30年間一度もやったことが無いというその畳は凸凹が多く下見に伺ったときに新規にするか直して使うか正直迷った。
それでも私は職人であり、まだ補修すれば使えるものは直して使う(なるべくお金が鰍ゥらないように)ということを選んだ。
いざ畳を張り替えるため古い畳表をはがしてみると思ったよりもムラが多い。
凸凹を補修しながら新規だったらここまで手間が鰍ゥらずに仕上がるものを手間を考えたらとても請け負った値段では合わないなと考えながら一針一針縫い仕上げた。
畳表を張って仕上がってしまうとその手間を鰍ッた所は見えないが、やはり仕上がりは全然違うものである。
畳を納めるとお客さんがとても喜んでくれ、その顔を見ると手間を鰍ッる事が合うとか合わないとかという考えはなくなるものである。
やっぱり自分は職人なんだと思う時でもある。
毎日こんなことの繰り返しでありますが、自分は職人であって良かった!
最新の画像もっと見る
最近の「仕事」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事