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就活・進路の悩みには◆リラックマ◆意志として家族する決意

2010-09-07 21:20:39 | 日記
本日から東京ビックサイトで開催の
ギフトショーで撮影しました。
(私はキノコ帽子のキイロイトリを抱えてます)


リラックマブログではないので
ここで話は終わらせません。

午前中のブログで紹介した出光興産の創業者
出光佐三は「愛の家族主義経営」ということを実践した人物です。
そこからいきます。

リラックマとどう結びつくか・・


◆大家族主義の経営者の時代から


出光に象徴される「親子間の愛情に似た雇用関係」というのは
高度経済成長期には

「意識しなくとも自然に存在した、あたりまえの関係」

としてどこの会社にも存在していたとも見えます。


・社員、家族総出の運動会やレクリエーション
・社宅のコミュニケーション
・終身雇用による会社と生活の一体化


会社=社員の生活のすべて
(人生設計のメイン)

ということを誰も疑わない時代がありました。
平和な時代、安定した経済成長の時代ならば良かった。


◆不況の時代には「意識しなければ崩壊する家族主義」


バブル崩壊後から現在まで、多くの会社で経費削減、とりわけ
人件費・福利厚生費用の圧縮から

会社=社員の生活の一部
(人生設計の不安定要因)

という形に社会構造が変化していきました。
会社と社員が「自然に家族であること」を許されなくなったのです。


そこに安易な成果主義が入り込んだ結果、多くの犠牲者が発生しました。

・うつ
・ノイローゼ
・リストラの不安
・転職の不安

これらの社会現象が限界を超えようとしているので
多くの企業はHRM(ヒューマンリソースマネジメント)の領域で
「ワークライフバランスの導入」や「メンタルヘルスケア」の対策を
打ち出してきてますがまだまだ不十分な状態です。

今、会社において必要なことは
「家族的なつながりを改めて意識すること」なのかもしれません。


◆教育界の提言とのつながりも


「家族的なつながりを改めて意識すること」というのは
社会人の領域に限らず、家庭内教育でも一番のネックです。

※※※

家族の助けあいをほぼ無用のものにしたのは機械文明であった。
わずかに残された家族をめぐる雑用と、スイッチを押す手間とを比べてみたら
スイッチを押す手間のほうがはるかに楽である。


家族は今や実質的には何の役にもたたないグループである。
ただ、しかし、犯罪者、とりわけ少年犯罪の家庭のほとんどが
機能不全の家庭から生まれていることはほとんど実証されているといってよい。


機械文明が家族労働の多くにとってかわった今
家族であることの意志が求められている。

※※
西澤潤一編著「新教育基本法6つの提言」
小学館文庫より~木村治美氏の提言


家族は、ほっておいてはバラバラになってしまうもの。

強い意志で、お互いに自分から
「家族であることを意識して」
「積極的にかかわりあいを持とう」

そういう決意、愛情表現こそが
今こそ必要な時代ということです。
家族でも、会社でも、社会全体にいえることなのかもしれません。


◆意識して、家族的な連帯・絆を絶やさぬよう


冒頭の写真は私がキイロイトリを抱え、
リラックマとコリラックマが両脇にいて

強い連帯・絆の「リラックマ家族」の象徴にも
見えてきませんか?


個人でも組織でも
単なるデモンストレーションに終わらせず
我々に今必要なものは


「家族する意志」と
「家族であることを守る強い決意」
「他者への深い愛情」


であろうと信じています。


リラックマ就活ポインターでした。
ではまた。




◆1500人を守り抜いた出光興産◆出光佐三の経営者『愛』だ!

2010-09-07 07:12:14 | 日記
こんにちは

昨日は内定取消しをテーマにしました。

従業員の解雇と同じように、内定取消しを判断する会社は
経営者の本質・力量が『その程度か・・』と思うのです。


新卒の就活生も、既卒でリストラの悲哀を
体験した人も、企業と社員の「あるべき姿」
という事を一緒に考えてみたいと思います。


出光興産の創業者、出光佐三(1885- 1981)のエピソードを
覚えておくとかならず役にたちます。


◆子を捨てる親があるか


出光佐三は経営者として人員整理に絶対反対を貫く
気骨にあふれた人でした。


※※※

だが出光は首を横に振った。
「何が人員整理、何が経営合理化。いやな言葉だ」


「わが社は一人の退職者も出さぬ」

「それでは会社はやっていけますまい」

顔色を変える重役たちに声を励まし


「どんなことがあっても首は切らぬ。」

※※※
邑井操「人望力」PHP文庫より


昭和20年の敗戦で、海外から引き上げてきた出光興産
の社員は1500名いました。

敗戦の混乱で国は疲弊し、会社も経営が厳しい。

特に石油統制によってメインの仕事もままならない。
社員を大量に整理しなくてはならない緊急事態でした。


出光が語ったといわれる内容です。
(再び邑井操「人望力」PHP文庫より引用紹介)

※※※

家計が苦しいからといって、子を捨てる親があるか。
あれば鬼だ。

苦しいからこそ子をかばうのが親ではないか。



自分の食うものを減らしても子に与えてこそ親ではないか。

断じて整理などしない。出光の財産は社員にある。
出光の宝は人材にある。


人さえいれば再建は必ず成る。敗戦ぐらいで肝をつぶすな。

※※※

このセリフはそのまま
出光=自分たちの会社と読み替えて
語り継いで欲しいと思うのです。



◆ここに実例があるのだ。


『経営上の判断として内定取り消し・解雇は必要なものだ』
と本当に、すっぱり言い切れるものだろうか?


そうでもあるまい。


私は出光興産の出光佐三の実例をあげて
静かに反論してみたいと思います。


リストラをせず会社を再生させた経営者も確かにいたのだ。

就活で自分が目指す会社や
また転職しようとしている会社に
はたして出光佐三のごとき経営者がいるかどうか。


きちんと調べてみよう。


ではまた