薩摩芋郎 STORY

100の議論より100円の寄付。
人生は100の苦しみ1回の喜び。
SHOCHU IS MY LIFE

タニーヤン・ネパール放浪ダイアリーズ9<そしてポカラへ>

2005-09-13 | Weblog
1995年3月31日、快晴
あんだけ地酒を呑んだのに不思議と二日酔いもなく朝6時にすっきり目覚めた。
今日は第2の目的地「ポカラ」へ向かう日だ。AIRまで時間があったのでMr.Suddに
教えてもらってた、あまり観光地化されてない地元の寺院、通称「モンキーテンプル」
に徒歩で向かう。あたりが徐々に明るくなり始め、振り返ると朝日が昇ってきた。
横たわる菩薩のような山々の背後から後光を放つようにでかい太陽が顔を出す。
カトマンドゥの町並みがキラキラ宝石の様に美しく煌めく。横の小猿と一緒に拝む。
30分程で文字通りお猿さんが多い大分の高崎山みたいなテンプルに着く。
本寺院までの急な階段には物乞いも猿の次に多い。寺院で祈りお布施し、若い修行僧と
世間話した後ホテルに戻りトレッキングの準備をしてタクシーで空港に向かった。
国内線の待合室で急に便意をモヨオしトイレに駆け込む。
「臭い・・」鼻をつまみ大の扉を押す。
「臭い・・うえっ」(あのときの情景を思い出すだけで焼酎まで不味くなる。)
便器は糞のてんこ盛りである。足の踏み場もない程内部は糞まみれである。
鼻と腹を押さえ外にダッシュで飛び出す。吐きそうになる。というか吐いた。
目まで悪臭で痛くなる。目はショボショボ、鼻は曲がる、腹は痛い、靴は臭い。
最悪のコンデションで2時間遅れで到着した30人乗りのオンボロ機
『AIRヒマーラヤ』に搭乗した。

*テンプルにて「命の灯」にひたすら祈る