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企業同士の結びつき◆私とマイコミ・東武鉄道とアサヒビール◆

2010-09-02 10:11:36 | 日記
こんにちは。

昨日自宅に届いたマイコミ発行の
ビジネスマン向けフリーペーパーです。

※マイコミ
毎日コミュニケーションズ
学生さんには就活サイトで
おなじみですよね。


マイコミの営業さんから勧められて
定期購読するようになりました。

前職からのつながりもありますし
この関係性が就職活動の
リアルタイム情報元になってます。

仕事のつながりということで
興味深いことを書いてみますね。


◆東武鉄道とアサヒビール

※※

東京都内の某所にあった高級料亭での話である。
一日東武鉄道の根津嘉一郎社長の招きで出かけ
ごちそうになったことがある。

「ビールを、そうアサヒビールを頼む」

「手前どもではキリンしか置いてありませんのですが・・」

「アサヒはないのか、社長帰りましょう!」


そのとき、根津さんが手を上げて制し
「まあキリンでもよかろう」

鶴の一声でその場は収まったが、以後東武の人々は
この料亭を使用することがないと聞いた。

根津とアサヒの関係には深いつながりが歴史的にある。

※※
(邑井操「人望力」PHP文庫1993年より、一部省略)


◆企業同士の結びつきの知識


根津嘉一郎(初代:1860-1940)は根津財閥を立ち上げた
東武鉄道のトップでした。

この財閥関係出身者のなかに「根津の片腕」ともいわれた
アサヒビール初代社長の山本為三郎がいるということが
東武とアサヒビールの歴史的なつながりです。



邑井さんの紹介した逸話はおそらく二代目の根津嘉一郎
(1913-2002)との会席ではないかと思うのですが

こういう企業同士の「歴史的な関係性」を知識として
知っておくと、いろんなことが見えてきますよね。


◆関係性が優先する商取引の世界


社会人で取引先接待を経験している人には
ビールの銘柄の話には「ピン!」とくるかと思います。

歴史的なつながりや、企業株主構成の関係で
「どうしてもその会社を使う」ということは
ありますよね。


そしてまた個人のつながりであっても
「どうしてもその人を使う(頼る)」
ということもあります。


価格や性能で優越が明らかでない場合には
関係性が優先するのが商取引の世界でしょう。

「営業マンは自分を売るのだ」
という格言もここから来ています。


◆勉強しよう、文章力


さて冒頭のCOBSの今月特集は

言葉を磨いて抜きん出る!
最強の文章力。

※※
企画書、営業日報、メモ・・。ビジネス文章のやりとりなしに仕事は進まない。
それぞれの形は違えど、共通して守るべきは「伝わる」こと。
※※
「COBS」8月号より

ビジネスノウハウでもあるのですが
就職活動でも必要なものは「文章力」でしょう。

技術論としての文章表現ということもありますが
就職活動のエントリーシートということでは

「伝える内容のあるものを伝えましょう」


学生の場合は文章技術もさることながら

まずはいろいろな知識(勉強)を蓄えることですよね。
知っていることはすなわち力になります。


◆知識は力


企業同士の関係性を知っていれば、世の中のしくみが見えてきます。
どの企業がどう結びつくか。つまり業界研究や企業研究です。

ここから勉強したことを、さらにブログなどで発信していけば
知識の補強と文章力の勉強にもなります。

ということで私も日々勉強していますよ。

企業同士の関係性。人同士の関係性。
営業マンには必須なんですもの。

ではまた。


追記:
毎日コミュニケーションズ(マイコミ)
「COBS」配布場所

【都営新宿線】 市ヶ谷 九段下 神保町
【都営浅草線】 東銀座 日本橋 新橋
【都営三田線】 日比谷
【都営大江戸線】青山一丁目 新宿 六本木 大門

※時期によっては配布していないようです。
※偶数月の25日頃に無料配布中(2010.9現在)