フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

木犀の咲くころ

2009-10-13 18:18:51 | Weblog
今年は、木犀が遅いねと思っていたら公園の木犀の木に黄緑の花がついていた。かすかにあの懐かしい匂いがする。やっと咲いたんだと思ってうれしくなった。はじめて、秋の実感がした。家に帰ると家の前にある木犀も花をつけていた。あまりにも身近に合ったので気づかなかっただけかもしれないけど近くによると公園と同じ匂いがした。「秋だね」と見上げると青い空が広がっていた。「天高く馬肥ゆる秋」今では死語に近いこの言葉も空に広がっていった。昨夜、パンプの夕食につきあったら、口を元気に開けて自分が近づけるスプーンを今か今かと待つこと。まるでツバメの子供みたい。ご飯は、お粥、おかずは4品くらいそれにデザートとお茶。全部ゼリー状でできているけどおいしそう。きまりきった食事と時間のせいかパンプは。理想体重に近く健康そう。こういう施設ではノロウイルスによる食中毒が多いと聞いているのでチェックの目で辺りを見回すとあまりひどい食べ方をするものはおらずまずは、合格。けっこう、吐き出したり年寄りはするから大変なんだ。ここでは、スタッフが手際よくやってる。パンプの食事は、家族が面倒を見に行って世話を焼くからまずは、問題ない。こうやって今日のご飯の食べ方とか完食かどうかでパンプの健康を推察して主治医に情報を提供するようにしている。1週間まとめてだけどね。今日は、完食。とノートに書いて帰ってきた。パンプ肥ゆる秋だねと思いながら。そしたら、次の日の朝、木犀が咲いてた。夕方には、黄緑だった花もオレンジ色に輝いていた。
コメント
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