熱帯ゆるゆる日記

マレーシアでの期間限定生活日記。
2008年駐在開始、そして2011年 本帰国しました。

遺跡の野を駈ける子を見て

2010年02月20日 12時15分52秒 | カンボジア
カンボジアの遺跡は 広大で その遺跡群の周囲は
バライ(池)があり 木々が茂り 虫が鳴く



そこを 息子たちは 歩き 虫をみつけ 蛙を捕る。



遺跡の石にむしゃぶりつき 登り 歓声を挙げる。



私の子育ては 野や山で 子を 放つことでした。
そのために 家事を昼寝の間に片づけ 日がな1日
野山 公園で 過したのです。


あの時間は 雑事と会社で埋め尽くされていた生活から
「太陽との生活」に 引き戻された船でした。


子を授かって 私は なんのスタート地点なのか
どこか綾糸 1本 ちがう織り筋に 横飛び ワープしたのです。



子は 自然の中で学ぶ 
子は からだを動かすことで成長する
子は 多くの子との触れあいで 育つ

そう信じていたのです。


仕事で奔走していたころには 考えられない
なにもない野原で ただ お日様と風がめぐるなかで
子が 日々 変わっていくのが
新鮮で 喜びで 大いなる出会いだと 感じていました。



カンボジア アンコールワット シェムリアップに
あのころのむすこたちが いました。


マレーシアにきて むすこたちは
 近代的 豪華な コンドミニアムの籠に 閉じ込められ
走ることさえ ままならないのです。




私の頭には むすこの進学問題が あらわれ
何年か先の学校のことに 逡巡して
ばくぜんとした 不安を 抱え込んでいます。
 
私は また 綾糸 1本 横に飛んだようです。

学校  学力 進学
私は むすこたちの教育を アンコールワット 
プノンバケンの山の上から 望む王の気持ちに ならなければ
きっと 道に迷うような 気がしてきました。




カンボジアで 私は また もとの綾糸へ
もどろうと 
もどりなさいと
クメールのバラモン(僧)に ささやかれた気がするのです。



本当の生きる力



これから 思春期に入る息子の心を まっすぐ学ぶほうへ
道を 踏み誤らないように。



子を授かり 子から学んだあの日々を
私は 忘れてはならないのです。



息子は もう 大きい
私が 強いてできるものでは ありません
彼の心が 希望に満ちた進学に のぞむよう 私のするべきことは 
アンコール遺跡のなかで 垣間見えた気がします。 .



クメールの智が 見えない言葉で 包んでいる




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ところで バンクーバー

2010年02月20日 01時00分16秒 | 本帰国後の徒然草
ところで 描きかけの絵  だの   アンコールワットだの
   日記で 目が回っている場合でしょうか。



バンクーバー オリンピック やってるでしょ








私のテレビの見方が  いけないのか
    それとも これが  マレーシア駐在妻の 正常なテレビ観賞なのか





私は バンクーバー五輪  見ていない。




普段から スポーツ結果は NHKワールドプレミアムでは
「放送権」の問題から 放送はなかったのです





NHKのお知らせ番組では 海外NHKワールドプレミアムでも
五輪放送をします  との ことであったが





たぶん 限定的に どこかの時間で やっているのでしょうが




私は まったく ヒットしない。





ネットで 番組表を見ることができるんだけど
  それも 後退しつつある脳みそでは 「すぐ 見ることさえ忘れ」てしまい



あああ  今日も バンクーバー 見なかったな
なのです





今日は なんでも フィギア 男子で 高橋さんが 銅メダルとか?
織田さんは 明智光秀の怨念で 靴紐が切れたとか? ほんと?  




見たかったな。




灼熱マレーシア  バンクーバーが 遥か遠い







そもそも 我が家は スキー一家

家族4人で 山頂から 滑るのが 冬のお楽しみ





バンクーバー     




でも NHKしか契約しない  かたくなな我が家です




写真は 2年前の2月の少年
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