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雑感録

いぬやしき(ネタバレ注意)


入院1日目。
「アイアムアヒーロー」に続いて、AmazonPrimeで、これまたマンガが原作の爽快な物語。
「アイアムアヒーロー」然り、この「いぬやしき」しかり、先日の「空母いぶき」然り、「キングダム」然り、近頃の日本映画のヒット作はマンガ原作のものばかりとブツクサ言ってばかりいたけど、考えてみたらオイラ自身、脱サラして漫画家を目指した身。
ここに並べた作品はどれも原作のマンガを読んでないので、原作に対する思い入れもないし、実写化に当たっての別段の文句もないし、ただ「面白かった」。それのみ。

もともと日本映画の子どもや動物が主人公だったりとかいう、テレビドラマで出来そうなものを映画にするというスケールの小ささが嫌いで(それはそれで、いい作品もたくさんあるんだろうけど)、ハリウッド映画のような壮大な物語や迫力のアクションをオイラごときの人間が実現するにはマンガしかないと思っていた訳で…。
結局オイラの漫画家計画は、小学館のスピリッツ編集部への持ち込みをして、担当についてもらって「仕事しながら描くのは大変だろうからネームができたら持っておいで」とまでいってもらっておきながら、当時コネクションとか人脈とかの大切さを知らなかったオイラは担当についてくれた人の名刺をなくして、いちおう完成までこぎつけた作品は応募したら佳作まではいった(おそらくその担当者がプッシュしてくれた)んだけど、何せ根が面倒くさがりで根性なしのオイラは、当時付き合ってた女性との結婚を言い訳にして漫画家計画をあきらめてしまった訳で…。
人生の痛恨の一事ではあったかな。

まあ、「いぬやしき」に話を戻せば、主人公・犬屋敷壱郎(木梨憲武)のダメ男ぶりがステレオタイプ過ぎて鼻につくのがちょっと残念(結局ネタはバラさなかった)。



いぬやしき

監督:佐藤信介
出演:木梨憲武, 佐藤健, 本郷奏多
 ジャンル:SF, ドラマ, ファンタジー, アクション



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