雑感録

実名報道と裁判員制度(再)

ここのところ、ほとんどテレビなんて見る余裕もないんだけど、
たまに見るとやっているのが犯罪被害者なんてらかんてらの実名発表に関するニュース。
(犯罪被害者を守るために、その実名を発表しないとかなんとか)
もちろんマスコミのみなさんはこぞって反対なんだけど、こういう件について、オイラみたいな一般ピープルが知る手段はマスコミを通じてでしかないということを分かってやっとるんかいな。
マスコミがマスコミの立場だけからみた一方的な反対意見しか知らされない人は、客観的にこの件を考えられるんだろうか。

先の解散総選挙で、刺客だなんだとさんざん小泉首相のやり方ばかりを流しておいて、
小泉自民の大勝となると、国民は小泉劇場に踊らされたみたいなことを言うマスコミの無責任さを考えれば、
今回のマスコミの主張も、うんそうだよねとはとても言い難い。

警察のやり方をマスコミが監視するという意味合いは分かるけど、
マスコミの商業主義的、他が掴んでない特ダネをすっぱ抜いて部数、視聴率を上げよう的姿勢を思えば、どちらが危険かは言うまでもない。
よく「国民の知る権利」云々を盾にとっているけど、被害者だろうが加害者だろうが、その人の名前が何だろうとオイラには知ったところで何の損も得もないし、「知らされる義務」もない。

かつて凶悪な少年犯罪で下世話な週刊誌が容疑者の少年の実名を出して問題になったときに、
「社会的な制裁が必要」みたいな週刊誌からの言い訳があったけど、なんでアンタらに社会的制裁を加える権利があるの?
人が人を裁くなんてことはあってはいけないと、個人的には思っている。でも、こういう社会に暮らしている以上、どうしてもそういうことは必要になる。そういうことは、社会のために一生懸命勉強した専門家のみなさんにゆだねて構いませんし、そんな重要な使命を担うんだから、報酬は一般ピープルよりたくさんあって然りでしょう。
そういう訳で、3年後ぐらいに始まるらしい裁判員制度は個人的に拒否。私には人は裁けません。

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