸術科目を除き、明日19日から22日の間、西沢書店で行います。

 1学年は、6時限に普通科は探究の授業を、理数科は、課題研究の授業をグループに分かれ、行っていました。

理数科物理分野

理数科化学分野等

普通科探究

タブレット、スマホを駆使して、グループごとに、テーマに沿った、調べ学習を行ってました。

 私も、「RESAS」を使ったらとアドバイスしました。

https://resas.go.jp/#/13/13101

 夕方から、新旧3学年引き継ぎ会を行いました。すこしですが、差し入れをしました。

 この会、本校にとって、とても重要な会議だと思っています。

 ところで、国公立大学の前期の結果がほぼわかりました。卒業生は、報告のあったものだけですので、まだ増えると思います。

 この後、中期と後期の発表もあり、全体像は、4月になってから判明すると思います。

 今日は速報ということで、以下に記します。

 卒業生数は200名です。

☆現役生

◇国立大学 36名

・北海道大学1名、東北大学1名、名古屋大学1名、金沢大学1名、山梨大学1名、埼玉大学1名、電気通信大学1名、愛媛大学1名、宮城教育大学1名、宮崎大学1名、上越教育大学1名、群馬大学3名、富山大学薬学部など5名、新潟大学歯学部など7名、信州大学10名

◇公立大学 21名

・静岡文化芸術大1名、公立諏訪東京理科大1名、都留文科大1名、秋田県立大1名、福井県立大1名、長岡造形大1名、長野県立大1名、横浜市立大学2名、首都大学東京2名、富山県立大2名、山梨県立大2名、長野県看護大3名、高崎経済大3名

☆浪人生 報告のあったもののみ

◇国立大学

・信州大学医学部医学科1名など2名、金沢大1名、富山大1名、北見工業大1名


3月15日(金)特編授業Ⅲ、野沢中学校卒業式 2018-329

2019年03月15日 16時01分36秒 | 日記

 冒頭の写真は、昨日の1学年普通科探究及び理数科課題研究の様子です。

 普通科は、タブレットとスマホを駆使して、調べ学習を、理数科は、パソコン室で、調べ学習をしていました。

普通科

理数科

 以下は、今日の1年生の探究活動です。

 普通科は、今後の研究テーマの発表。理数科も、今後の研究テーマをそれそれのグループで話し合っていました。

普通科

理数科

 さて、本日は特編授業3日目です。

 私、朝一番に、お隣の学校、野沢中学校の卒業証書授与式に出席してきました。

 昨年も出席しました。

 また、本校の卒業式に、中條教頭先生が、田中校長先生の代理出席していただきましたので、その御礼も含めて、伺いました。

 2学年は、午後、進路講演会を実施しました。

 講師の先生は、上田予備学校の茅野先生です。いつもお世話になっています。今日も、ありがとうございました。

 夕方、本校、野沢南高校、岩村田高校3校による進路指導に関わる3校会を開催します。私も、冒頭でご挨拶申し上げます。

 昨年度は、野沢南高校で行われました。こうした連携、非常に大切なことだと思うのです。

 今日は、午後、私の退職を知った知り合いが何人も訪ねてきてくれました。ありがたいことです。

 


3月14日(木)特編授業Ⅱ 2018-328

2019年03月14日 11時22分11秒 | 日記

 本日も、1・2年生ともに、特編授業を実施します。

 午後には、来年度、卒業50周年を迎える皆さんが、本校で会議を持ちます。

 私も会議の冒頭に出席しまして、ご挨拶を申し上げます。

 午前中、3年1組と2組で、卒業生が教室等の壁塗りをしています。ありがとうございます。

 さて、今日から明日にかけて、1泊2日の日程で、先生方3名に県外視察してもらいます。

 本日が、日本大学三島高等学校、明日が、横浜サイエンスフロンティア高等学校です。

 よろしくお願いします。

 以下の通信、先生方に配付しています。『長野高視研だより』です。


3月13日(水)特編授業Ⅰ 2018-327

2019年03月13日 19時23分50秒 | 日記

 本日から、特編授業を6日間行います。

 昨日の校長日記に、記したとおりです。

 1年生は、1時限から5時限まで教科の授業、6時限に普通科探究、理数科課題研究を実施します。

 2年生は、1時限から6時限まで教科授業を行います。

 放課後には、1・2年生の単位認定会議と職員会議を行いました。

 1・2年生の単位を認定し、それぞれ、新学年に進級します。

 職員会議は、今年度最後のものでした。結構議題があると聞いていましたが、やはり時間がかかりました。

 県教委からの通知の私からの説明、来年度の年間行事予定について、終業式・離任式について、始業式・着任式・入学式について、新入生のオリエンテーションについて等々、審議をしましたので。


3月12日(火)校長人事 2018-326

2019年03月12日 06時14分42秒 | 日記

 高校の校長人事が発表されました。

 昨日の県教委ウェブサイトで公表され、今朝の各新聞でも見ることができます。

    https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/jinji/h31-1.html

    https://www.pref.nagano.lg.jp/kyoiku/koko/jinji/documents/h31jinjimeibo1.pdf

  本県の教員人事の発表は、まず、1次分として、高校の校長人事、2次分として、高校関連の県教委事務局・教頭・一般教員人事、3次分として義務教育関係の人事発表となっています。

 さて、本日は、終日会議を行います。

 明日から20日まで、計6日間、1・2年生は特編授業を行います。

 1・2年生諸君、がんばれ。

 本校は、6時間実施しています。

 1学年は、普通科で、国語・数学・英語・体育。理数科で、国語・数学・英語・体育・化学を実施します。また、普通科探究、理数科課題研究の時間も設定しています。

 2学年は、国語・数学・英語・理科・地歴公民の授業を行います。小論文模試や進路講演会も実施します。

 本県では、3月中、授業がなくて、その結果、生徒の学力が心配といった話もありますが、本校は、そうした心配の声に対しても、きちんと応える対応をしています。卒業式から入試業務を行っている時期に、すっぽり、空いてしまうのが、課題ということは認識しています。


3月11日(月)学年成績会議 2018-325

2019年03月11日 21時45分40秒 | 日記

 本日は、後期選抜業務の傍ら、1・2年生の学年成績会議を行いました。

 私、昼前と午後1番にそれぞれ来客がありました。

 夜、私の退職を祝う会を、知人が開いてくださるとのことで、出かけてきます。

  ともあり  遠方より  来たり  また 楽しからずや

 3月になり、けっこうな数の送別会があります。ありがたいことです。

 1学年掲示板に、4月4日の学力コンクールの試験範囲の掲示がありました。

 新年度がすでに始まっています。

 

 


3月8日(金)本日も生徒登校禁止 2018-324

2019年03月08日 05時48分49秒 | 日記

 本日も生徒は登校禁止です。

 後期選抜業務を行うためです。

 3月10日から12日まで、新2・3年生は、教科書購入があります。例年通り、西沢書店で行います。

 今日は、生徒会誌『北斗』に寄稿した私の文章を紹介します。卒業式の式辞の一部です。1カ所誤植があり、もう少ししっかり推敲すればよかったと悔いています。


3月6日(水)後期選抜実施 2018-322

2019年03月06日 07時51分07秒 | 日記

 本日は後期選抜を実施します。

 

 入試故に、詳細は書きません。

 以下の文章は、PTA通信『あざみ沢通信』第35号の冒頭のページです。3月2日発行のものです。

 『図書館報』も、3月2日に、発行されました。

 さらに、生徒会誌『北斗』38号も刊行されました。こちらは3月1日発行です。

 

 話は変わり、国立大学の前期試験の合格発表が今日から始まります。

 公立大学はすでに合格発表が始まりました。聞くところによると、長野県立看護大学には、本校から、3名の合格者を出したとのことです。おめでとうございます。卒業式の日には、わかっていました。

 地元信州大学の発表は、今日です。

 発表日程は、以下から確認できます。

  http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/02/__icsFiles/afieldfile/2019/02/21/1413767_003_1.pdf


3月2日(土)卒業証書授与式 2018-319

2019年03月02日 21時23分21秒 | 日記

 本日午後、卒業証書授与式を挙行しました。

 いつもながら、北高らしい卒業式となりました。

 私、校長として、6回卒業証書を卒業生に渡しましたが、今回もまた、忘れられない卒業式となりました。

式場

卒業生から寄贈していただいた送風機も活躍しています。

2階ギャラリーで回しています。

 旧制野沢中学校以来、第115回卒業生となります。新制高校としては、第71回卒業生です。

 200名の卒業生が、母校から巣立ちました。

 

校長室(来賓控室)

来賓受付

 本日の日程

 8時35分から 職員朝会

 11時10分から 礼法指導 該当者

 12時から 受付準備

 12時30分から 礼法指導以外の卒業生と在校生の登校時間

 12時30分から SHR

 12時30分から 来賓・保護者受付

 12時45分から 在校生入場

 13時 保護者着席完了

 13時15分 来賓入場

 13時20分 卒業生入場

吹奏楽班の演奏で、卒業生入場

 13時30分から15時5分 卒業式

校歌斉唱

卒業生呼名

卒業証書授与

学校長式辞

式辞本文は、今日の校長日記の最後に掲載します。

同窓会長さん祝辞

PTA会長さん祝辞

送辞

答辞

北高らしさの出た、非常に素晴らしい答辞でした。

まさに、「異能の人材 輩出高校」です。

卒業記念品贈呈

卒業生退場

サプライズ 卒業学年担任団

 退場 卒業生、来賓、保護者の順

 卒業生と保護者は、HR教室へ

 片付け 1年4組・5組

 完全下校 17時

 

 

式   辞

 

 本日ここに、平成三十年度 長野県野沢北高等学校 卒業証書授与式 を挙行するにあたり、ご多忙にも関わらず、ご臨席を賜りました、本校にゆかりの御来賓の皆様に、心より厚く御礼を申し上げます。

 また、保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。

 これまで、お子様にかけられたご慈愛とご労苦に敬意を表したいと思います。また、お子様が野沢北高校に入学して以来、今日まで物心両面にわたる多大なご支援、ご協力をしていただいたことに対して、この場をお借りし、謹んで御礼申し上げます。

 ただいま、卒業証書を授与した二〇〇名の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんは今、どんな気持ちでこの卒業式を迎えていますか。

 さて、本日卒業する皆さんに、私が今一番伝えたいと考えていることを述べまして、卒業生に贈る言葉にしたいと思います。

 それは、「心の帆を高く掲げよう」という言葉です。

 「帆」は「帆船」に掲げられる「帆」のことです。

 海に浮かぶ帆船は、皆、波風にさらされています。

 しかし、ある船は、東へと進み、ある船は、西に向かいます。

 船の向かう先は、風や波が決めるのではなく、帆で決まるのです。

 要するに、帆船は、風を受けながらも、自分の進みたい方向に、巧みに舵を取り、進んでいきます。逆風であっても、帆の張り方やそれに合わせた操縦の仕方によって、前方に進むこともできるそうです。

 自らの人生を、大海原に進む帆船に例えるならば、人生は、必ずしも順風満帆(じゅんぷうまんぱん)な時ばかりではありません。時によっては、逆風にあうこともあるでしょう。帆をたたまなければ、船が沈んでしまうような大風(おおかぜ)に遭遇することもあるでしょう。

 すなわち、「帆」というのは、自らの人生に照らし合わすと、自分の意志であるとか志ということになろうかと思います。

 人生には、多くの試練と苦難が待ちかまえています。どんな時も、行く先を決めるのは、自分自身であり、何があろうと、心の帆を高く掲げてほしい。自らの意志を大切にして、自らの行いたい志が実現できるような人生を過ごしてほしいと思うのです。

 昨年三月に発行された雑誌『日経ビジネス』では、新説「人は高校時代が九割」として、我が野沢北高校について、出澤剛LINE社長、新海誠映画監督、油井亀美也宇宙飛行士などの卒業生をあげ、「異才輩出校」と紹介しています。なぜ野沢北高校は、異能の人材を輩出してきたのか。『日経ビジネス』では、様々解説していますが、決定的な答えはありませんでした。

 本校の卒業生である、神津忠彦東京女子医科大学名誉教授は、一月五日の岳南会総会での講演会で、このことに触れ、「これら異才の人々は、実はその一人ひとりが、自分の持つ潜在能力を個人的努力で開発・育成してきたのではないか」と述べられました。

 卒業生諸君も、この野沢北高校で学んだことを誇りに思い、この学び舎を後にしてほしいと思います。

 卒業生の皆様のこれからのご活躍に期待し、また、本日お集まりのすべての皆様の、さらなるご多幸を祈念申し上げ、式辞といたします。

 

 平成三十一年三月二日

        長野県野沢北高等学校長  

                 田澤 直人