熱帯ゆるゆる日記

マレーシアでの期間限定生活日記。
2008年駐在開始、そして2011年 本帰国しました。

カンボジアの湖と水都・大阪

2010年02月23日 13時50分51秒 | 本帰国後の徒然草
前の日記 カンボジア トンレサップ湖



ここの水上生活者を見て  私が思い出したのは  故郷 大阪




今の大阪からは 想像しづらいでしょうが
大阪は 水の都
その昔 川(運河や淀川)には 水上生活者が たくさん 暮らしていました




泥の河
小説がありますが   まさに 大阪は 泥の河に 生活がありました。




洗濯物はためく ポンポン船の上に 私と同じ年頃のこどもたちが いました。


大阪は 運河で栄えた商都  水の都



私の父の祖先も 大阪の運河で 生きていました。













水は 私のルーツです。




カンボジアの水の民は このまま 続くのでしょうか



このトンレサップ湖は 永遠に 水の民とともにあるのでしょうか




3,40年前の故郷 大阪の  あの風景に カンボジアで再会しました 
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水上生活 ~蛇を持つ少女~ トンレサップ湖にて

2010年02月23日 12時52分53秒 | カンボジア


蛇を持つ少女  たらいの船
  一瞬 凍りついた私。
     なにか 魔術か  おとぎばなしか


それは 現実のトンレサップ湖 でした。




カンボジア中央に位置する大きな 湖
シェムリアップから 40km
現在 乾季のトンレサップ湖は 3000K㎡(琵琶湖の7倍)ですが 
雨季には 水面が4m上昇し
3倍の9000K㎡に 膨れ上がるそうです。


これは 雨季に 海に至るメコン川のの水が 逆流して湖に入るからです。
そのうえ トンレサップ川上流からも 雨季の水が 流れるので
ここまで 拡大するのです。




水面が 4mも上がったら 写真の家々は 水没します。
水の民の財産は 床板だそうで 床板を持って 新たな家を作るそうです。


太古より漁業が盛んで 東南アジアで最も 淡水魚の種類が多いとのことです。
約300種類生息するそうで このなかには わにも います。




<トンレサップへの道>







湖に車が近付くと 周囲の風景が 変わります
乾季で干上がった田んぼを見てきた私の目に 青々とした水田が 広がるのです。
乾季にあっても 湖の周囲は 灌漑用水が 豊かなのです。
青い田んぼは なんと 心をいやすのでしょうか
日本人も田んぼで 育ちます。







こうして 雨季と乾季に 収縮拡大する湖は まるで 生き物のようで
これが ナーガ(蛇神=橋の欄干にある守り神)信仰を 生みだしました



湖の周辺は 独特の香り
日干しの魚 魚醤油のにおい 腐敗臭









熱帯の川や湖を見ると 日本とちがい 泥で濁り 暗い色をして 驚きます
これは 熱帯特有
土が 粘土質ということもあるようですが
食物 排泄物 廃棄物 魚  など ありとあらゆるものが
水に溶け込んで
熱帯の太陽の熱で バイオ分解 還元されて 滋養になり 深い色の濃い水になるのです。


この滋養に満ちた水に 鳥や魚が集まり 水上生活者は漁礁を営み
80万人の人々が住む湖に なっています 






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大少年 本を探す

2010年02月23日 12時32分31秒 | 少年たち(息子たちのこと)
私は 絵本の読み聞かせを ずっと しています。


絵本は 私のたからもの。

絵本を語らせると 三日三晩かかっても たりないので ここでは 省略。








読み聞かせをして こどもに なにも期待しない
ことを 胆にきざんできました。

  絵本を読んだから学力UP? 絵本を読んだら本好き? 絵本を読んだら~~~
絵本を読むことに なにかを求めない こと。

これも これ以上語ると4日かかるので 省略。





小学生も高学年になると 自分の好きな分野が 決まってきます
我が子ながら 大少年は 科学 物理 工学系が 好き

私の もっとも 苦手とするところ。

読む本も そちらに 傾く。





こうして こどもは 親の手元から 自立していくのです。




文学を語り合うことを 夢見ていた 私には
  「それ みたことか。  期待は しないはずでしょ」





喜ぶべき 息子の自立      と思うこと





さて その彼が 水木しげるさんの自伝を 読みたいと 言いだしました。
ゲゲゲの鬼太郎が好きで その関連で 水木さんの従軍体験を知り
カンボジアで地雷を見たのが きっかけのようです。




「おかあさん 日本から 取り寄せて」


「うん それは いいけど   学校の図書館にあるかもしれないから  
   司書の先生に 聞いてみたら?」





あれば そのほうが 早いです。
でも 恥ずかしがりで 口下手の大少年 司書の先生に聞けるかな?






「おかあさん 司書の先生に 聞いたらないけど
   日本から 取り寄せてくれるって」


「え~~~~  良かったね。  あなたの希望を聞いてくれたんだね」



ありがとうございます。








で まぬけな母は 思い出す。




そういえば




<小学6年生 という雑誌が廃刊になり かわりになる雑誌を探しているので
情報をください>
と学校司書の先生に言われたからと


大少年 以前 家から  「科学の友」と「ジュニアエラ」と「ポプラディア」と「しゃかぽん」を 持っていったことがあった・・・

あのとき 司書の先生との会話があったのであろう。


あれは どうなったのか・・・知らないが・・・・


ともかく こうして 本を探し  司書の先生が答えてくださることが
私には とても うれしいことです。




人生の1冊は どこに あるかわからないから
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少年に告ぐ「それは 民主主義に反するぞ」

2010年02月23日 12時16分19秒 | 少年たち(息子たちのこと)
「あのさ~~~ ●×△の練習のときさ~~~ サッカーしたいから
   やだな~~~って してたら 女子に 怒られちゃって
      もう帰って とかいうからさ~~~  サッカーしてたんだよ」


と 小少年が 大少年に うれしそうに 話していたのを


別の部屋で 耳ダンボ母のアンテナに び~~~~~~んと
引っかかりました。



なんと このふとどきものが!




練習については 私だって 思いあたることが あるんです。
母は ちや=====んと 知ってるざんす!




私は ここでは 聞き逃すふりをして







夜 ソファで 歯磨きしている小少年の よこに 陣取り

「あのね 練習逃げて サッカーしたって 聞こえたんだけどさ
  それは 民主主義に 反することだよ」

「?」

「日本は 民主主義なんだよ。」



ここで 民主主義はなんたるか
  オバマさんやら 鳩山さんにも ご登場いただいて とくと 説明しました。



「だから みんなでやると決めたことに 逃げるのは どういうことか   
   よ~~く 考えて ごらん」


「だってさ ぼくは やりたくないって 手を挙げてたんだよ」


「でも クラスで 多数決で決まったんでしょ。
   それでも やりたくないって いうのが 正しいかどうか
     自分で考えて みて。
 やらないのがいいことだと 思うなら やらなくていいけど
  おかあさんは そうは 思わないよ」


「うるさいな。  もう 言わないで   わかったから」





ほんとに 男子は いつの世にも サッカーとか 逃げちゃって
文化祭のちまちま作業は いつも 女子さ!




私も 女子の はしくれ





しかし あまり前へ出る性格ではない 我が息子2人
こういうときに 引っ込み思案な ところが へんな形で でます。

これも 人生勉強。
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