熱帯ゆるゆる日記

マレーシアでの期間限定生活日記。
2008年駐在開始、そして2011年 本帰国しました。

サンタクロースを信じますか?

2010年11月30日 17時06分56秒 | クリスマス・アドベント
クリスマスのある12月が やってきます。
息子たちに、クリスマスにまつわる絵本を読んでいます。
毎年 12月になると クリスマス絵本を読みながら クリスマスを待つのが ならわしです。
12月は 1年で 特別な月。
私と息子たち2人の誕生月。そして クリスマスがやってくる。

「ファーザークリスマス サンタクロースからの手紙」。
これは、あの指輪物語のJ.R.R.トールキンが、サンタになって我が子に送り続けた手紙を集めた本です。
トールキンの長男が3才の時から24年間、美しい水彩画付きの手紙を 我が息子に贈っています。
トールキンは絵も上手だったのです。

もちろん、手紙の内容も、すてきな物語です。  
おいしいケーキとプレゼントにウキウキするだけでなく、お父さんの愛情を知るクリスマス。

この本は以前絵本として出ていましたが、2006年 紛失していた手紙を新たに見つけて 加え 改訂出版されました。 
指輪物語のトールキンの本
「ファーザー ・クリスマス    サンタクロースからの手紙」
評論社版

 トールキン Wiki

http://ja.wikipedia.org/wiki/J%E3%83%BBR%E3%83%BBR%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%B3

 

 

息子さんも 途中で サンタさはなくお父さんの手紙だと気づいたでしょうけれど
気づかないふりをして
手紙を 大切に保管され 本にまとめられました。

内容は 愛情あふれるもので
お話は ファンタジックで壮大な物語に仕立てられています。
また 字を工夫したり イラストをふんだんに描いています。
トールキンは 絵が 上手でした。

社会情勢や風刺もあって 父親としての 息子に伝える哲学を   かいまみる思いです。

うちの息子達は この本を 読んでいるので
 サンタさんはいないかもしれない・・・と
危ぶんでも 本を見て
  「いや やっぱり いるぞ」
と 信じています。


私は トールキンの足元にも 及びませんが トールキンのまねをして サンタの手紙を息子に 届けてきました。
幼い時から むすこたちは サンタさんと 文通をしてきました。
いつかは きがつくかもしれないけれど
「もしかしたら」
という 夢を どこまでも 残してやりたいのです。
私は 実は 5歳で 現実を知っていました。
私の妹は 病気を持って生まれたために クリスマスは いつも病院のベッドの上でした。
そのために クリスマスプレゼントは 私が選んで 父が運んでいたのです。
今思いだしても それは せつない光景です。
というわけで サンタさんは マレーシアでも 日本でも トナカイで 飛んでくるのです!
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ところで クリスマス・プレゼントは

2010年11月30日 00時01分35秒 | クリスマス・アドベント

サンタさんに なに 頼むの?

 

 

大少年

「もう 決めてるよ。」

 

「なにを お願するの?」

 

「おかあさんには 秘密。  親になんか 絶対 言わない 」

 

・・・・・・・・・・・

 

 

「サンタさんは わかってくれるんだ 」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

困った。

 

 

 

 

 

 

それにしても 大少年。

160cm 50kg    よもやと思いましたが 信じておりまする。

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作品・朝焼けのアンコールワット

2010年11月29日 16時41分58秒 | わたしの絵画作品

 

 

お正月に向けて   というわけでもないのですが 日の出直前の朝焼けのアンコールワットです。

 

熱帯 東南アジアの日の出は 劇的です。

空が紫からピンクに染まり 金色の大きな太陽が 昇ります。

 

アンコールワットは 背に朝日をあびるように 設計されていて ご来光が 神秘的です。

偉大なるアンコールワットを描きましたが どうも うまくいきません。

いかないないけれど 格闘しました。

 

朝焼けは こちらにきてから 私の毎朝の楽しみです。

希望と未来がみえるような 朝焼けが ここならではの喜びです

 

 

手前の蓮の花は 金粉を散らしました。

蓮の葉にも 金粉です。

 

 

この作品は 何層にもニスを塗りこみ 表面効果を出したのですが 写真には 映りません。

絵の写真は 難しいです。

アンコールワットは かなり 盛り上げているので 立体感があるのですが それも みえません・・・・

空がいちばん時間をかけたところで なんども 層を重ねています

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X'mas絵本アドベント日記・2

2010年11月29日 08時37分38秒 | クリスマス・アドベント

『クリスマスのうさぎさん』 福音館書店
ウィルとニコラス 作・絵
渡辺茂男訳





少年デービーがイブの日
森に散歩に出かけます
罠にかかっていたキツネを助けたら
不思議なことに 森の動物たちと話せるようになりました。
動物たちと 遊んでいると
サンタクロースが 来ます。
サンタクロースに ウサギが欲しいと 伝えると
サンタクロースは 森に住むウサギのじいさんに 頼んでくれます。
ウサギの子どもを デービーに あげて欲しいと。
夜になり デービーは 鹿の背に乗り 家路に つきます。

ふと 気がつくと デービ−は ベッドの中
夢だったかな?

デービーが クリスマスツリーに駆け寄ると
なんと そこには!


あのこうさぎ!








クリスマスの奇跡が 描かれた 絵本です。
石版画の美しい挿し絵は フルカラーとモノクロが 交互に配されています。

 

クリスマスの奇跡
私たちも 信じたい。



残念ながら この絵本は 絶版です。
図書館には たいてい ありますので いかがですか?
四才から となっています

物語が よく 練ってあるので 高学年のこどもにも楽しめると思います。

さて KLにあるでしょうか・・・

クリスマス絵本は 購入時期が限定されるので 絶版になりやすい傾向がありますが

クリスマスだからこそ 読みたいものです


コールデコット賞受賞作家だったと思います。
文章も よく 練られています。

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NHK大河ドラマ~竜馬伝~が・・・・・

2010年11月29日 00時01分46秒 | 本帰国後の徒然草

終わってしまいました~~~~~

 

 

 

日曜日の楽しみが~~~~~~~~~~~福山さま~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

 

12月は 坂の上の雲   があるので なんとか 持ちこたえられそうです。

もっくん

 

 

 

 

 

ああ 龍馬

 

 

 

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先生と同級生と私

2010年11月28日 09時27分33秒 | 本帰国後の徒然草

同級生と恩師  3日間のKL観光を終えて 昨夜 日本へと発ちました。

 

 

あっと言う間の3日間。

 

 

 

しかし その3日は 1か月  いや  2カ月    34年の年月を超えて 濃密な時間でした。

 

出会いは35年の年月を重ねて さらに 深くなりました。

 

 

15歳の春 まだ こどもだった私たちは 先生に出会い 絵を描き 合宿に行き そして 絵を描きました。

そして 34年がたち  クアラルンプールで 同じ風景を見るのです。

 

TTDI市場は からくりおもちゃ箱になり

クラフトコンプレックスは ジャングルの中の楽園になり

チャイナタウンで錬金術師になり

モスクで イスラム世界に浸り

日本人学校で 34年前の授業に タイムスリップし

イスラム美術館で 閉館時間をすぎて 閉じ込められ

Mont Kiaraは 塔の街 借景庭園の異空間になり

海鮮料理店で 海底に旅し

バトゥ ケイブで インドをみて

KL発祥の川の合流地点に3人でたち いにいえに思いをはせ タイムマシンにのり

インド人街で 衣装を買い

 

 

 

いつも観るマレーシアの街は 別の世界に なりました。

 

 

 

ただの高層コンドミニアムが 実は 塔の街で

塔の高さのパラドックスから 遠くが近くに見える 魔法の街へ

 

 

あなたの住む Mont Kiaraは 実は 魔法の街だったのです。

 

 

視点を変えれば いつもの風景は 魔法で違う世界にワープします。

それは 自分の内側にあるのです。

内側の世界は じつは 目に見える世界よりも はてしなく永遠に拡張することができるのです。

現実の世界と自分の内なる世界。

そのかけはしを かけましょう。

 

 

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おかあさんのお弁当

2010年11月28日 08時03分10秒 | 少年たち(息子たちのこと)
長男が 友達のTくんの家に 泊まりに行きました。

「おかあさん お弁当作って 」

「え なんで?」

「お母さんのお弁当 学校で 人気なんだよ
 僕のお弁当 美味しいそうだから みんな いつも
   分けてほしいって言うんだ
  Tがさ おかあさんの豆ごはん 大好物なんだよ 
 いつも 食べたい って 言うから 作ってやってよ 」

「え~~~ 普通のおべんとうなのにね~
 あんた お弁当 分けてあげるの? 」

「うん みんな うらやましいがるから   」



私のお弁当は ごく ふつう です。
マレーシアは 冷凍食品も 弁当向きの食材も ありません
工夫が必要です



豆ごはん 作って 持たせました。



とても うれしい  です。
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結婚シーズン マレーシア

2010年11月27日 22時36分55秒 | マレーシア事情(生活の情報です)

マレーシアは 今 ウェディング シーズンです。

モスク見学に行ったら 結婚式でした。

どうぞ  と言ってくださいました。

 

  

 

 

おごそかな結婚式。

 

 

 

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クリスマス・アドベント日記 1

2010年11月27日 06時55分02秒 | クリスマス・アドベント
 

マレーシアにきて クリスマスは 真夏に迎えることになりました。

こどもたちは 大きくなり クリスマスを待つ気持ちも 変わってきました。

それでも クリスマスは 特別な日。

サンタさんがやってくる日。

いつもとちがう なにかが降る夜 見えないなにかに わくわくする気持ち。

クリスマスを迎えるこの季節。

マレーシアでは 日本の生活と違う世界に 溶け込んでいます。

幼さの残る我が子に マレーシアでの冬の季節を 大切に 紡ぎたいと思います。

 

 

クリスマス物語集 アーサー・メランクトン・ホフ゜キンス 中村妙子訳 より
『クリスマスは 輝かしい時です。
愛と優しさと楽しい笑い声の満ちあふれる日、親切な思いつきが ふつふつとわく日なのです。
クリスマスは 長いあいだ わたしたちみんなの幸せのために、役立ってきました。
クリスマスは たがいに与えあう日 例えてみれば 混じりけのない黄金です。
この世に愛が続く限り、クリスマスも 決してなくならないでしょう。
世界は、移り変わっています。
ぜいたくな品物があふれ、むかしより ずっと早いペースで すすんでいます。
多くの発明品 高い生活水準
古い習慣は 省みられなくなり 質素な生活は 過ぎ去った昔のこととなりました。
だからといって 人の心の中にあるもの 大切にしてきた黄金 わたしたち人間を人間らしくしているものは 決して 変わることはありません。』




クリスマスの最初に 何を選ぼうか 悩みました。


一冊目は
マーガレット W ブラウン 絵
ベニモントレソール 作
ほるぷ出版
『クリスマス・イブ』
 




マーガレットの暖かい優しい文章は 詩的で 心に 響きます。

クリスマスを待つ 子どもたちの気持ちが みごとに 表現されています。



絵は イタリアの舞台美術家 ベニ モントレソール
オレンジ色に黒の線描 黄色を挿し色に しています。
一見 派手に思えるオレンジ色を
 静かで穏やかなイブの夜に 仕立てています。

イブの細やかな心理を
何気ない場面を
ドラマチックに演出している画力は 息を飲みます。



私は、クリスマスの画集として飾っています。




色と言葉の魔力に浸る絵本です。



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先生と同級生 ~クアラルンプールで再会~

2010年11月26日 23時50分12秒 | マレーシアの風景

高校のときからの恩師と 高校の同級生が クアラルンプールに やってきました。

 

15で出会ってから 3〇年。

 

想えば 深いえにしです。

 

珍しいでしょうか。  3〇年続く師弟関係。

 

もしも 希有なことならば 私は 本当に 幸せです。

 

15の夏 クラブの合宿で 3人は ともに クロッキーしたし

20になっても スケッチ旅行したし

そして 半世紀を生きようとする今クアラルンプールを ともに 歩きます。

 

 

 

TTDI市場で 先生と同級生は 「うわ~~~ おもしろい」と あきることなく 市場を歩きました

TTDI市場を こんなに楽しむ人を 私は 知りません。

魚 野菜 果物   すべてに 新しい角度からの感動が ありました。

生活のため 私が通うTTDI ウェットマーケットは 今日は 別の市場に変態しました。

いつも 同じ角度から見るのではなく ちょっと 視点を変えれば そこは 別世界。

1歩 踏み出せるかどうか。  それは 自分の内側にあったのです。

 

 

クアラルンプール州直轄モスク見学

ガイドは 聡明な女性でした。

最初 モスク側に 

今日は 行事が2つあって 一般観光は 無理だと断れましたが 私が 日本から来たので 10分でも 見せてほしいと

頼んだら なんと ガイドさんが きてくださって 丁寧に 案内していただきました。

その案内の方と4人で語り合ううちに ガイドさんは 我々の訪問を 心から 喜んでくださって

モスクで開催の結婚式に入れてくださいました。

ここで 先生と同級生は イスラム建築と イスラム装飾に 大いなるイスラム世界を 体感していました。

ガイドさんは ムスリム 我々は 仏教徒 宗教は 違いますが 話すうちに

「 宗教は 違うけれど 心は 同じ 」

お互いに 解り合えるものを 共有して 充実した時間を過ごしました。

 

 

昼は 屋台 

私は クレイポット老鼠麺  先生は ワンタンミー  同級生は クレイポット チキンライス

そして 酵豆腐     テントの下は アジアの風

 

 

 

午後は 日本人学校での 講義。

目を輝かせる こどもたち。   

私は 3〇年ぶりの 先生の授業。

先生またもや 大感動。

「なんて 純粋なこどもたち。 すごく 勉強になった。 まーしゃありがとう」

こちらこそ ありがとうございました。

この講義が こどもたちの将来に 希望の思い出になりますように

 

 

そして イスラム美術館

こちらでも  ・・・・   そして 閉館すぎても いすわり・・・追い出されました。

 

 

モントキアラの街並に 「うっわ~~~~」

 

 

夜は 海鮮料理店で 「うっわ~~~」

 

 

私が 見慣れた風景が すべて 新しいドレスに 着かえました

 

いつも観るコンドミニアムは 造形芸術になり

 

魚たちは天使になり

 

 

 

私は こうして ありがたいえにしを    新しく着変えたクアラルンプールを

受け取りました。

 

 

3〇年     感無量  です

 

 

 

 

 

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