フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

フェンネル氏の食卓2

2006-03-28 21:54:19 | Weblog
あれぇ保存するの忘れてた?せっかく書いたのに。まぁ、いいか。また書こう。フェンネル氏の食卓は、とってもにぎやかです。もちろん、パンプと二人だけの食卓なのですけど
パンプの頭の中にはいつもお客が七人はいるのです。それで、その数だけお料理も、お皿もご飯もスウプも食卓の上に並ぶのです。食事時間になるとどこからとなくパンプがやってきてお皿をテーブルの上に置き始めます。「そこにいたの?ごはんよ」なんていいながら歌でも歌うかのようにお皿とお箸とフォークとスプーンと並べます。テーブルは四人用の古いものですからたちまちいっぱいになります「そこのひと、少し寄ってあげなさい」
と自分で割り振りまでして割とてきぱきと動きます。そこへ、フェンネル氏が今日の料理を運んできて、それぞれの皿に盛り付けていきます。今日のメニューは「おさかな、おさかな」とパンプが騒ぎ立てます。最近何を作ってもまず、「おさかな」というのです。「はい、今日は、おさかなですよ」パンプがセッチングしてフェンネル氏が盛り付けて「さぁたくさん食べて」とパンプがお客様に声かけてからにぎやかな食事がはじまるのです。後片付けは、フェンネル氏が一人でやっています。パンプの集中力は、食後まではもちません。あぁ、ヤレヤレ。

コメント
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