女は強し

過日、深夜ひとり泥酔しながら、ふと女が関係する漢字の記憶を辿った。
途中、面倒になってググったりした、、気がする。翌朝、そのメモをみたのだが
象形文字になっていて解読に時間を要した。。。要（かなめ）もそうか、、
腰は要だもんなあ。ここんとここの寒さが腰に堪えるなあ。

＜ネガティブ篇＞
嫌、嫉妬、媚、怒

＜ポジティブ篇＞
威風堂々、好、始、嬉、姿、娯楽、案、安、努力

かたや、男は・・・
これがなかなか思いつかない。。

虜（捕虜・・・）
くらいだ。。
夫にいたっては

失う。。。か。トホホ

では、妻は・・・

凄い。。か、、


その夜、拙者が泥酔する前、来られた女性が直近、大病を患い手術したと
窓の外は雪なのに、涼しい顔でロックを呑み和やかに語っていた。

「やはり女は強いな。それに比べ俺は。。」
と話を訊きながらココロで呟いた。

1.17献杯の夜

やすらかに
合掌


22年前から焼酎を呑んでもおいしいと思わない誕生日の夜なのです。

できた、、できる？後輩

「お疲れのようですねえ。スヤスヤとまあ気持ち良さそうに。。」
「ええ、年始挨拶が続いて新年会もハシゴでしたので。」
いつも電話してから来店する律儀な男が横に眠る先輩を横目でみながら応えた。
「・・・そろそろ起こさないと明日も早いと聞いてるしなあ。
　先輩！先輩！帰りますよ！」
先輩の肩を優しくさすりながら起こしにかかった。
むにゃむにゃと先輩は寝ぼけながら私に云った。
「おおっいかんいかん、、勘定は？いくらです？」
「もう終わってますよ。。先輩が払いましたよ。ごちそうさまでした。」
「そうか、、、そうか。。」
と先輩はヨロヨロ立ち上がりテーブル席に無造作に脱ぎ捨ててあったコートを羽織った。
「ではマスター、今年もよろしくお願いしまーーーす。」
といいつつ、先輩の肩をささえながら後輩君はバーを後にした。


「さすがやね。漢（おとこ）やね。」
私はカウンターを片付けたあと、ひとり焼酎を啜りながら呟いた。

「マスターもよかったら一杯呑んでください。あと勘定はこれから抜いといてください。」
と、先輩が眠りについてすぐ、後輩君は私に自分のサイフごと渡し計算を済まして
いたのでござった。