フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

雪深く不覚

2014-03-12 08:09:11 | Weblog
寒風山にこんなに雪が残っているとは思わなかった。

誰かがラッセルはしてくれているけど道がはっきりわからない。

僕らの粗末な装備では登山はムリと判断して登山口で終了。ピッケルはもちろんのことアイゼンすら持っていないのだから。僕は軽アイゼンを持っていたけど軽アイゼンでもこの雪はムリだと思っていた。愛媛から来た登山者が下りてきたので様子を聞くとずっと雪だからアイゼンがなかったらキツイと思いますよとのことだった。彼は完全装備で僕らがはじめて見るようなウエアから装備だった。それでなくとも俺たちは冬山は素人だからこの雪を見てなす術はなかった。雪山は美しく高知にはすべてがあるんだと思いながら遠くの山の頂を見ていた。

この景色に触れるために僕らは来た。もっと遠く、もっと高くとだけは思わないけど冬山の魅力は僕らに染み付いてきた。「来年は雪に挑もうな」なんて勇ましい話をしながら帰ってきた。「消費税が上がる前にアイゼン買おうな」しみったれた会話が主になったのは言うまでもありませんが・・・・。
コメント
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