フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

パンプの髪結い

2008-04-16 19:50:24 | Weblog
パンプが夕方、風呂に入ったらしい。帰ってきたら、パジャマに着替えていた。髪を梳いている。勿論櫛ではなくコースターで。「ご飯にしようか」と言っても知らん振り。なんかで髪を止めたいらしく団子にしている。輪ゴムを渡してやるとわかるらしく髪をまとめている。何が分かって何がわからないのか分からない。豚のソテーとトマトサラダ塩結び。デザートにおはぎと作ってあげたけどあまり食べなかった。しばらくするとまたお風呂に入ろうとしたので止めると服を脱いできかない。サリバン先生は、生活のメリハリはキチンとつけなければならないと思うので、パンプの好き勝手にはさせない。引きずり出して、パジャマを着せ布団に転ばすと寝たようだ。この匙加減が大事。何でもなし崩しにしてしまうのは簡単だけどある意味正常者にあわすことが認知症が家族と一緒に暮らせるコツだから。どんだけ看護体制がよくてもどんだけ待遇が良くても施設は施設だからというのが持論。真の安らぎはそこには無い。自分はそう思っている。狭いながらも楽しい我が家でパンプには送ってもらいたいから時には、立ちはだかるときもあるし、放し飼いのときもある。このバランスがボケ老人と暮らすコツかな。
コメント
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