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湊かなえ「告白」から◆無門関の第一則「仏に会っては仏を・・」

2010-05-31 10:46:05 | 日記
こんにちは。

湊かなえサンのベストセラー小説「告白」が
6月5日に映画化公開されます。

小説のフレーズからインスパイアで今週もいきます。
(小説のネタばれ、はいたしません)


◆小説の印象的なフレーズから


あなたの愛する世界に、
あなたと愛するママしか存在しないのなら、ママを殺しなさい。

それができない臆病者が、
いつまでもえらそうなことを言いながら好き勝手にすることは、
これ以上許しません。


湊かなえ「告白」より


目に留まったフレーズです。

小説のネタバレ内容にならないよう、誰のセリフかは伏せます。

このフレーズの白眉は
『あなたのママを殺しなさい、それができない臆病者・・』
という表現です。

この表現には禅宗の教えが反映されている、と私は読み取っています。
湊かなえさん、いかがでしょうか?


◆無門関の第一則『仏に会っては仏を殺し・・』


禅で有名な無門和尚の教え(無門関)に
『仏に会っては仏を殺し、師に会っては師を殺せ』
という言葉があります。

禅の修業における気概をあらわす言葉です。

判断すべき時には判断をし、決断すべきときには決断せよ。
その気概は、たとえ己の尊敬する師や仏に出会っても
殺さなければならないほどの決意なのである。


自分が絶対に大切だと思う親や子、尊敬する師や神・仏 に対して
その『絶対だと思う固定観念』を崩す勇気こそ
気概であり、判断・決断の要となるものだ。


◆小説家のインスピレーション


1月8日ブログで紹介したカナダ女性作家セーラ・シアード
(Sarah Sheard 1953~)の小説にも、禅僧の言葉として紹介されています。

仏陀を殺しなさい!禅僧のショホクは、座禅の最中にそう叫んだ。
仏陀があなたの修行の妨げになるなら、生身の人間ではなく、観念になったのなら。

TBSブリタニカ「私とアキラと日本と」伊藤和子訳 1995年(絶版)

「告白」で使われている印象的なフレーズ
「ママを殺しなさい。それができない臆病者」は

あなたとママの2人しかいないという
内面世界の人間関係から
勇気をもって自分から2人の関係を断ち切りなさい。
(「ママを殺しなさい」という表現で)
それができないのは臆病者だ

ということでしょう。

ママ(母)と子という関係性は、禅僧であれば仏であり師でもあります。
仏や師をも殺すほどの決意の厳しさこそ禅の真髄なのかもしれません。


◆決断をする人間関係の厳しさこそ


仕事や生活では、人間関係からくる悩みも多いものでしょう。
他人と自分との距離のとり方から来ていることもあります。

例)
他人から嫌われるのがいやなので、頼まれごとを断れない。
彼(彼女)から嫌われるのが嫌なので・・
会社の人から仲間はずれにされるのが嫌なので・・

ケースバイケースではあるのですが

「自分とママだけ」という濃密な人間関係に、
今の自分がいるのであれば思い切って「ママを殺しなさい」

それは禅の教え「仏を殺せ」

勇気を持って、決然として
『(自分の心の)観念の中で』「ママを殺しなさい」


湊かなえ「告白」が、三島由紀夫「仮面の告白」に並ぶ
深い小説となって読み継がれるのかどうかは不明ですが

現代社会の人間関係を考えるヒントになるようですね。


もうすぐ6月。それでは今週もよろしく!


金のネコで幸運を!◆PHP◆繁栄によって平和と幸福を!

2010-05-28 16:02:06 | 日記
先週、商店街のイベントで撮影しました。
わが街のキャラクター「タマオ」です。

金色のネコ。
それだけで何か幸運が呼び込めそうですね。

週末はこれでインスパイアです。


◆左手をあげる理由


本業でお世話になっている<まねきねこダック>も
ネコの一種です。
(アヒルとネコの合体したもの)

日本では古くから
「招きネコ」が商売繁盛のキャラクターとして
有名です。挙げる手の位置によって

・右手は金運をまねく
・左手は幸運をまねく

という説があります。


♪まねきねこダック♪が左手を挙げているのはこの理由によります。

もし右手を挙げていたら
保険契約者から「お金を頂きます」
という露骨なニュアンスになってしまうようです。


したがって♪まねきねこダック♪は
絶対に左手を挙げるのです。

幸運=健康運ということで
♪まねきねこダック♪は
健康を招くものという訳です。



◆右は金運、左は幸運(健康運)


招き猫の招くものは左右で分かれているようです。

普通なら両方とも招いて欲しい訳ですが
まずどちらか片方しか招けないというのは
意味が深いものかも知れません。


金運と幸運(健康運)は
両立が難しいものなのでしょうか。


◆PHPの原理から


松下幸之助さんが設立した有名なPHPは
Peace and Happiness through Prosperity
繁栄によって平和と幸福を という英語の頭文字をとったものです。


評論家の渡部昇一さんがこのPHPについて

松下幸之助の偉大なところは
平和と幸福の追求に
「繁栄によって」という文言を加えたところにある。

とどこかで書いていたように記憶しています。


平和と幸福の追求は世界中で普遍的に求められてきた。
しかし現代はその基礎に「繁栄すること」が必要なのだ。




繁栄することをストレートに理解するなら

働くことで経済的な利益を得ること
→その利益とは
→お金を儲けること
という解釈もできます。


◆招き猫の招く幸運の条件


働いてお金を儲けるということを目的にしてしまうと
ただの守銭奴になります。
儲けることは繁栄の手段であって

繁栄するところから
平和と幸福を追求してゆくことがよろしい。

PHPは
このような考え方ではないかと私は理解しています。


金運・商売繁盛を招き猫に願うのもよろしいですが
さて、左右のどちらを最初に願うべきでしょうか?
これはどちらでもいいでしょう。

バランスが重要だと思います。
お金を軽蔑してはいけないし、お金を絶対視しても無理です。


◆価値観をしっかりと


お金についての価値観は、勤労観とセットで
しっかり勉強しなきゃなと思います。
キャリアプランの要ですよ。

収入とは何か。儲けとは何か。
リスクとリターンはどうか。

金融市場で為替やレートはどんどん変わります。
いろんな意味で金融知識を身につけましょう。


金のネコが幸運をもたらしますように♪
よい週末をお過ごしください。


ツイッターなう。そのつぶやきは10倍の感染力?◆注意しよう

2010-05-27 11:45:19 | 日記
こんにちは。
先月の末にTwitter登録をしてから
少しづつフォローが増えてきました。

mixiとあわせてTwitter経由でも来場者が
増えてきましたので整理を兼ねて書いてみます。


◆竹村健一さんの予言から


2000年頃に出版された本の流行テーマは
「21世紀の予測」でした。

インターネットが世界を変える
ということは、いろいろな人が書いていました。

その中で秀逸だと思ったのが竹村健一さんの予測です。
私の記憶に残っている趣旨です。


インターネットが世界を変えるということは
どういうことかといったら

人は「他人との細かな違い」を気にするようになるのだ。

◆寂しさが増すもの?


インターネットで世界中の人とつながるようになれば
無数の人間が発信する情報の中から
なんとしてでも自分を見つけてもらおうとして

どんなわずかな違いであっても
他人と異なる自分というものを
意識せざるおえなくなってくる。

リアルな人間関係では気にならない
「細かい」違いまで無意識に感じ取るだろう。


そうなると
インターネットが人々の心を繊細にするので
「さびしい人間」
がますます増えてくるのではないだろうか?


◆つぶやきを聞いてもらいたい心理


「つぶやきを聞いてもらえて嬉しい」
という満足感では埋められないことが
次の段階に出てくると思います。




Twitterはもしかしたら
人々の「さびしさ」を加速するもの
なのかもしれないと思っています。


昨日私がブログで考えた、お金や薬と同様に
Twitterも使い方を間違えてしまえば

「さびしさ」の加速=「不安ウィルス」
の拡散に注意が必要ですね。



◆美術教師のつぶやきから


私の父親は美術教師でした。
美術教育ということで、絶対にゆずらなかった持論があります。


美術的な感性というものは美的なものを見せることから
養われる。

醜悪なものを見せて
「この反対が美的なものであるから想像せよ」
といっても絶対に美的な感性は育たない。

特に「物事を比較してそこから類推する」
という論理的な力が育つ以前の子どもには
俗悪なものを見せてしまうことは危険なのだ。


竹村健一さんの予測でいえば
インターネットが発達すると
「こころが繊細な人」が大量に発生するようです。

ある意味で、子ども以上に成人のほうが
「こころが繊細な人」になっていくのでは、と思います。

そう考えていくと
インターネット上の「俗悪なもの」は人間から
美的な感性を失わせてしまう危険性があります。


◆感じやすい人々への影響力


学歴・職歴・国籍・性別を問わず、インターネット上では
人間の心が少なくとも10倍は「感じやすく」なっていく
ものなのかもしれません。

実際の生活で「つぶやく」よりも10倍の威力があるのが
Twitterの「つぶやき」なのだとしたら
そのことは常に意識しておくべきでしょうね。


できるだけ世の中には良い影響力を発信したいものです。

ではまた


湿疹の痒み止めアレロック錠の副作用◆眠気を催すものから

2010-05-26 16:27:29 | 日記
※5月19日ブログの結果報告になります。

先週、急に湿疹ができてヒフ科に通うことになりました。
ストレス性であろうという事ですが、念のためアレルギー反応を
検査するパッチテストの最終判定が本日出ました。

私のヒフは
・インジウム
・コバルト
に反応が出たようです。

ここからインスパイアで書いてみます。


◆金属と人体


インジウムといえば主に歯科用の金属で使われています。
(金、銀、白金、錫、鉄、マンガン、イリジウム、パラジウムなども)

コバルトは塗料(エナメル・ラッカー)、顔料、染料(青色系)などに
使われていますね。


人間の人体と、これら金属との接点を日常生活から
まったく無縁にすることは難しいと思います。


良くも悪くも、金属と共に生活していかなければいけないのが
文明を享受する人間の性のようにも思えてきました。


◆薬と人体


さて、ヒフ科で痒み止めの薬として処方してもらったのが
「アレロック」という錠剤です。

アレロックには、痒みを引き起こすヒスタミンを抑える力があるので
痒み止めになるらしいのです。
(花粉症でも使われている代表的なものみたいです)

アレロックには副作用として
「眠気を催す」という注意書きがありました。


ヒスタミンという成分はそもそも眠気を抑える働きもあります。
そのヒスタミンを抑える薬を使うことで
「眠気を催す」ことになるようです。

そこで人体にとっては

痒み止めの薬=眠気を催す薬

でもあるようですね。


◆薬は正しい使い方こそ


薬の使い方、ということで思い出すのがニトログリセリンです。
狭心症の薬であると同時に、
少しの衝撃でも爆発してしまうという
ダイナマイトの原料だったと思います。

本来の使い道からズレてしまうと取り扱いに注意が必要な薬です。


同じ原料・材料なのに、使い方で薬にも毒にもなる。
逆に本来は毒薬なのに、使い方で薬になるものもあります。


良くも悪くも薬とはそういうものなのかも知れません。


◆金属と薬の共通点


さて、金属というのは金・銀・銅という序列に象徴されるように
人間の社会にとっては価値の基準にも使われています。

貨幣の材料でもあります。

貨幣に象徴されるお金というものも、薬の成分と同じように
使い方によって薬にもなり毒にもなるものですよね。


痒み止めのアレロック錠を眺めながら、このような思考を
リアルに積み重ねているこのごろです。


◆薬とともに服用してみてください


薬には常用と頓服があります。

頓服は症状によって適時に服用をオススメするものでしょう。
私のブログは頓服がオススメかもしれません。

常用するには1回の容量(内容)が多いですから注意しましょう。

眠気を催すアレロックの副作用よりも
一瞬で爆発するニトログリセリンの力があるかも


ではまた


就活は情報戦なんだって◆読売新聞「就活ON」から◆発信せよ

2010-05-25 09:52:59 | 日記
こんにちは。

読売新聞(朝刊)毎週火曜日に連載中の
「就活ON」をスクラップしています。

原田デスク(読売新聞人事部次長)の本日のコラムにインスパイアです。


旅行が好きだから旅行会社、お菓子が好きだから菓子メーカーといった
単純で視野の狭い発想から抜け出して深い志望理由が語れるようにしよう。
そのためには情報感度を高めておく必要がある。

「就活は情報戦」


と書かれていました。


◆昨日のブログコメントから

昨日書いた公認会計士試験についてちょうどコメントいただいた
うきゃさん からの情報では
日本公認会計士協会が公認会計士試験を「予備試験」「公認会計士試験」の2段階方式にするよう求める提言を発表したようです。

このように将来的に試験制度が変わる可能性がある。

という情報があるのなら、資格取得であれば

・現行制度のうちに取得してしまう。
・制度変更を睨んで戦略を立て直す。

など長期戦略が必要になってきますよね。


就活ONの原田デスクのコラムでは情報収集の手段として「新聞を読もう」
となっています。

(さすがに読売新聞の宣伝のようにも思えてしまうので)

私は広い意味で「メディア・リテラシー(情報の読み書き)」という部分に
注目したいと思います。


◆メディア・リテラシーその1(まず情報の読み)


マスコミの報道発表が客観的なものかどうかは
よくよく注意しないとわからないものです。

情報元の新聞社や出版社の社名を見たら、記事の傾向性がありますよね。
そうなると複数の新聞を読み比べないとわからなくなります。
またインターネットの情報とも比べてみないといけなくなります。

情報は複数で比較してみるといいですね。
一つの情報だけで判断をするのは視野が狭くなります。


◆メディア・リテラシーその2(情報の発信)


4年前に就活で大手企業に入社して、今ではすっかりベテランの
女性営業さんに先日会って、
「就活の時にエントリーシート書くの大変だったでしょ?」
と聞いたら

「ああ、楽勝。ワイン飲みながら書いてました

「ブログ書きまくったり、携帯小説書いていたりしていましたから


彼女はかなり個性的なキャラなので、そのまま真似はできませんが。

彼女の就活成功ポイントは

♪ブログなどで情報発信ができる「文章表現能力」がもともと高かった♪

ということです。
情報発信能力のベースにはネタが豊富でないと高まりません。
彼女の強みは強烈な「世の中への興味や好奇心」が情報収集のベース
ということですね。


◆情報発信の力を高めよう。


昨年10月~11月に全国大学生活協同組合連合会が調査した学生生活実態調査では
ブログなどで自分のことを情報発信する大学生は

・よく発信する12.7%
・まあする  17.3%

30.0%が情報発信しているという結果が出てました。

就職活動の内定実績とブログでの情報発信力との相関関係については
まだ私も調査中です。(リサーチはされているかも知れません)

ここからは私の見方になりますが、上段で紹介した彼女の話と
クロスオーバーさせた直感から

◆情報発信能力の高い人は、それだけ就活内定ポイントは高い◆

と言い切ってもいいかと思います。


キャリア教育の一環で「メディア・リテラシー」という科目を
設置している大学も多くなりました。

来年度から全国の大学で必須義務化される「キャリア教育」の流れも
ありますので、今後はもっと情報収集・情報発信の力を学生も社会人も
身につけていくのがトレンドになっていくものと思います


私もがんばって週休2日でオリジナル情報を発信したいと思います。
ではまたー