熱帯ゆるゆる日記

マレーシアでの期間限定生活日記。
2008年駐在開始、そして2011年 本帰国しました。

出国前のお墓参り

2008年09月19日 23時26分35秒 | 出国前の日本での準備
台風が来るというのに墓参りに行きました。
お彼岸の前に 墓を見ておきたくて、雨の中 走りました。

連休前の五と日(5の倍数日に集金する慣習)で
国道は ひどい渋滞。
解っていながら出たものの、雨足が強く 遠く感じます。
雨のお寺は、人気もなく
両親が 私だけを待っている気がします。
傘を差しつつ 掃除しているうちに 雨は上がり 空が明るくなりました。
外国に引っ越す
家具も電化製品も自転車も…およそ大きな物は置いていきます。
銀行口座 郵便物は、移転できません。
愛車も売ります。
携帯 パソコンプロバイダー 電話 解約します。
もちろん あちらの国で
新たなる機能が始まります。
今まで48年間の生活の
謂わば「句読点」みたいなことかもしれません。
たまりにたまった
身にまとわりついた多くのもの
いるもの いらないもの
たからもの 澱
みえなかったことが みえてくる気がします。
ある意味 淘汰されて
必要なものだけを詰めて
海の向こうに。
私が私を 見つめなおす時
お墓参り
帰り道は、晴れた西の空に向け 国道は 清流のような流れでした。
途中で買い込んだ本を
散らかったダイニングで
熱い紅茶を飲みながら
ゆっくりと 読みました。
 
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渡航前 予防接種

2008年09月18日 23時34分42秒 | 出国前の日本での準備
今朝は 寒い朝   息子たちは 教会学校。
彼の卒園した教会幼稚園の教会。
夏から 用が立て込み 行けていませんでした。
教会学校は、登録や在籍制度ではなく 誰でもいつでも 行くことができます。
とはいえ 遠足・キャンプ・行事があり、毎週行かないと 予定は 解りません。

Boy 「あした教会学校行くからさ」
Mom 「収穫祭りの時期だから、聞かないと時間が違うかもよ」
Boy 「金曜日に牧師先生のとこに聞きに行ったら、いつも通りって」
Mom「幼稚園に行ったの?」
Boy 「夕方やから、ちゃんとピンポンして行った」

そんなに 行きたかったんや

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Boy「熱帯のこととか、先生と話してさ。もっと話したいし」
教会学校は、幼稚園の先生たちが 担当しています。
息子は、卒園してからも ずっと 幼稚園の先生かたに 育まれています。
彼は 彼なりに いろいろ 思いが あるようです。

亡き我が母は、教会幼稚園の先生でした。
息子の幼稚園の宗派と同じです。

昨日は 家族で予防接種と検査。
検査で トラブルがあり、私は 疲れてしまいました。
そして 今度は 左腕が 痛い。
息子たちも 採血検査しましたが、次男の血管が見つからず 一時間格闘しました。
結局 次男だけ採血できず来週 再挑戦。
なんか母として 辛かったです。
まだ 予防接種 続きます
左腕は 予防接種で痛いです。
筋肉注射は 痛いです。
私は 妊娠中4ヶ月点滴したのですが、その時も 血管痛が出る体質で 湿布していました。
薬に よく反応する体質
友人は、「薬に反応するのは健康な証拠だから 良いこと」と 勇気づけてくれました。
あちらで 病気に なりたくないので 頑張ります。
予防接種 高いでしょう。
会社持ちだから いいけど 毎回 3~4万円払っています。
狂犬病が 一番高く 15000円。
実は 日本では根絶していますが、日本以外は 先進国でも 多いそうです。
毎年 十万人がかかり、五万人が死んでいます。
犬だけではなくて 動物すべてが ウィルスを持っていて、噛まれたら すぐ血清を打たないと 100%死ぬらしい。
うちは 道で出会った犬を可愛がる家族なので 危ない(^_^;)
あちらでは、むやみに 動物を抱かないように言われました。
さみしい
予防接種は 回数が多く
嫌です…うちは病院まで近いから まだ いいけど 。
今日は、船便の用意を 始めました。
几帳面なだんなとアバウトな私。
男の人は 家事に疎いから かえって 神経質です。
なんとかなるのに。
今日は寒かったですね。
寄せ鍋しました。
 

 

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稲刈り<庭のバケツ稲>

2008年09月17日 23時27分30秒 | 出国前の日本での準備
先週 コシジカリの稲刈りを決行しました。
5月12日の田植えから ようやくここまで たどり着きました。
皆様の暖かいメッセージに励まされ ご指導いただき
無事 稲刈りです。


稲刈り といっても、 3株ですから あっというまに完了です。

今 軒下で 干しています。
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思えば いろいろなことが ありました。
 
 梅雨の雨では 次男が心配のあまり 傘をさしかけたり
 夏の暑さで 水温が上がったり
 旅行中は ペットボトル潅水
 夏休みの観察日記に四苦八苦

お米作りから たくさんのことを 学びました。
日本人は 縄文の昔から 自然とともに米を作ってきました。
先人達の英知が込められた米は、日本の風土の中で
たぐいまれな植物となりました。

お米がなかったら 今の日本人は なかったと思います。
堅実に 誠実に 計画的に 緻密に 育てる稲。
その稲に感謝し、発達してきた宗教や倫理観。
稲の文化は 日本人の根源だと思います。

私の両親は 商家で、私の縁者に農家は ありません。
今回の稲作は 手探り 勉強の連続でした。
こどもたちは 良い経験をしたと思いますが
それ以上に 私自身 得難い体験だったと思います。

私の好きな神社仏閣 その造型は 「稲文化」が 欠かせません。
なぜ 稲が大切なのかを 身をもって 知りました。

米作りは 慈しみ 繊細な育成が必要です。
その心を どうか むすこたちの中に 育ちますように。
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さて これから 稲穂を米に しなければなりません。
またまた 大騒ぎです。

毎年 手作りの注連縄を作ります。
今年は わらから 自前なので 楽しみです。
12月26日の飛行機で 日本を出国しますので
注連縄は・・・・お守りとして おいて行く事になるでしょう。

イメージ 4

日本晴れは まだ 刈り取っていません。
月末の予定です。
また 夏休みの観察日記 長男は 市の理科展出展に選ばれました。
同じ内容なのに 次男は なぜか落選し
ただ今 落胆中です。
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渡航前予防接種

2008年09月15日 23時30分47秒 | 出国前の日本での準備
長男の 右ふとももに じんましんがでました。
私は 海外渡航の予防接種で 副反応がでて
右腕が 腫れています。
その 腫れかたと おなじ形のじんましんが
長男のふともも内側にできました。
彼は 私を 心配していたのです。
寝てなんかいられません。
しっかりしなくては!
おかあさんは 大丈夫!
こんなことぐらい 平気やで!
反省しました。
と いう   先週の私。
 
 
イメージ 1
 
医師の話では、私の副反応は 珍しいものではないそうです。
体調が悪かったので 出たのでしょう。
任意で受けたので、しかたありません。
長男は 気持ちから 蕁麻疹だと 思います。
次男はアトピーなので 蕁麻疹は 要注意ですが。
長男は 小さいときから このようなタイプです。
あまり さわがず 「なんてことない」かんじで
やり過ごしたいと思います。
ここは ふんばりどころです。
踏ん張るところさえ がんばれば あとは なんとか なるでしょう。
節目で へこたれたら 家族共倒れです。
私は へこたれるわけには いかないのです。
私が生きているのは 家族が あるからです。
みんなで 乗り切る気概をもって がんばります
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渡航前に能楽をみる

2008年09月14日 11時37分42秒 | 出国前の日本での準備
大槻能楽堂に 能を観に行きました。
「こどもと楽しむ能・狂言」という企画で 出し物は「船弁慶」
子連れでは行きにくい能を遠慮なく楽しむことができました。



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「船弁慶」
大物の浜へ 頼朝から逃れてきた義経の話。
弁慶の進言により、恋人の静を都に帰すことにした義経。
静は、涙ながらに別れの舞を舞います。
船出の時、凪いでいた海が にわかに荒れ始め、平家の怨霊が長刀で襲いかかります。
義経は、立ち向かい、弁慶は呪文を唱え 霊を退散させました。

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上演前に、能の説明、謡いの体験、能装束の着付け披露 が、ありました。


体験した謡いは、船弁慶の一説で、怨霊との戦いの場面でした。
呪文に 私の好きな不動明王が出て 嬉しかったです(笑)


能装束着付け披露は、羽衣 でした。
能装束は 美しい。
着付けは、独特で 針と糸で止めるのを 初めて知りました。
いやはや 装束は 芸術です。 魅了されました。



過日みた 文楽・八百屋お七は、心情が理解できなかった少年でしたが、
今回は 楽しめたようです。



静の舞
別れの哀しみが深い

怨霊との戦い
見せ場でした。


大阪城・難波宮の秋でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私は 舞台・芝居が 大好きです。
絵や音楽・・そして舞台芸術。

演じ手と観客の 想念のやり取り
まだ 息子には 届かないところがあるかもしれません。
しかし、芝居で 人生が豊かになることを
     芝居で 生きる力をもらうことを
少しでも 感じてほしいと思います。

近松は 早いかもしれませんが 現代の日本人が忘れている
人の心のひだ  息子達には ぜひ 知ってほしいです。
大切だと 思うのです・・・

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